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東京図書館制覇!

東京23区の区立図書館約250館を全て制覇(訪問)し、現在は多摩地域、島しょ部の図書館巡りをしています。いろんな視点での図書館ランキングやリストも掲載しています。
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品川区立八潮図書館 訪問記

last visit:2012/07/28

品川区立八潮図書館は、八潮パークタウンの中の図書館。のんびりした雰囲気で、1,2階の八潮児童センターと一緒に利用する子どもも多いようです。

§ 図書館の場所

八潮図書館は八潮パークタウンのちょうど真ん中あたりにあります。八潮パークタウンは、東は新幹線引込線、西は運河が伸びる間に挟まれた細長い場所にある団地。周りには公園や発電所などが多くて、いかにも埋立地という感じですね。南には大井競馬場や中央海浜公園が広がっています。

そんな八潮図書館の最寄り駅は東京モノレールの大井競馬場前駅。駅の改札を出て、目の前の道を右に進み、勝島橋を渡ります。しばらく直進して、「中央海浜公園<前」交差点で左折。そこから500mほど歩くと、左にダイエー系列のグルメシティが見えます。見えたところで、道の右側(グルメシティの向かい側)の階段を上っていくと、八潮児童センターと八潮図書館の併設施設があります。

§ 図書館内の様子

八潮図書館は八潮児童センターとの併設施設で、1,2階が八潮児童センター、3階が八潮図書館となっています。この児童センターに靴を脱いで遊べるスペースがあるらしく、3階への階段を上がったところには「ちゃんと、くつをはいてきてね」という注意書きが貼ってあります。公園のそばにある図書館などで「靴の泥を落としてね」など書いてある図書館はよくあるのですが、「靴を履いてきてね」というのは私が知る限り八潮図書館だけです(笑)。

図書館エリアはL字型に近い形です。図書館入口を入ると、正面に児童コーナーと中高生コーナーがあり、その右にカウンター。中高生コーナーとカウンターの手前に新聞・雑誌コーナーがあり、その先で右90度に曲がって書架が広がっています。曲がり角付近が閲覧席で、ネット閲覧PCも3台あります。

§ 児童コーナー

児童コーナーは、左端に靴を脱いであがれる読み聞かせコーナー、右端に中高生コーナーがあり、年齢があがるにつれて、左から右へと利用する棚が移動していくような形です。といっても、明確な境目があるわけではないので、ちょっと背伸びした本も、自分には幼い本も、気軽に手に取れそうな雰囲気。

絵本は、日本のおはなしと外国のおはなしを一緒にして、おはなしの作者の姓名五十音順に並んでいます。児童向け読みものも、日本のおはなしと外国のおはなしを一緒にして、著者姓名五十音順に並んでいます。

靴を脱いであがれるコーナーは、左右で絨毯の色が分かれており、右半分の赤い絨毯が小学生以下の子供とその保護者だけが利用できるエリア、左半分の青い絨毯が小学生以上も利用できるエリアとなっています。そのせいもあってか、お子さん連れでない大人も児童コーナーを気軽に利用しています。一般用の席がないから大人が児童コーナーを侵食してしまっているのではなく、年齢で垣根を作らず自然に利用している印象です。

最近は、「大人向けの絵本」「大人の絵本よみ」というものが広まりつつある一方、図書館の児童コーナーでは防犯を優先させて子供連れではない大人だけの利用を制限する向きもあったりして、過剰に閲覧を制限しているように感じてしまうことも多いんです。その点、八潮図書館は私のような大人一人の来館者でも、変な気を遣わずに児童コーナーの本を閲覧できて、とても居心地いいです。

児童コーナーの中で一番カウンターに近い棚には、漫画がずらっと並んでいます。『風光る』という漫画は、巻によっては3冊も所蔵しているのが不思議。寄贈印などはないのですが、同じ巻がこんなにダブっているのは不自然だし、寄贈なのかな?

§ 一般書架

一般書架は、棚の見出しがせり出している幅が広めで、どこに何の本があるのかわかりやすいです。家事関連本も細かく分類されていて、分類見出しも大きくて、本を探しやすい。

八潮図書館は日本の小説のある棚が他の品川区立図書館と違っていて、小説・随筆・作家研究本を一緒にして、作家名の五十音順になっています。八潮図書館以外の品川区立図書館は小説と随筆が一緒になっているのですが、八潮図書館だけはそこに作家研究本も加えている。つまり、棚の村上春樹のところにいくと、村上春樹の小説、エッセイ、また本人以外の人が書いた村上春樹研究本も全てまとまっているということです。作品を読んでから研究本を読むのもよし、逆の順序で読むのもよし、好きな方法で読書を楽しみましょう!

