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品川区立荏原図書館

品川区立荏原図書館 訪問記

last visit:2014/08/23

品川区立荏原図書館は、荏原中延駅から延びる「サンモールえばら」の先にある図書館。文化センターの上にあり、小学校の隣にあることから、大人から子どもまで地域の人でにぎわう図書館です。

※以下は、2014~15(平成26~27)年の改修工事前の荏原図書館の様子です。早いうちに行こうと思っていますが、リニューアル後の様子をまだ見にいっていません。
§ 図書館の場所

荏原図書館は荏原中延駅から北へ伸びている商店街「サンモールえばら」の先にある、荏原文化センターの階です(詳しい道のりはこちら)。東急線は駅前に商店街があることが多く、図書館巡りのついでに商店街を覗くのも楽しみなのですが、この荏原中延駅も北に「サンモールえばら」が続くほか、反対側に「なかのぶスキップロード」というアーケード商店街もあります。荏原図書館に行くと、ついついサンモールえばら&なかのぶスキップロードを往復してしまう私です(笑)。

§ 図書館内の様子

文化センター3階に上がると、概ね長方形の空間が荏原図書館となっています。長方形の短い辺に入口があり、奥に向かって長~く区画が広がるかたちです。入口入って正面にカウンターがあり、右手前が児童コーナー。左側は、手前に暮らしのコーナーや特集コーナーがあり、その先に一般書架が伸びています。カウンターの向こうにCD、カセット、ビデオ、DVDが並んでおり、更に右奥へ行ったところに新聞・雑誌コーナーと辞典類があります。

商店街や小学校のそばという立地に加えて、文化センターとの併設ということもあり、来館者は多いです。荏原図書館がある辺りは、750mほど南に行けば源氏前図書館が、1.1kmほど西に行けばゆたか図書館があるという図書館密集地なのですが、荏原図書館の方が蔵書数が多いので、これら2館の方が家から近い人が荏原図書館を利用していることも多いと思います。その割に机席が16席しかないのがちょっと難点ですが…。机を確保したい人は、早い時間に行くのがいいと思います。

§ 児童コーナー

児童エリアは、カウンターに近い付近に紙芝居や絵本があり、その手前側に児童向け読みものやちしきの本が並んでいるという配置です。図書館エリアの出口向かって左にはおはなしの部屋もあります。乳幼児用の靴を脱いで上がれるスペースなどはありませんが、絵本コーナーの中央に大きなマット状のソファがあるので、そこでゆっくり絵本を広げることができます。

絵本は、日本のおはなしも外国のおはなしも一緒にして、おはなしの作者の姓名五十音順に並んでいます。絵本コーナーの壁に並んでいる折り紙の腕時計は必見で、文字盤にあたるところに有名な絵本を描いたイラストが貼ってあるのですが、これがとても可愛らしいんです。おそらく、イラストの得意な職員さんの作品だと思うのですが、荏原図書館に来るたびに見入ってしまいます。

児童向け読みものも、日本のおはなしも外国のおはなしも一緒にして、著者姓名五十音順に並んでいます。棚を見ると、著者名見出しだけでなく、有名なシリーズ(赤毛のアン、マジック・ツリーハウス、クマのプーさんなど)の見出しもついているので、それも本選びのヒントになります。また、おはなしの部屋入口手前右には、『ONE PIECE』や『MONSTER』といった漫画や外国語絵本も並んでいます。

品川区ならではの資料が、おはなしの部屋向かって左の棚の左上にある「区立小学校の教科書」。よく見ると、「5・6・7年生」「8・9年生」といった見なれない学年の教科書があります。というのも、品川区には小中一貫教育を採用している区立学校があるのです(2013(平成25)年時点で6校)。中身を見る限りでは、一般的な中学生の教科書と7,8,9年生用の教科書にそれほど違いは感じませんでしたが、7年生、8年生といった響きに物珍しさを感じてしまいます。

§ 一般書架

一般書架は、手前に生活関連の本や雑誌を集めた暮らしのコーナーがあり、その奥にティーンズコーナー、小説、さらに奥までそ他の一般書があり、右奥に生活関連以外の雑誌と辞典類や地域資料があります。つまり、雑誌を2ヶ所に分けて置いているので、目当ての雑誌を見逃さないよう注意が必要です。閲覧机は、暮らしのコーナーに雑誌を広げられる程度のテーブルがあるのと、辞典類・地域資料のエリアに大きい机席があります。

