東京都内の図書館の新設・移築・改築・長期休館予定リスト
東京都内の図書館の新設・移築・改築(休館を伴うもの)・長期休館の予定をリストアップしています。特別整理期間のような休館は含まず、場所が変わったり工事をしたりすることによる1か月以上の休館を中心としたリストです。
各図書館のウェブサイトで公表している情報や、自治体ウェブサイトで公表されている情報をまとめたもので、区市町村議会議員や市民団体が要望・提案しているといった段階のものは含んでいません。
現状では、どれくらい新しい情報を追えているかは、当サイト管理人のそのときの状況に左右されています(私に時間の余裕があるときは、1か月に1度各図書館のウェブサイトを確認していますが、忙しいともっと頻度が落ちる)。リスト内の自治体名の下に記載している最終確認日が図書館ウェブサイトの情報を最終確認した日です。この日付が古いものはその他にも新しい動きがあるかもしれないと思っていただくのがいいです。
23区
- 新設や移築ではありませんが、2024年7月1日から貸出延長期間が7日から14日に変更になりました。この件に関する図書館からの公式情報はこちらです。
- やよい図書館が大規模改修工事のために2023年9月1日(金)から2025年3月31日(月)まで休館しています。休館中の臨時窓口等は設置されません。
この件に関する図書館からの公式情報はこちらです。 - 梅田図書館に移転の計画があります。
梅田図書館・子育てサロン関原・NPO活動支援センターの複合施設を、都営梅田八丁目アパート跡地に整備する予定で、2023~2025年度に基本設計・実地設計、2025~2026年度に建築工事、2027年1月に開館という計画です。
この件に関する図書館からの公式情報はこちらです。 - 花畑図書館が大規模改修工事のために休館する予定がありそうです。
足立区中期財政計画(令和5年度から10年度)の44ページに、令和8,9年度に花畑地域学習センター(花畑図書館が入っている建物)の大規模改修工事と令和9年度に花畑図書館の書架等の更新をする計画が記載されています。おそらく、休館を要する規模の改修工事と思われます。 - 新田コミュニティ図書館が大規模改修工事のために休館する予定がありそうです。
足立区中期財政計画(令和5年度から10年度)の44ページに、令和9,10年度に新田地域学習センター(新田コミュニティ図書館が入っている建物)の大規模改修工事と令和10年度に新田コミュニティ図書館の書架等の更新をする計画が記載されています。おそらく、休館を要する規模の改修工事と思われます。
- 2024年9月1日(日)9:30に、南千住駅周辺図書返却ポストが開設されました。
- 高島平図書館が、2024年10月15日(火)から12月21日(土)まで、空調機器更新工事及び照明設備改修工事のため休館しています。休館期間のうち2024年10月22日(火)から12月18日(水)までは、高島平図書館の正面入口隣に臨時窓口を設置し、予約受取・予約受付・返却・利用登録を行います。
この件に関する図書館からの公式情報はこちらです。 - 2024年7月1日に、志村ふれあい館ブックポストと無印良品板橋南町22ブックポストが開設されました。
- 松江図書館が、2024年10月1日(火)から2025年1月2日(木)まで、設備改修工事等のため休館しています。休館期間のうち2024年10月5日(土)から11月4日(月)、及び、11月14日(木)から12月30日(月)までは、松江図書館駐車場側入口に臨時窓口を設置し、予約受取・返却を行っています。
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- 大田図書館が、空調設備工事・特別整理期間等のため、2024年10月28日(月)から11月24日(日)まで休館しています。休館中の臨時窓口等は設置されません。ブックポストは休館中も利用できます。
この件に関する図書館からの公式情報はこちらです。 - 蒲田駅前図書館が、空調機改修工事・特別整理期間等のため、2024年10月10日(木)から11月10日(日)まで休館しています。休館中の臨時窓口等は設置されません。ブックポストは休館中も利用できます。
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鎌倉図書館が、以下のスケジュールで休館・縮小開館を行います。
2024/10/22(火)~10/25(金) 蔵書点検による休館 2024/10/26(土)~10/30(水) ※10月28日(月)は定休日書架は立ち入り不可とする縮小開館【できること】
- 予約受取・利用登録・リクエスト受付(しか下の公式情報に書いていないけど、たぶん返却もできるでしょう)
- 新聞・雑誌の最新号の閲覧
- 閲覧室・会議室の利用