また、小説・随筆のうち、複数の著者による小説・随筆は、タイトル名をとって五十音順の並びに入っています。例えば、乙川優三郎(オトカワ ユウザブロウ)が書いたの本の隣に、11人の作家による『オトナの片思い』という本が並び、その隣に鬼塚忠(オニツカ タダシ)が書いた本がある、といった具合になります。外国人の書いた小説は、「東洋文学」「英米文学」「ドイツ文学」等の国・地域別に分類された上で、著者姓名の五十音順に並んでいます。

英語で書かれた資料も意外と充実していて、一般書架の一番奥には、小説だけではなく料理や手芸の英語本もあるんです。また、入口正面の新着本の棚の裏側には、外国語絵本だけでなく、英語の児童小説もあります。館内には、英語で書かれた利用案内などもあるので、おそらく外国人の利用者も多いのでしょう。八潮地域は、JKK東京やUR賃貸住宅が建てられたエリアで、条件を満たせば入居できるので、外国人の住民も多いだろうと思います。私が江東区のUR賃貸に住んでいたときもそうで、団地内でゴミ収集の設備が変わったとき、使い方の案内が日本語・英語・中国語・ハングル語で配布されたくらいですから。八潮図書館にある英語本も、外国の方の利用はもちろん、日本人も勉強に活用したいですね。

§ 八潮の人のための図書館

八潮パークタウンって、埋立地に作られた団地で、アクセスもそんなによくはない。でもその分、八潮地域在住・在勤でない人はほとんど入ってこない地域だと思うんです。八潮図書館近くのグルメシティの飲食スペースも、違うグループで来た人達が話し込んだり、飲食店の店員なのか客なのかわからない(店員が近所に住んでる人なのか)感じで話している人がいたり、ゆるい雰囲気が何とも私好み(笑)。図書館も長居する人が多く、常連さんがページをめくりながらのんびり過ごしているような、落ち着ける空間なんですよね。外部からのアクセスの悪さが、内部の居心地の良さを作っているような気がします。

また、土曜の17時過ぎに八潮図書館へ向かうと、八潮図書館の入っている建物の西隣の建物で、「FMやしお」という八潮団地内に向けて流してるミニFM局を放送している姿を見ることができます。地域の人による地域のためのFM局があるなんて面白い!

あと、昔の話になってしまいますが、2007年3月に品川区立図書館でやっていた春の図書館フェア「品川区政60周年」を全館回ったときに、品川区立図書館10館の中で八潮図書館が一番いい展示だったんです。「八潮パークタウンのあゆみ」という展示だったのですが、ただ関連本を置いてあるだけではなく職員さんがこの展示用にまとめた冊子も配っていて、埋め立てしている頃から今までのことがわかるようになっていて。

この冊子(「品川区政60周年 八潮パークタウンのあゆみ」①と②)、あのときだけの配布にするにはもったいないので、図書館資料として所蔵すればいいと思うのですが、地域資料の棚を見てもないし、検索機で検索してもないんですよね。あの冊子は、ずっと八潮に住んできた人にも、これから住む人にも、八潮パークタウンの流れがよくわかる資料だと思うので、八潮図書館の職員さんはぜひあの冊子を蔵書化してください!
この訪問記を八潮図書館の職員さんが読んでくださって、現在はこの資料『八潮パークタウンのあゆみ』(品川区立八潮図書館編)が八潮図書館の地域資料の棚(T91.9)に蔵書として置かれています。緑のファイルが目印ですので、八潮図書館にお越しの際は、ぜひ読んでみてください!

