地震対策グッズを導入している都内の公立図書館リスト
都内の公立図書館のうち、書棚に滑り止めマット、落下抑制テープ、地震感知バーなど、地震対策グッズを設置している図書館をリストアップしました。
日本は地震が多く、本が詰まった棚がずらりと並ぶ図書館はもちろん、家庭の本棚にも地震対策が必要です。図書館やご家庭でどのような対策をしたらいいかの判断材料として、実際に使われている様子を確認できるようなリストがあれば有益だろうと思い、リストを作ってみました。
以下のリストは、私が図書館巡りの中で見つけた結果をまとめたものであり、私が見逃している可能性もあります。また、低い本棚が一面に並ぶ北区立中央図書館の元赤レンガ倉庫エリアのように、グッズ使用ではない方法で地震対策を行っている図書館もあり、グッズを使用していない=地震対策をしていない ということではありません。それらに留意してこのリストをお役立ていただければと思います。
足立区
- 私が直近で行った時点で地震対策グッズはなし
- 未確認
荒川区
- 私が直近で行った時点で地震対策グッズはなし
- 未確認
板橋区
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中央図書館
一般書架の最上段に、地震対策用の滑り止めシート(キハラ株式会社「安全安心シート」)を設置2025/10/13に現地訪問にて確認
- 未確認
江戸川区
- 私が直近で行った時点で地震対策グッズはなし
- 未確認
大田区
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六郷図書館
2階一般書架の棚の最上段に、感震式書籍落下防止装置(日本ファイリング「ブックキーパーII」)を設置2018/12/28に確認
- 私が直近で行った時点で地震対策グッズはなし
- 未確認
葛飾区
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中央図書館
2025年10月1日から12月30日まで改修工事のため休館中。窓口業務のみ行っています。書架奥にある叢書・全集の棚の上から2,3番目の段に、地震対策用の滑り止めシート(キハラ株式会社「安全安心シート」)を設置(一番上の段には本が置いてない。また、この棚以外は高さ140cm程度)
- 私が直近で行った時点で地震対策グッズはなし
- 未確認
北区
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神谷図書館
一般書架の壁から離れている棚の一部(入口から遠い列)の最上段の手前に、落下抑制テープ(おそらく3M「落下抑制テープ」)を貼付
- 私が直近で行った時点で地震対策グッズはなし
- 未確認
江東区
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こどもプラザ図書館
3階の4段以上ある棚の一番上の段に、感震式書籍落下防止装置(日本ファイリング「ブックキーパーII」)を設置2024/08/22に現地訪問にて確認
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東雲図書館
一般書架の高い棚の最上段に、感震式書籍落下防止装置(日本ファイリング「ブックキーパーII」)を設置2024/06/07に現地訪問にて確認
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砂町図書館
一般書架の最上段と上から2段目に、感震式書籍落下防止装置(日本ファイリング「ブックキーパーII」)を設置2023/06/18に現地訪問にて確認
- 私が直近で行った時点で地震対策グッズはなし
- 未確認
品川区
- 私が直近で行った時点で地震対策グッズはなし
- 未確認
渋谷区
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笹塚図書館
書棚の最上段、または、上2段に感震式書籍落下防止装置(日本ファイリング「ブックキーパーII」)を設置
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西原図書館
書棚の上段に地震対策用の滑り止めシート(キハラ株式会社「安全安心シート」)を設置2015/08/21に確認
- 私が直近で行った時点で地震対策グッズはなし
新宿区
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大久保図書館
書棚の最上段に感震式書籍落下防止装置(日本ファイリング「ブックキーパーII」)を設置2025/10/26に現地訪問にて確認
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北新宿図書館
書棚の最上段に感震式書籍落下防止装置(日本ファイリング「ブックキーパーII」)を設置
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男女共同参画推進センター(ウィズ新宿)図書資料室