この件に関する図書館からの公式情報はこちらです。 -
長期休館ではありませんが、年末年始の図書館開館状況一覧を毎年作ってきた当サイトとしては、取り上げずにはおられないニュースです。遂にこのときが来たかという感もありますが、今年度から葛飾区立中央図書館・立石図書館のお正月開館がなくなります。その代わり、中央・立石以外の葛飾区立図書館(地区図書館を除く)は年末年始の休館日が減るかたちになります。
昨年度までとの差異がわかるようにした表は以下の通り。昨年度まで 今年度 12/28
まで12/29
12/3012/31~1/2 1/3 1/4
から12/28
まで12/29
12/3012/31~1/2 1/3 1/4
から中央・立石 通常の開館時間
月~土 9:00~22:00
日曜・祝日 9:00~20:00
定休日 第4木曜通常
通り9:00-20:00 9:00-17:00 通常
通り通常
通り9:00-17:00 休 9:00-17:00 通常
通りお花茶屋・上小松・亀有・水元・鎌倉 通常の開館時間
火~土 9:00~20:00
日曜・祝日 9:00~17:00
定休日 月曜・第4木曜通常
通り休 通常
通り通常
通り9:00-17:00 休 9:00-17:00 通常
通り四つ木・西水元・青戸・奥戸・こすげ・にいじゅく 通常
通り休 通常
通り通常
通り休 通常
通り
葛飾区だけでなく全体の傾向として、いや、もっと言うと図書館に限らず社会全体でと言えそうですが、システム入れ替えといえば年末年始の休館にからめる傾向があったのが、今年度から急に年末年始でない時期にシステム入れ替えをするかたちが増えています。社会の方向が働く人たちの休みを確保する(年末年始に無理に働かない)方向に進んでいる表れでしょう。
中央図書館(2011年から)・立石図書館(2012年から)が行っていたお正月開館をやめるのも、こうした社会の流れに対応した変更だと思います。これまで年末年始に出勤していた職員の皆さん、お疲れさまでした。
…と、ついお正月開館が終わることに注目した文章になってしまいましたが、中央・立石より他の図書館の方が近い人にとっては年末年始の開館時間が増えることになります。
全館を合わせた延べ開館時間を考えても- 中央・立石の変更により減る開館時間
(3時間x2日+8時間x3日)x2館=60時間 - お花茶屋・上小松・亀有・水元・鎌倉の変更により増える開館時間
(8時間x3日)x5館=120時間
- 中央・立石の変更により減る開館時間
- 上十条図書館が廃館になります。
北区立図書館ウェブサイトの「【重要】「上十条図書館」閉館のお知らせ」に、2024年11月24日(日)を持ってサービスを終了する旨の記載があります。
また、令和5年第12回東京都北区教育委員会定例会会議録(PDFファイル)の3ページ目に、中央図書館長による2024年11月30日に上十条図書館が廃止される旨の発言があります。その理由として、2024年12月1日より十条駅前に図書館機能を持つ公益施設「J&L」が開館する旨の発言があります。
更に、令和4年第3回東京都北区教育委員会定例会(PDFファイル)の8ページ目(表紙にページが振られていないため、PDFファイルでは9ページ目)に、上十条図書館の蔵書や事業は中央図書館に引き継ぐ旨の発言、及び、十条公益施設(「J&L」のこと)にて予約受取・返却の機能を行う旨の発言があります。
「J&L」については、既に作られたウェブサイトや駅前複合再開発に含まれるタワマンのウェブサイトを見るとわかりやすいです。図書館愛好家としては「図書館機能を持つ施設」ではなく「きちんとした図書館と他の設備との複合施設」にしてくれたらよかったのにと思ってしまいますが、3Dプリンターなどを設置したクリエイティブルーム・多目的ルーム、音楽・動画編集などができる設備があるのは面白そうです。
まとめると、- 上十条図書館は2024年11月24日をもって終了、11月25日から11月30日にかけて機器の移転作業をし、2024年12月1日から図書館機能を持つ公益施設「J&L」が開館する。
- 「J&L」は、北区立図書館の予約受取・返却などの窓口業務を行う
- 「J&L」には本を1万冊揃えるが、閲覧のみで貸し出しはできない
- 現在、上十条図書館の蔵書となっているものは中央図書館が引き継ぐ(というか、北区は何年も前から「○○図書館の蔵書」という扱いの本を減らして「北区共通の蔵書」を増やしており、上十条図書館の蔵書は実際に上十条図書館の棚に並んでいるほどは存在しない)
- 図書館システム更新作業のため休館していた江東区立図書館全館が、2024年10月11日から通常開館しています。
- 蔵書点検及び空調設備工事のため休館していた成田図書館が、2024年7月8日から通常開館しています。
- 高円寺図書館に移転の計画があります。