品川区立図書館の分布を見ると、西側の東急線が通っている地域は、図書館も多いし公共交通も発達している。それに比べて東側は、京浜運河の東はアクセスも悪いし、図書館は八潮図書館しかありません。これはもう、ある意味、品川区全体のことを考えるより、八潮パークタウンの人に重きを置いた図書館にしてしまってもいいのでは(笑)。そして、2007年3月の企画は、それがいい方向で体現できた例の一つだと思うんです。

八潮パークタウンにお住まいの本好きの方は、ぜひこの地元密着図書館を利用してください!…と私が言うまでもなく、本好きの方なら既に利用していますよね。私はよそものですが、これからもたまに利用させていただきます(笑)。

品川区立八潮図書館 特集・行事・図書館だより感想記

  「八潮パークタウンのあゆみ」
―2007年3月の展示

品川区立八潮図書館 データ

住所東京都品川区八潮5-10-27 3階 →大きい地図を開く
Tel03-3799-1414
開館時間
月~土曜9:00~20:00
日曜・祝日9:00~19:00
定休日第2木曜(祝日は開館し、翌日を休館)
12月29日~1月3日
最寄駅東京モノレール 大井競馬場前駅から徒歩13分
最寄バス停「八潮パークタウン」停留所から徒歩5分
都営バス 直行01(大井町駅東口~八潮パークタウン)
都営バス 品91(品川駅東口~品川シーサイド駅前~八潮パークタウン 循環)
都営バス 井92(大井町駅東口~八潮パークタウン 循環)
京浜急行バス 井12( 大井町駅東口~大井競馬場駅前~八潮パークタウン 循環)
京浜急行バス 森22(大森駅~大井競馬場駅前~八潮パークタウン 循環)
駐輪場八潮図書館には駐輪場はありませんが、建物向かいの品川区八潮地域センターの駐輪場に置いていいと思います
駐車場なし
所蔵資料
図書所蔵数2013/04/01現在 62,403冊 出典『平成24年度 品川区立図書館事業年報』
漫画あり
外国語新聞The Japan Times/International New York Times(英語)あり
外国語雑誌TIME(英語)あり
外国語図書英語あり
外国語児童書外国語絵本の棚の上段に、英語の児童読み物が30冊ほど、スペイン語・フランス語の児童読み物も1冊ずつあり
外国語絵本英語絵本150冊ほど、ドイツ語・フランス語・スペイン語・ポルトガル語・デンマーク語・スウェーデン語・タイ語・ハングル・スワヒリ語・ヘブライ語・トルコ語・ペルシア語の絵本もそれぞれ1~数冊あり(数字は開架の冊数)
音声資料
CDカセットレコード
ありありなし

試聴設備CD試聴機1台あり。利用は1回30分、1日2回までで、品川区立図書館カードが必要。CDの枚数は10点まで。
映像資料
DVDビデオLD
なしなしなし
※ DVD・ビデオは広報DVD・ビデオを除いた市販ビデオ・DVDの有無を表しています
視聴設備なし
資料のリサイクル除籍蔵書を提供するコーナーを期間限定で設置
設備
検索機2台(全てタッチパネル&キー併用機)
検索結果印刷機能あり
資料の複写入口入って右にセルフ式コピー機あり。B5・A4・B4・A3モノクロ10円。
ブックポスト建物入口向かって右にブックポストあり
自動貸出機なし
座席数一般用53席、児童用28席
児童用椅子席13席
児童用机席15席
新聞・雑誌コーナー(椅子)9席
新聞・雑誌コーナー(机)6席
パソコン利用可能席(机)6席
椅子席14席
机席18席
飲食設備なし
ネット閲覧PCネット閲覧PC3台あり。利用は小学生以上で、1回1時間、1日2回まで。
データベース・CD-ROM閲覧なし
持参PC利用持参パソコン利用可能席(6席)あり。電源あり。
児童用資料・設備等
紙芝居あり
布絵本なし
児童向け視聴覚資料CD・カセットコーナーに童謡CD・カセットあり
おはなし会幼児~小学生向けおはなし会週1回あり
靴脱ぎスペース絨毯敷きの靴脱ぎスペースあり
授乳室図書館に授乳室はありませんが、下階の八潮児童センターが赤ちゃんステーションになっており、そこで授乳できると思います
オムツ交換台図書館エリア奥の誰でもトイレ内にオムツ交換台あり
バリアフリー
障害者用駐車場なし
エレベーター建物入口入って右先にエレベーターあり
車椅子用閲覧席なし
誰でもトイレカウンターから見て左奥の男性用・女性用トイレの間に誰でもトイレあり
大活字本カウンターから見て左の閲覧机の右にある2番の棚に大活字本あり
視覚障害者向け資料開架を見た限りではなし
拡大読書器・老眼鏡なし
対面朗読室なし

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