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東京図書館制覇!

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世田谷区立経堂図書館は、改修工事のため、2017(平成29)年10月14日から10月26日まで休館しています。休館期間のうち、14~16日、22~26日は、カウンター業務だけを行う窓口を設置しています。貸出返却窓口に関するデータはこちらです。
以下は、休館前の世田谷区立経堂図書館の訪問記です。

世田谷区立経堂図書館 訪問記

last visit:2013/06/17
§ 図書館の場所

経堂図書館は小田急線の経堂駅のすぐそば、駅の改札から見て新宿方面寄りの高架線路下にあります。経堂駅を出ると、駅前ロータリーがあり、それを挟んだ向こう側がまさに経堂図書館。駅前のピーコックの向かって左隣です。

§ 図書館内の様子

高架下という場所から想像できるように、ワンフロアの長方形の図書館です。入口は駅の改札に近い方(西側)と東側の2箇所があり、駅の改札側にある入口から入ったつもりで配置を説明しますと、左にカウンター、右に談話室、新聞・雑誌コーナー。その奥に行くと、右におはなしのへや。もう少し進むと、右に児童コーナー、左にネット閲覧PC。その奥が一般書架で、そのまま真っ直ぐ進むともう一つの入口があります。こうして文章にすると本当に長方形の図書館なんだなぁという感じ。通路の左右に各コーナーがあるという、わかりやすい配置です。

カウンター向かって左には、ポーチ、バッグ、キャンドルなどの商品が陳列されていて、カウンターで購入できます。これは、世田谷区内の障害者施設で作られた製品で、世田谷図書館図書館カウンター三軒茶屋図書館カウンター二子玉川でも販売しています。こうした商品の製造・販売は前から行っていますが、区内の図書館施設でも販売するようになったのは、2015年10月16日に図書館カウンター三軒茶屋が新設されたときから。いい事業だと思っても、遠い場所でしか販売していなかったら、なかなか足を運ばないものですが、普段から行く場所で販売していると購入しやすいですし、多くの人が利用する場所で扱うことで、この事業を知る人も増える。他の図書館にもぜひ広まって欲しいです。

「談話室」はガラスの仕切りに囲まれたソファの並ぶ小部屋ですが、実質は閲覧室と化していますね。というのも経堂図書館、席がこの談話室を含めても35席とかなり少なめ。さらに、机席はなく、全てが椅子席です。なので、本を読みたい方が談話室の座席を利用することになり、実際にお話している人なんてほとんどいません。

この談話室では持参PCを利用することができるのですが、机がないために膝の上にパソコンを乗せて利用することになります。一説によると、電磁波の影響を最小限にするためには無線LAN機器などもなるべく体に接しないように使った方がいいらしいので、膝の上で使わざるを得ない状況の場合も、気になる方は膝の無線LAN機能はなるべく使わないようにするとか、膝とノートPCの間に鞄をはさむとか、工夫した方がいいかもしれません。

談話室の隣にある新聞・雑誌コーナーも限られた場所に雑誌ラックとソファが並ぶ小さな空間です。新聞・雑誌コーナーの一画には「寄贈雑誌コーナー」があり、東急沿線マガジン『SALUS』や出版社の広報誌が並んでいます。『SALUS』は駅などで配布しているフリーペーパーですが、きちんと寄贈判子が押してあって、バーコードは貼ってないけどカウンターに言えば借りられるそうです。

§ 児童コーナー

児童が絵本を読む「おはなしのへや」もガラス張りの空間です。細長い敷地で狭く感じがちなところを、うまく広々と見せていますね。児童コーナーの死角も減るので、安全面でもいいように思います。私が行ったとき、ちょうどおはなし会をやっていたことがあるのですが、大人の私は当然入れないおはなし会の様子をガラス張りであることによって初めて見ることができました。親御さんもお子さんがどんな感じでおはなしを聞いているのか見るじことができていいのではないでしょうか。でも、おはなしがつまらないと子どもは集中できずに部屋の外に目が行っちゃうかも。これ、読み聞かせる方の力量が問われそうですね(笑)。おはなし会がない時間帯はおはなしのへやを開放しており、18時以降は子ども連れでない大人もおはなしのへやで読書することができます。

絵本は、小さい絵本を青ラベル、それ以外の絵本を赤ラベルと、サイズによって分けた上で、絵を描いた人の頭文字で分類されています。より正確に言うと、苗字が「あ」で始まる日本の絵本作家の本→苗字が「ア」で始まる外国の絵本作家の本→苗字が「い」で始まる日本人作家→「イ」で始まる外国人作家の本…といったかたちで、日本人と外国人の作家が交互に並んでいます。サイズで分類しているといっても、同じ棚の下段に青ラベルの絵本、上3段に赤ラベルの絵本が並んでいるので、好きな絵本作家に出会えたら、青赤両方をみて作品を探してみましょう。