杉並区ウェブサイト内の「旧杉並第八小学校の跡地活用」によると、高円寺南2-40-20(現在の高円寺図書館から西へ250mほどのところ)の旧・杉並第八小学校の跡地に高円寺図書館・(仮称)コミュニティふらっと高円寺南・高円寺東保育園が入る複合施設が新設されます。跡地全体の半分以上は公園にする計画で、公園の脇に地下1階・地上3階建ての複合施設が建ち、その2,3階が高円寺図書館となります。スケジュールとしては、2024年度に移転後の高円寺図書館が開館する予定です。
- 横川コミュニティ会館図書室が、2024年11月2日(土)から2025年3月16日(日)まで、大規模修繕工事のため休館しています。休館期間のうち、2024年11月5日(火)から2025年3月14日(金)までは、なりひら神明橋集会所(墨田区業平5-6-2)に予約受取・返却・利用登録ができる臨時窓口を設置しています。
この件に関する図書館からの公式情報はこちらです。 - 立花図書館が、2024年12月29日(日)から2025年3月31日(月)まで、大規模修繕工事のため休館します。休館期間のうち、2025年1月5日(日)から3月31日(月)までは、立花図書館内に臨時窓口を設置して予約資料受取・返却・利用登録を行います。
この件に関する図書館からの公式情報はこちらです。
- 深沢図書館が、2024年11月19日(火)から11月28日(木)まで、電気設備工事のため休館しています。休館期間のうち、2024年11月19日(火)と11月28日(木)は、カウンター業務だけを行います(11月20日(水)~27日(水)が完全休館となる)。
この件に関する図書館からの公式情報はこちらです。 - 尾山台図書館が、2024年11月19日(火)から11月21日(木)まで、受変電設備改修工事・館内整理のため休館します。
この件に関する図書館からの公式情報はこちらです。 - 2024年4月1日、下北沢駅に予約資料が受け取れる図書館ブックボックスが設置されました。
- 梅丘図書館が、改築工事のため、2023年5月25日(木)から休館しています。休館期間のうち、2023年6月1日(木)からは松原6-41-8に仮事務所を設置して、予約貸出・返却・利用登録などの窓口業務を行います。この件に関する図書館からの公式情報はこちらです。
また、改修工事後の新しい図書館については、世田谷区立図書館ウェブサイト内の「図書館の計画・規定・広報等」ページの「梅丘図書館基本構想報告書(平成28年)」に資料があります。3階建ての建物で、従来通りの南側入口に加えて、羽根木公園から建物3階に通じるかたちの図書館を計画しています。 - 奥沢図書館が、2023年3月27日(月)から、耐震化工事のために休館しています。休館期間のうち、2023年4月4日(火)からは、世田谷区奥沢3-5-7(旧・奥沢まちづくりセンター)に仮事務所を設置し、予約受取・返却・予約を行っています。仮事務所には新聞・雑誌閲覧用の小スペースも用意しているとのこと。この件に関する図書館からの公式情報は、世田谷区立図書館ウェブサイトの奥沢図書館のページに仮事務所の運営の記載があるのみです。
上の梅丘図書館の件もそうなのですが、世田谷区立図書館は仮事務所での業務実施の終わり(本来の図書館での業務に戻る)がいつなのかを明記していません。予定が変わる可能性があるから明記しないのかもしれませんが、予定が変わったらその都度その旨を発信すればいいだけので、予定を明記すればいいのにと思います。革新寄りの区長を擁する区なのに情報開示が足りない。世田谷区立図書館さん、もう少し積極的に情報公開しましょう。 - 中央図書館に改築の計画があります。世田谷区立図書館ウェブサイト内の「図書館の計画・規定・広報等」ページの「中央図書館機能拡充基本構想報告書(平成29年)」に資料があり、それによると、現在、教育センターとの併設施設になっているのを、教育センターが移転し、 建物全体が中央図書館となります(プラネタリウムは残ります)。平成32年度まで調査・設計を行い、平成33年度に改修工事をする予定です。各フロアのゾーニング案も記載されているので、世田谷区立図書館をご利用の方はぜひご一読ください。
- 中央図書館が、2025年9月1日から2026年11月末(予定)まで、改修工事のため休館します。休館中は中央図書館が入っている生涯学習センター内に予約受取・返却・予約・利用者登録ができる臨時窓口を設置します。尚、改修工事自体は2024年度から2026年度にかけて行うとのことなので、休館期間前後も工事による利用制限等あるかもしれません。
この件に関する図書館からの公式情報はこちらです。
- 2024年7月1日に、晴海図書館が新規開館しました。