2階書架手前側の高い書棚の上半分ほどの段に地震対策用の滑り止めシート(キハラ株式会社「安全安心シート」)を設置
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西落合図書館
書棚の最上段と二段目に感震式書籍落下防止装置(日本ファイリング「ブックキーパーII」)を設置
- 私が直近で行った時点で地震対策グッズはなし
- 未確認
杉並区
- 私が直近で行った時点で地震対策グッズはなし
- 未確認
墨田区
- 私が直近で行った時点で地震対策グッズはなし
- 未確認
世田谷区
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喜多見図書室
書棚の最上段に感震式書籍落下防止装置(日本ファイリング「ブックキーパーII」)を設置
- 私が直近で行った時点で地震対策グッズはなし
- 未確認
台東区
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中央図書館谷中分室
本棚の上の数段に、感震式書籍落下防止装置(日本ファイリング「ブックキーパーII」)を設置2015/04/02に確認
- 私が直近で行った時点で地震対策グッズはなし
- 未確認
中央区
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日本橋図書館
7階一般書架の棚は、下2段目より上の段にキハラ株式会社の安全安心テープが貼ってある。壁から離れている棚はもちろん、壁沿いの棚にも貼ってある。2017/06/27に確認
- 私が直近で行った時点で地震対策グッズはなし
- 未確認
千代田区
- 私が直近で行った時点で地震対策グッズはなし
- 未確認
豊島区
- 私が直近で行った時点で地震対策グッズはなし
- 未確認
中野区
- 私が直近で行った時点で地震対策グッズはなし
- 未確認
練馬区
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南田中図書館
一般書架の背の高い書棚の最上段に、滑り止めゴムマット(メーカー不明)を設置
- 私が直近で行った時点で地震対策グッズはなし
- 未確認
文京区
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真砂中央図書館
館内の書架のうち、壁沿いでない棚の全てで減震書架(キハラ株式会社「グラッパ」)を使用2016/12/11に確認
- 私が直近で行った時点で地震対策グッズはなし
- 未確認
港区
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麻布図書館
4階書架の各棚の一番上の段の手前側に滑り止めテープが貼ってある(3階の書架も高さは同じくらいだがそちらには貼っていない)2024/08/08に現地訪問にて確認
- 私が直近で行った時点で地震対策グッズはなし
- 未確認
目黒区
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大橋図書館
書棚の上から二番目の段の手前に、落下抑制テープ(おそらく3M「落下抑制テープ」)を貼付。注:一番上の段には本を置いていないので、二段目が本が並ぶ一番高い段
- 私が直近で行った時点で地震対策グッズはなし
地震対策グッズの有効性は実際に大きい地震の瞬間に図書館に居合わせないと確認できず、私自身はそのような経験がないのでわかりません。私が聞いた限りでは、地震を感知して自動的にバーが上がる仕組みの「ブックキーパーII」を導入している図書館で大きめの地震がきたときに確かに揺れを感知してバーが上がったそうです。
ただ、落下しないよう本を棚にとどめようとすることが、棚自体を倒す力として働いてしまう可能性もあるという議論もあります。今後の研究に期待するとともに、私たち利用者にも、地震を感じたら速やかに書棚から離れるなど、危険への意識が必要だと思います。
そして、地震の際の効果とともに、普段の使い勝手も気になるところです。その点はぜひ上のリストを参考にしてぜひ確認してみてください。「安全安心シート」と「落下抑制テープ」のような棚板に滑り止めを施すタイプのものは、利用者として1,2冊の本を棚から取り出すかぎりは特に不便さはありません。が、書架整理を行う図書館職員さんにとってはどうなのか。ちょっとしたコツが必要だったりするかもしれません。
また、バーが上がってくる仕組みの「ブックキーパーII」は、本棚に挿されている棚見出しでバーがひっかかることがあっては、意味がない。例えば、新宿区西落合図書館では、バー部分をくりぬいた棚見出しを作っています。これらの図書館に行けば、そういった導入にともなっての工夫も見ることができます。
地震対策に関する情報が増え、各メーカーさんにもいい意味の開発競争をしていただくことで、私たちの普段の暮らしが地震に強いものになることを願います。