児童読み物も、童話・低学年向け物語は赤ラベル、その他の物語は青ラベルに分類したうえで、絵本と同様に、日本の作家と外国の作家を交互にして、著者の姓名五十音順で並んでいます。つまり、頭文字が「あ」の日本人作家の読み物が著者五十音順に→頭文字が「ア」の外国人作家の読み物が著者五十音順に→頭文字が「い」の日本人作家の読み物→頭文字が「イ」の外国人作家の読み物…というかたち。ちしきの本の棚は、やや見出しが少なくさっぱりしているので、目当ての本が見つからなかったら、遠慮なく職員さんに聞いてみましょう。

ゆるキャラ好きの方は、こども向け図書館だより「ぶっくる」に載っている経堂図書館キャラクターの蝶「きょうちゃん」にもご注目。いや、よく見ると館内のあちこちにきょうちゃんの姿があるので、児童だけに向けたキャラクターではないんですね。2013(平成25)年春号の「ぶっくる」に載っていた自己紹介によると、2006年の開館当時のスリムな姿と比べて、現在のきょうちゃんはややふっくら。おそらく現実的にはイラストご担当の職員さんの異動などで描き手が変わったためだと思いますが、頑張っているけどなかなか若い頃の体重に戻れない私は、思わずふっくらしたきょうちゃんに親近感を持ってしまいます(笑)。

§ 一般書架

一般書架の中では、ネット閲覧PCに近い付近の棚がビジネスコーナーです。各ジャンルからビジネス関連書をピックアップしてきたというよりは、ビジネスに関連するジャンルごと、ごそっと一箇所に集めた配置にしたかたちです。また、人生訓のうちビジネスに関連するものだけを集めたコーナーなどは、ネット閲覧PCを利用している人の邪魔になりそうでちょっと見づらいんだけど、かなりの数のビジネス人生訓本が並んでいます。

医学の棚は、特に見出しが充実しています。「内科」「外科」といった大枠のジャンル名だけでなく、「糖尿病」「アレルギー」「パニック症候群」「うつ」「認知症・アルツハイマー」「がん」といった病名で見出しがついているので、本が探しやすい。特に医学の本は、その病気にかかった本人やその周囲の方など、現に悩んでいる方が読むことが多いので、本を探すのに更に苦労するようだと本当に嫌になってしまいますよね。こうやって、病名で分類してくれると利用者としては助かります。

日本の小説・エッセイは一緒にして、著者名の五十音順に並んでいます。但し、複数の作家の作品集は、五十音順の「ん」という分類で、著者名頭文字が「わ」である本の次にまとめて置いてあります。外国の小説は、国・地域ごとに分けたりせず“外国小説”でひとまとめにして、著者姓名の五十音順。複数作家の作品集を「ン」に分類しているのも、日本の小説と同様の並べ方です。

また、2012年9月に行ったときには、通路の掲示板で経堂地域(赤堤や桜一丁目も含む)にゆかりのある作家を紹介していました。リストアップされていたのは、青野季吉、徳永直、海音寺潮五郎、三好十郎、森茉莉、山本健吉、植草甚一、杉森久英、遠藤周作の9名。特に植草さんは、経堂に触れた文章も多いですし、あらためて読んでみて今の経堂の様子と比べてみても面白そうですね。

5台あるネット閲覧PCは、利用・予約状況がカウンター内向かって左側の壁の表でわかるようになっています。ここにPC番号と利用時間を書いたカードがPC台数×時間帯数分ずらっと並んでいて、カードがそこにあればその時間帯は利用可能、カードがなければ利用・予約されているという仕組み。時間帯にもよるでしょうが、私が訪問した限りでは、かなりの率で埋まっています。

§ にぎわい、ふれあい、むすびあう、立ち寄り型図書館

経堂図書館は新設される際、高架下という制約や、商店街が四方に伸びる真ん中に位置するという場所柄などから、「立ち寄り型図書館」というコンセプトで作ったそうで、キーワードは「にぎわい」「ふれあい」「むすびあい」とのこと。オープン初日に行ったときは、地元の方が「あら~、こんなところでお会いして~」なんて挨拶があちこちで交わされていて、本当に賑わって触れ合っているって感じでした(笑)。