- 四番町図書館が、隣接する保育園・児童館・区営住宅等と複合して(仮称)四番町公共施設へと整備されます。そのため、旧来の四番町図書館は、2020年1月15日から長期休館に入り、3月31日までは完全休館、2020年4月1日から四番町図書館仮施設が開館しています。
- 豊島区立図書館全館が、2024年12月29日(日)から2025年1月13日(月)まで、図書館システム更新のため休館します。図書館ウェブサイトも、2024年12月28日(土)18時から2025年1月14日(火)9時まで停止します。
この件に関する図書館からの公式情報はこちらです。 - 上池袋図書館が、2025年2月上旬から2026年3月下旬まで、大規模改修工事のため休館します。
この件に関する図書館からの公式情報は、豊島区立図書館ウェブサイトの「上池袋図書館 館内について」ページに掲載されています。 - 千早図書館を改修・改築する計画があります。もともと、旧・平和小学校跡地への移設の計画があったのが、2020(平成32)年の東京オリンピック前後を目途に複合施設整備計画を凍結していましたが、2021年10月7日に行われた旧平和小学校複合施設に関する説明会によると、「敷地の売却を行わず、現地での改築や改修などにより設備更新やバリアフリー対応を行う」とのことです。2021~2022年度を検討期間、2023~2024年度以降に検討を踏まえた事業化をする予定です。
- 中野区立図書館全館が、2024年11月22日(金)から11月30日(土)まで、図書館システム変更のため休館します。また、中野区立図書館ウェブサイトも、2024年11月21日(木)21時から12月1日(日)9時まで利用できません。
この件に関する図書館からの公式情報はこちらです。この機会に新しくはじまるサービス、終了するサービスも記載されているので、中野区立図書館利用者は一読をお薦めします。利用者カード番号が7桁(おそらく前から登録している人が該当するのでは)の人は先頭0をつけて8桁になるなどは、要注意情報です。 - 2024年8月1日に、東中野駅西口前図書返却ポストが開設されました。
- 練馬区立図書館全館(分室・受取窓口を含む)が、2024年12月26日(木)から2025年1月13日(月)まで、図書館情報システム更新のため休館します。また、練馬区立図書館ウェブサイトと図書館情報ボックス(自動音声応答システム)は、2024年12月25日(水)21時から2025年1月14日(火)9時まで停止します。
この件に関する図書館からの公式情報はこちらです。 - 貫井図書館に改築の計画があります。
練馬区立図書館ウェブサイト内のお知らせ「再整備後の練馬区立貫井図書館への期待についてアンケートを実施します」に「練馬区立貫井図書館は練馬区立美術館と一体的に、令和7年度中に再整備工事を開始し、令和9年度中に再開館する予定です」とあります。練馬区ウェブサイト内の「練馬区立美術館・貫井図書館改築等基本設計業務委託の受託事業者の選定」にて事業者向け資料として公開されている「練馬区立貫井図書館の再整備に係る基本的な考え方」を見ると、事業者募集に向けて区が明らかにした考え方がわかります。また、改築に際して行っていた練馬区立美術館・貫井図書館の設計をみんなで考えるワークショップの様子は、こちらから確認できます。
- 小石川図書館と隣接する竹早公園を一体的に再整備する計画があります。文京区ウェブサイト内の「小石川図書館の改築について」ページに掲載されている竹早公園・小石川図書館一体的整備基本計画(中間のまとめ)によると、公園と繋がりを持つ建物が計画されています。
- 湯島図書館が入っている湯島総合センターの建て替えが検討されています。文京区ウェブサイト内の「湯島総合センター改築等」ページにこれまでの経過がまとめられており、老朽化対応・バリアフリー対応を施すほか、既存施設の機能充実・賑わいや交流の創出を基本的な考えとして、これまで意見交換会・検討委員会の開催や意見募集が行われました。今後の予定としては、2024年8月2,4,10日、及び、9月1日に区内会場にてパネル展示型説明会をするそうなので、関心のある方はぜひ。パネル展示型説明会の日時・場所についても、「湯島総合センター改築等」ページに記載されています。
- 赤坂図書館が、2024年10月1日(火)から12月13日(金)まで、大規模改修工事のため休館しています。休館期間のうち、2024年10月1日(火)から12月6日(金)までは、赤坂図書館のカウンターだけを使えるようにして、予約資料貸出・返却・利用者登録等を行っています。
この件に関する図書館からの公式情報はこちらです。
多摩地域
- 第三図書館が、2024年10月1日(火)から12月下旬まで、第三文化センター空調改修工事のため縮小開館しています。この期間は書架は立ち入り不可ですが、窓口だけを開けて予約受付・予約受取・返却・リクエスト・レファレンスなどを行うほか、検索機や読書通帳機が利用可能です。また、第三文化センターロビーにある新聞は閲覧できます。
