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港区立麻布図書館

港区立麻布図書館 訪問記

last visit:2024/08/08

港区立麻布図書館は、2014年7月1日にリニューアル開館した図書館です。建物外壁が緑化されているほか、机・椅子をはじめとした備品に国産杉を使っているのが特徴です。既に数度行っているのですが、訪問記を執筆する時間が確保できず、今に至っています。もうリニューアルから10年以上経っていますが、「木のぬくもりも感じられる素敵な図書館」というイメージはそのまま。いつか時間をとって訪問記を書こうと思っていますが、とりあえずリスト形式で訪問した記録を掲載しておきます。

  • 児童エリアは、中央の絨毯コーナーを中心にした同心円状に木製の書架が並ぶ内装が居心地のよさを作っている。そして、本の配置も中心から外に向かって、紙芝居、絵本、児童読み物、ちしきの本という順序、つまり、対象年齢が低いものが中のほうにあり、外に向かって対象年齢が高くなるかたち。本の配置も年輪をイメージしていて、木が年輪を重ねていくように、本を読んで知識を重ねていきたいなと思う素敵な空間。
  • 麻布図書館の蔵書に俳優・池部良さんのご遺族から寄贈された本がある。池部良さんと麻布の繋がりは、港区麻布地区総合支所が発行している「ザ・AZABU」のNo.51 2020年3月19日号(PDFファイル)の2ページ目の記事を読むとよくわかる。池部さんの奥様がもともと麻布で育ち、結婚後何年かは世田谷区に住んでいたものの、池部さんが長いロケに行っている間に世田谷区の家を売却して、その後は麻布に住んでいたそう。俳優としてだけでなくエッセイストとしても活躍していた池部さんが遺した本はとても多く、早稲田大学にも引き取ってもらったほか、麻布図書館にも寄贈したそう。
    麻布図書館で特集展示をしていたときに私もそのラインナップを見たが、『そよ風ときにはつむじ風』『心残りは…』など池部さんご自身の著作のほか、『大系黒澤明』のような映画監督に関する本、岸恵子・若尾文子・高倉健・松田優作といった俳優に関する本も。北方謙三・なかにし礼・深田祐介の著作物はお仕事で読んだのか、個人的にこうした作家が好きだったのか。『沖縄県民斯ク戦ヘリ』『人間機雷「伏龍」特攻隊』など戦争に関する本も並んでいて、戦争体験者として池部さんは何を思っていたのか、戦争のことを書いた池部さんの著作を読んでみないといけないなと思う。
  • もう一つ池部良さん関連の資料で、4階の階段辺りから書架エリアに入ってすぐ左の壁沿いに闘病記・介護記コーナーがある。「こちらは、俳優故池部良氏ご親族からの寄付を基に購入した闘病記とすでに麻布図書館で所蔵していた闘病記を合わせて、闘病記のコーナーを設置したものです」という説明があり、池部さんのご親族側から闘病記の資料に使って欲しいという思いを乗せての寄付金があったのかなと想像する。
    闘病記・介護期を病気で分類していて、具体的には「①がん(呼吸器・循環器)」「②がん(消化器)」「③がん(小児)」「④その他のがん」「⑤脳・神経の病気」「⑥心の病気」「⑦骨・筋肉の病気」「⑧血液の病気」「⑨皮膚の病気」「⑩小児の病気」「⑪認知症・介護」「⑫その他の病気」とがんの分類が細かい。池部さんご自身は敗血症で亡くなったそうで、特にご本人の体験に寄せてというよりは、病気で苦しんでいる人のために、という思いからだろうか。こうした本のほかにDVD「NHK健康番組100選」もある。医療の棚からは離れているので気付きづらいかもしれないが、医療の棚とは別に闘病記として独立させることで病気の種類を超えて「病気と戦って、あるいは病気と付き合って、生きていく」という共通点を持つ本が集まったかたちになっている。

アクセス

住所東京都港区六本木5-12-24
最寄駅
駐輪場 建物入口向かって右から裏へ回り込んだところと、入口向かって左に駐輪場あり
2024/08/08に現地訪問にて確認
駐車場 なし

開館時間・定休日

開館時間
月~土曜9:00~20:00
日曜、祝日、12月28日9:00~17:00
定休日
第3木曜(祝休日の場合は開館し、第3水曜を休館)
12月29日~1月3日

所蔵資料

図書所蔵数107,301冊
2017/04/01現在、出典『平成29年度 東京都公立図書館調査』
音声資料
CDカセットレコード
ありなしなし
映像資料
DVDビデオLD
ありなしなし
DVD・ビデオは広報DVD・ビデオを除いた市販ビデオ・DVDの有無を表しています

設備

音声試聴設備 CD試聴機2台あり
映像視聴設備 DVD視聴ブース2つ(1ブースは2名まで)あり
ネット閲覧PC 4階にネット閲覧PCが3台あり。利用は1回1時間、1日2回まで。
LAN接続 館内で港区の公衆無線LAN(Minato City Wi-Fi)の利用可能
2024/03/07に港区立図書館ウェブサイトにて確認