また、経堂図書館では、大人のための朗読会をほぼ毎週行っています。ときには、経堂図書館ではなく、経堂地区会館別館(経堂駅の西北西400mほどのところにある建物)で開催することもあるようです。最近、大人のための朗読会は少しずつ増えてきましたが、数か月に一度のイベントとして行うことが多く、頻度でいうと経堂図書館は23区立図書館で一番といえるはず。これも、ボランティアさんが行っている朗読会なので、「にぎわい」「ふれあい」「むすびあい」の一環といえそうですね。大人のための朗読会なら私も入れるので、いつか行ってみたいです。

館内の通路の掲示板には、サークルや個人の活動の広報ポスターを貼ることができる「地域情報コーナー」もあります。営利目的ではない活動を対象にしているとのことなので、経堂近辺でサークル活動などをしている方は、ぜひアピールの橋として活用してください。

「立ち寄り型図書館」にふさわしい特徴といえば、火曜から土曜の閉館時間が21時、日・月曜・祝休日も20時までと、世田谷区では一番遅くまで開いている点も挙げられます。以前は火~土曜は21:30まで開館していたのですが、震災後の節電で21時閉館となり、現在もそれを継続中。それでも、世田谷区では群を抜いて遅くまで開館している図書館です。会社・学校や遊んだ帰りにも図書館に寄ってみましょう!

駅からこんなに近いと、経堂が最寄り駅の方はもちろん、定期券で経堂を通過する方も途中下車して利用してみていいと思います。経堂図書館は愛称が「本の駅」で、図書館だよりの名前にもこの愛称が使われているのですが、経堂の在住・在勤・在学者に限らず、小田急線を使う人に「本の駅」として立ち寄って欲しいという意味も込められていると思います。児童コーナーの一番カウンター寄りの本棚(36番)の上には、段ボールで作った電車にカエルのぬいぐるみが乗っているのですが、よくみるとこの電車にも「本の駅行き」と書いてあり、何とも可愛いです。電車に乗って、いざ図書館へ!

世田谷区立経堂図書館 データ

世田谷区立経堂図書館は、改修工事のため、2017(平成29)年10月14日から10月26日まで休館しています。休館期間のうち、14~16日、22~26日は、カウンター業務だけを行う窓口を設置しています。
以下は、休館中の貸出返却窓口のデータです。
住所東京都世田谷区宮坂3-1-30 →大きい地図を開く
Tel03-5451-0071
開館時間
火~土曜9:00~21:00
日・月曜・祝休日9:00~20:00
12月28日・1月4日9:00~17:00
定休日第3木曜
年末年始
最寄駅小田急小田原線 経堂駅から徒歩1分
小田急小田原線 豪徳寺駅から徒歩14分
東急世田谷線 山下駅から徒歩14分
最寄バス停「経堂駅」停留所から徒歩1分
小田急バス 梅01(千歳船橋駅~梅ヶ丘駅)
小田急バス 梅02(経堂駅~梅ヶ丘駅)
小田急バス 経01(経堂駅~千歳船橋駅)
小田急バス 渋54(経堂駅~梅ヶ丘駅~渋谷駅)
駐輪場東側入口向かって左に経堂図書館専用の駐輪場33台分あり。ロックをかけるタイプの駐輪場で、カウンターに言えば専用コインをもらい、それを精算機に入れるとロックが解除されます。
駐車場一般用駐車場はなし。西側入口向かって右に障害者用駐車場1台分あり。
備考西側入口からカウンターまでを入れるようにして、カウンター業務を行っています。したがって、カウンター手前にあるお手洗いは使えますし、世田谷区内障害者施設製品も置いたままで、おそらく購入もできます。東側の駐輪場は使えますが、東側入口からは入れません。
設備
検索機1台(タッチパネル入力機)
検索結果印刷機能あり
ブックポスト西側入口向かって左(歩道に面した看板の更に左の奥まったところ、職員用出入口の脇)にブックポストあり。開館中の使用は不可。
その他設備カウンター対面の記載台の上に、意見箱「ご利用の皆さまの声」あり
バリアフリー
障害者用駐車場西側入口向かって右に障害者用駐車場1台分あり。
エレベーター1階ワンフロアの図書館です

世田谷区立経堂図書館 カレンダー

経堂図書館は、10月14日から26日まで、改修工事のため休館します。休館期間のうち、14日から16日、22日から26日は、貸出返却だけを行う窓口を設置します。
下のカレンダーのうち、10月14日から26日までは臨時窓口のカレンダー、それ以外の期間は経堂図書館のカレンダーです。
が休館
10月
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11月
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