この件に関する図書館からの公式情報はこちらです。
- 青梅駅前に開発されるビルに図書館が新設される予定があります。青梅市ウェブサイト内の「青梅駅前地区第一種市街地再開発事業」ページにある資料によると、青梅駅の駅前広場の先に、1~3階に店舗・公益施設、3~15階に住宅が入る建物が建設される予定で、その2階に図書館が入る予定です。建物の竣工が2026年2月の予定、その後設備や蔵書を搬入して新しい図書館が開館するはずです。
- 竹丘図書館が、2024年9月1日(日)から2025年1月4日(土)まで、空調・LED化改修工事のため休館しています。竹丘図書館は次項のように2025年3月31日を最後に閉館するため、残り少ない開館期間が工事に妨げられることになってしまいますね…。
この件に関する図書館からの公式情報はこちらです。 - 清瀬市立図書館を、移転・閉館による再編成により、「一般的な(=貸出ができる)図書館6館」から「一般的な(=貸出ができる)図書館2館+書庫図書館1館」という構成にする予定があります。具体的には以下の通りです。
駅前図書館 2025年4月1日から現・中央図書館から中央館としての機能を引き継ぐ 中央図書館 2025年3月31日を最後に閉館、2026年2月1日に「清瀬市立南部図書館」として中央公園内の複合施設に移転オープン。 野塩図書館 2025年4月1日から、カウンターのない書庫図書館となる(利用者は立ち入れない保存庫のような図書館と思われます)。現在野塩図書館が入っている野塩地域市民センターには、図書館ではなく地域市民センターが管理するサロン(新聞・雑誌が置いてあって読める空間)を設置。 竹丘図書館
下宿図書館2025年3月31日を最後に閉館。現在この2館が入っている竹丘地域市民センター・下宿地域市民センターには、図書館ではなく地域市民センターが管理するサロン(新聞・雑誌が置いてあって読める空間)を設置。 元町こども図書館 2025年3月31日を最後に閉館 以下、長文ですが、上の予定があることの証左となる資料を複数紹介します。
清瀬市ウェブサイト内の「これからの清瀬の図書館を創造する会」ページにある各会議事録を見ると、第2回の議事録に事務局職員による以下の発言(No.8)があります。
令和7年度オープン予定の南口複合施設の図書館と、駅前図書館の2館を貸出カウンターのある図書館とし、野塩図書館を書庫図書館としたい。また、下宿、野塩、竹丘の地域市民センターには新聞や雑誌を読むことができるサロンを設け、継続して滞在型の利用も可能なサービスを考えており、「④の(1)と(2)」の中でお示ししている。
上の引用内の「④の(1)と(2)」は、【資料2】これからの清瀬の図書館を創造する会(第2回)の最終ページの記載を指しており、以下のように記されています。
④ニーズをとらえたサービス
(1)他の公共施設と連携しながら利用環境の向上を図り、「学びの場」 「憩いの場」「居心地のよい空間」としての機能を果たす。
① 自習スペース
② 新聞・雑誌コーナー
③ 閲覧スペース
(2)図書館機能を再構成する。
① 6館の機能の見直し同じく第2回の議事録の発言No.44,45、及び、48,49に、以下のやり取りがあります。
副会長:ところで、6館を2館にした後は中央図書館としての機能はどちらになる のか。
事務局:駅前図書館が中央図書館としての機能を担う考えである。南口複合施設の図書館は児童書や新聞、雑誌を所蔵し、館内での利用も可能にする。副会長: 地域市民センターのサロンへの図書館の関わり方を教えてほしい。
事務局:図書館は関わらないつもりである。各地域市民センターの所管課との連携が必要である。また、このように図書館が減りアクセスが悪くなることへの代替サービスとしてでしょう、第2回の議事録や資料2にて、すべての市民を対象とした無料の宅配サービスが検討されています(図書館資料の宅配サービスをしている自治体では、その多くで、障害者や高齢者など図書館に出向くことが困難な人へは無料、そうでない人には郵送料利用者負担としています。対して、清瀬市はすべての清瀬市民で無料とすることを検討しています)。
更に、きよせ市議会だより 2024年5月15日号には、令和6年第1回定例会で可決・同意した主な議案として「清瀬市立図書館設置条例の一部を改正する条例」の説明があり、中央公園内に「清瀬市立南部図書館」を設置する条例の施行日が2026年2月1日であること、中央図書館及び地域図書館の一部を整理して駅前図書館を中央図書館とする条例の施行日が2025年4月1日であることが記載されています。