暮らしのコーナーに該当するのは、料理や裁縫の家事関連本のほか、占いや冠婚葬祭・マナー、旅行ガイドやスポーツ・囲碁・将棋などの趣味の本など。雑誌では、女性誌や料理・暮らしに関する雑誌がこちらのコーナーにあります。また、パソコン関連の本も、日本の図書館で使われている日本十進分類法では、ネット検索法に関する本は「007 情報科学」、ホームページの作り方の本は「547 通信工学」といった具合に分かれてしまうのですが、荏原図書館ではそれらをまとめてパソコン関連本として暮らしのコーナーの中に置いています。

日本人作家の小説は、著者姓名の五十音順に並んでいます。但し、アンソロジーなど複数の著者による小説・随筆は、タイトル名をとって五十音順の並びに入っています。例えば、江川晴(エガワ ハル)が書いたの本の隣に、8人の作家による『エクスタシィ』という本が並び、その隣に江國香織(エクニ カオリ)が書いた本がある、といった具合になります。外国人作家の小説は、「中国文学」「英米文学」「ドイツ文学」等の国・地域別に分類された上で、著者姓名の五十音順に並んでいます。

また、限られたスペースでうまく本を収納する工夫なのだと思いますが、文庫の棚がちょっと面白いことになっています。入口から見て左の壁沿いの棚がずらっと文庫本が並ぶ棚なのですが、その中央付近の下二段だけ大型本が並んでいるんです。文庫本の棚の中に、写真集や美術関連の大型本を紛れ込ませているような収納の仕方なので、ちょっと気づきにくいかもしれません。検索機で請求記号を見て先頭にVがついている本(=大型本)はこの文庫棚の中にあるので、お探しの際はご注意ください。

§ 品川区西側の図書館の要

荏原図書館は、来館者が多いこともあって賑やか。文化センターでサークル活動した後に連れ立ってくる人も多いので、おしゃべりしながら本選びをしている人も多いです。といっても、机席は図書館の奥の地域資料・辞典類のエリアにしかなく、そうしたおしゃべりも机席までは届きませんのでご安心を。

品川区は中央館である品川図書館が区の東側にあるのですが、荏原図書館は西側の中心っぽい役割を担っている気配を感じます。蔵書数が多めであるほか、年末年始は他の品川区立図書館は12月29日から休みに入るところ、品川図書館と荏原図書館だけは12月30日まで開館しています。

なので、荏原・中延・戸越付近の人は、予約受取などは最寄り図書館へ、たくさん本がある書棚から本を手に取って選びたいときには荏原図書館へ、とうまく使い分けるのがいいと思います。図書館間の距離が比較的近くて、用途によって選べるというのは、図書館密度の高い東京都内のメリット。それを活かして充実した図書館生活を送りましょう!

品川区立荏原図書館 特集・行事・図書館だより感想記

  「区民と歩んだ区政60年」
―2007年3月の展示

品川区立荏原図書館 データ

住所東京都品川区中延1-9-15 荏原文化センター3階 →大きい地図を開く
Tel03-3784-2557
開館時間
月~土曜9:00~20:00
日曜・祝日9:00~19:00
12月29・30日9:00~17:00
定休日第4月曜(祝休日の場合も休館)
12月31日~1月3日
最寄駅 東急池上線 荏原中延駅から徒歩5分
東急池上線 戸越銀座駅から徒歩11分
都営浅草線 戸越駅から徒歩12分
東急大井町線 戸越公園駅から徒歩14分
都営浅草線東急大井町線 中延駅から徒歩14分
最寄バス停「平塚橋」停留所から徒歩9分
東急バス 反11( 五反田駅~武蔵小山駅~世田谷区民会館)
駐輪場建物の東側(向かって右側)と北側(裏側)に駐輪場あり
駐車場建物手前右に駐車場8台分あり。うち2台分は軽自動車用。
所蔵資料
図書所蔵数79,553冊(2017/04/01現在、出典『平成29年度 東京都公立図書館調査』)
音声資料
CDカセットレコード
ありありなし

試聴設備カセット・CD試聴機1台あり。利用は1回30分。
映像資料
DVDビデオLD
ありありなし
※ DVD・ビデオは広報DVD・ビデオを除いた市販ビデオ・DVDの有無を表しています
視聴設備なし
設備
ブックポスト建物入口向かって左にブックポストあり。入口から少し離れたところにある銀色のボックスがブックポストです。
自動貸出機なし
自動返却機なし
セルフ予約受取なし
ネット閲覧PCネット閲覧PC3台あり。利用は1人1時間まで。
持参PC利用不可
LAN接続館内用無線LAN「しながわFree Wi-Fi」の利用可能
飲食設備等
  • 建物1階に軽食コーナーと飲料自販機2台あり
  • 蓋付き容器(ペットボトル・水筒など)の飲料に限り、館内での摂取可能。但し、飲むとき以外は鞄にしまってくださいとのこと。