中央図書館の移転に関しては、清瀬市ウェブサイト内の「清瀬駅南口地域児童館・中央図書館等複合施設及び中央公園整備基本計画を策定しました」ページにて基本計画が読めます。それによると、清瀬市立中央公園の中(北西寄り)に複合施設を新しく設置し、現在の中央図書館をその複合施設に移転します(児童館との複合施設)。現在、中央図書館があるところ(中央公園の南東隣)は、拡張された中央公園の広場・多目的利用のスペースになる予定です。
当サイトをご覧いただいた方に、この再編成の情報を教えていただきました。ありがとうございます。
- 東分室が、2024年5月1日(水)から2025年3月31日(月)まで、本来は14:00~17:00としている開館時間をは10:00~17:00に延長します。
この水曜の開館時間延長は2023年4月から実施しているのですが、くにたち図書館ウェブサイトの東分室のページや図書館カレンダーの東分室のページには水曜の開館時間を「14:00~17:00」としているままで、お知らせ記事として水曜の開館時間延長の記事を掲載するだけ、そしてそのお知らせ記事は新しいお知らせが入るたびに表示順位が下がり、延長していることがわかりづらくなるという状態をずっと続けています。せっかく利便性を上げているのにその情報が伝わりづらくてもったいない。くにたち図書館さん、東分室ページやカレンダーページの記載を変えてはいかがでしょうか。
- 西之台会館図書室が、2024年11月1日(金)から2025年2月末まで、空調設備改修工事のため休館します。休館期間のうち、2024年11月中は前原町西之台会館前のブックポストは使用できません(12月からはブックポストが使用できるようになる予定)。また、休館期間のうち、下記の日程で貫井南センター2階ITルームに予約資料の臨時貸出窓口を設置する予定です。
2024年11月 7日(木)・12日(火)・14(木)・21日(木)・26日(火)・28日(木)の各日14時から16時まで 2024年12月以降 未定。別途お知らせするとのこと
- 本多図書館駅前分館が、2024年12月15日をもって閉館します。その後、移転作業を経て、2025年1月6日から「本多図書館市役所分館」として開館します。場所は、2025年から新しくなる国分寺市役所新庁舎(国分寺市泉町2-102-9、東京都立多摩図書館・東京都公文書館の南隣)の1階です。
この件に関する図書館からの公式情報はこちらです。また、「国分寺市新庁舎建設基本設計がまとまりました」ページに掲載されているPDFファイル・国分寺市新庁舎建設 基本設計の概要※を見ると、広場や武蔵国分寺公園が見渡せる1階の北東角に情報公開コーナーを設置し、そこで予約資料の受け渡しを行う計画であることがわかります※ファイルサイズが大きいです。データ通信容量が気になる場合は、同じページにある市報同時配布用要点抜粋資料でも概要がわかります - 恋ケ窪図書館に移転の計画があります。上記のように国分寺市役所が移転した後、現在の市役所の跡地に建てられる複合公共施設の中に恋ヶ窪図書館が移設される予定です。
国分寺市ウェブサイト内の「国分寺市現庁舎用地利活用基本計画の策定及びパブリック・コメントの実施結果の公表について」ページに掲載されているPDFファイル・国分寺市現庁舎用地利活用基本計画を読むと、現在の市役所の敷地のうち1/4程度の区画に複合施設を建てて、この中に市民サービスコーナー、恋ケ窪公民館、恋ヶ窪図書館、福祉センター、生きがいセンターとくら、市民本多武道館が入る予定。3階まである建物の1階に恋ヶ窪図書館が入る計画です。
スケジュールとしては、現在の市役所庁舎を解体するのが2024年度末から2026年度前半、2026年度後半から2027年度にかけて建物を建設し、2027年度末から使用できるようになる、という流れです。
この計画については、アンケートやパブリック・コメント募集、ワークショップ、ヒアリングが行われており、その結果は「現庁舎用地の利活用について」ページや「国分寺市現庁舎用地複合公共施設に関すること」ページから辿ることができます。
こちらについても、当サイトをご覧いただいた方に情報を教えていただきました。ありがとうございます。
- 小平市立小川西町図書館に移転の計画があります。
小平市ウェブサイト内の「小川駅西口新公共施設・(仮称)小川にぎわい広場 概要(まとめ)」ページに、2026年度完成予定の小川駅西口再開発ビルに、現在の西部市民センターにある機能(図書館、公民館、出張所)を移転する旨の記載があります。また、「小川駅西口再開発ビル公共床 基本設計レイアウトをご紹介」ページには、イメージ画像やイメージ動画、基本設計レイアウトなどがあり、これらを見ると図書館エリアと公民館エリアが明確に分かれるのではなく、それらが一体的に広がるような施設となるようだということがわかります。 - これも図書館の新設や移転ではありませんが、中央図書館の周囲を整備する計画(中央図書館は今のまま)があります。
小平市ウェブサイト内の「中央エリアの整備 設計案に関する利用者・利用団体ヒアリング」ページに掲載されている設計案によると、中央図書館の隣にある中央公民館が、交差点を挟んた南東の区画に建てる予定の複合施設に移転します。また、中央図書館前の広場が、現在はブロックを並べて歩道と市有地の境目が明確になっているのを、歩道と繋げて散歩道やベンチを配置した「まちかどひろば」に整備するそうです。
- 2024年8月1日(木)から中央図書館が再整備のため休館しています。休館期間のうち2024年9月1日(日)からは市役所敷地内の旧市民食堂に臨時窓口が設置されています。臨時窓口に関する狛江市立図書館の説明ページを読むと「開架に約5,000冊と書庫(閉架)に約3万冊の貸し出し用の図書を用意している」とのことで、臨時窓口の枠を越えた<仮図書館>といえる設備のようです。
整備計画の全体像としては、現在の商工会と駄倉地区センターの敷地に新しい図書館を移設し、かつ、現在の中央図書館が入っている市民センターにも小規模な図書館施設を残す計画になっています。計画については、狛江市立図書館ウェブサイトの「新図書館整備基本設計が完了しました」ページに市民センター改修基本設計・新図書館整備基本設計が掲載されています。また、広報こまえ 2024年5月15日号の2ページ目にも新しい市民センターのイメージ図が掲載されています。
その後のスケジュールとしては、2025年11月頃に新市民センター図書コーナーが開設、2026年10月頃に新しい中央図書館が開館、という予定です。
- 豊ヶ丘図書館が入っている豊ヶ丘複合施設の在り方が検討されています。
多摩市ウェブサイト内の「豊ヶ丘複合施設の整備方針についてオープンハウスを開催します!」ページによると、2013年に複合施設廃止の方針を公表したところ、施設存続の陳情が提出されて採択、その後ワークショップやオープンハウスを実施しているところで、「大規模改修」と「建替え」の両方を検討する素案もこのページに掲載されています。2024年9月3日(火)から10月9日(水)までこの素案に関するアンケートを実施しているので、関心ある方はぜひ回答ください。
- 宮の下分館の移転が検討されています。
調布市ウェブサイトの「「調布市公共施設マネジメント計画」を策定」ページで公開されているPDFファイル・第3章 個別施設の状況・方向にて施設分類No.53 施設番号175として挙げられた宮の下分館に「第七機動隊跡地への移転を検討」の文言があります。
また、「令和6年度予算概要」ページで公開されているPDFファイル・令和6年度市政経営の概要の35ページに「◆第七機動隊跡地を活用した公共施設機能移転に向けた取組⇒造成工事と併せて,図書館宮の下分館の移転に向けた実施設計に取り組みます」との記載があります。
2024年度に設計、その後実際の工事→移転と進んでいくと思われます。 - 緑ケ丘分館に移転の予定があります。
調布市ウェブサイト内の「令和4年度第4回調布市立図書館協議会会議結果」ページの資料8として、2022年12月16日に利用者・地域の人向けの説明会で使用した資料が掲載されています。それによると、緑ケ丘団地の別の旨に移転する予定で、スケジュールとしては2026年4月以降に移転のための休館をし2026年夏ごろに開館、床面積にして現在の緑ケ丘分館の2.7倍の図書館となるようです。 - 若葉分館を第四中学校・若葉小学校と一体的に整備する計画があります。
調布市ウェブサイトの「調布市総合計画(令和5年度から令和12年度まで)」ページで公開されているPDFファイル・調布市総合計画05-1(第5編地域別計画_東部地区)の3ページ(基本計画全体に振られたページでいうと345ページ)に、「学校施設の老朽化及び不足教室への対応,施設機能の集約・複合化や民間活力活用をはじめとする市の公共施設マネジメントに関する基本的な方針への対応として,第四中学校及び若葉小学校,図書館若葉分館の一体整備を進めます」の文言があります。また、PDFファイル・調布市総合計画03-1(第3編分野別計画_第1節・第2節)の50ページ(基本計画全体に振られたページでいうと124ページ)に、第四中学校・若葉小学校の設計を2024年度、建設工事を2025,2026年度に実施する旨の記載があるので、若葉分館の設計・工事も同じ時系列で進むと思われます。 - 国領分館の移転が検討されています。
調布市ウェブサイトの「「調布市公共施設マネジメント計画」を策定」ページで公開されているPDFファイル・第3章 個別施設の状況・方向にて施設分類No.53 施設番号171として挙げられた国領分館に「第五保育園の移転検討と並行して,整備の方向を検討」の文言があります。 - 染地分館の移転が検討されているようです。
調布市ウェブサイトの「「調布市公共施設マネジメント計画」を策定」ページで公開されているPDFファイル・第3章 個別施設の状況・方向にて施設分類No.53 施設番号179として挙げられた染地分館に「第三中学校改築に伴う集約の検討」の文言があります。
また、PDFファイル・第5章 計画期間I期における取組の18ページ(マネジメント計画全体に振られたページでいうと129ページ)に、「計画期間Ⅱ期における主要な取組」として第三中学校の基本構想,基本計画,PFI(事業者選定,実施設計,改築工事,既存解体,校庭整備)が挙げられています。この資料におけるⅡ期は2021年度から2028年度までを指しています。
調布市立第三中学校は第一体育館の改修工事を行って2024年2月に竣工したばかりなのですが、それとは別に校舎の改築が計画されており、そこに染地分館を集約する(市・区立の小学校校舎の一画に公共図書館を整備する例は都内にもいくつかあります)ことを構想しているのではないかと思われます。 - 高架下資料保存庫に移転の計画があります。
調布市ウェブサイトの「「調布市公共施設マネジメント計画」を策定」ページで公開されているPDFファイル・第5章 計画期間I期における取組の5ページ(マネジメント計画全体に振られたページでいうと116ページ)にある表に、高架下資料保存庫について「整備内容:移転、更新」と記されています。この表には2025年度に解体工事をするという記載があるだけなのですが、これに伴って保存庫の資料を閲覧したり借りたりできない期間が生じるかもしれません。
- システム更新のため休館していた八王子市立図書館全館が、2024年10月1日から通常開館しています。
- 川口図書館が、2024年4月1日(月)から2025年4月30日(水)まで、大規模改修工事のため休館しています。休館期間のうち、2024年6月3日(月)から2025年4月30日(水)までは近隣施設に川口図書館予約資料受取所を開設しています(川口やまゆり館の臨時窓口は204年5月31日で終了しました)。
この件に関する図書館からの公式情報はこちらです。尚、2024年10月9日現在、このリンク先には臨時窓口の開館が16:30までと記載されていますが、川口図書館予約資料受取所の開設時間の変更に関する情報にあるように、臨時窓口がある川口事務所が2024年10月7日から16:00までに変わりました。それに従って、臨時窓口も16:00で閉まります。八王子市図書館さん、川口図書館休館に関する情報ページの内容もぜひ更新してください。
- 図書館システム更新のため休館していた東大和市立図書館全館が、2024年10月1日から通常開館してます。
- 桜が丘図書館が、2024年7月1日(月)から11月30日(土)まで、空調及び照明設備等更新工事のため休館しています。休館中はロンドみんなの体育館のロビーに予約資料受取と返却ができる臨時窓口を設置しています(検索、予約申込、利用登録は臨時窓口ではできません)。
桜が丘図書館休館の件に関する図書館からの公式情報はこちらだったのですが、図書館システム更新後にこの情報ページが消えてしまいました…。東大和市立図書館さん、この情報を消しちゃだめでしょう。
- 府中市立宮町図書館に移転の計画があります。
東京都府中市ウェブサイトの「第3次府中市公共施設マネジメント推進プラン」ページにある第3次府中市公共施設マネジメント推進プランに「府中駅周辺施設の再編」の方針が挙げられており、そのなかで宮町図書館の移転が示されています。
また、「第3次府中市公共施設マネジメント推進プランの進行管理シート」ページにある進行管理シートの14ページにある表によると、2022~2025年度は「宮町図書館の移転に向けた取組の実施」となっているので実際の移転は2026年度以降になると思われます。
- 鶴川図書館が2025年度から民設民営のつるかわ図書コミュニティ施設に転換されます。既に鶴川図書館の中にコミュニティスペースを設置する工事が行われていて、「勉強や読書、パソコンを使っての調べものなど、様々な用途でご利用いただけます」とのことです。
みんなのコミュニティスペースに関する図書館からの公式情報はこちら、、また、2025年度からつるかわ図書コミュニティ施設を運営する「つるかわ図書コミュニティ施設運営協議会」のウェブサイトはこちらです。
私は2005年からこのサイトを運営していますが、図書館があった場所を住民が引き取って民営の図書館的施設にする例は初めて知りました。公立図書館が減るのは残念ですが、つるかわ図書コミュニティ施設のことはぜひ応援したいです。 - さるびあ図書館と中央図書館の集約化、木曽山崎図書館と他の公共施設の複合化、金森図書館と他の公共施設の複合化が検討されています。先に具体的な検討事項を挙げてしまいましたが、要は図書館全体の配置も含めた在り方を見直ししています。「町田市立図書館のあり方見直し方針」に、詳細がまとまっています。