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足立区立保塚図書館

足立区立保塚図書館は、改修工事のため、2018年8月31日から2019年7月中旬まで休館しています。休館期間のうち、2018年10月3日から2019年6月12日までの間、毎週水曜の12時から15時まで、予約図書受渡窓口を開設しています。予約図書受渡窓口に関するデータはこちらです。
以下は、休館前の足立区立保塚図書館の訪問記です。

足立区立保塚図書館 訪問記

last visit:2016/04/04
§ 図書館の場所

保塚図書館はつくばエクスプレス六町駅から徒歩10分ほどの場所にあります(詳しい道のりはこちら)。六町駅周辺はつくばエクスプレスが開業してからお店なども徐々に増えてきましたが、駅前にしては空が広く、まだまだ開発途上という印象。むしろ保塚図書館がある通りの方が道は狭いながらも飲食店が多く、きちんと調べたわけではないのですが、古くからある旧道なのではと想像しています。これから長い時間を掛けて人の流れが変わっていくのかなと思いますが、初めて保塚図書館に来たときからそう思い続けて、まだ変わっていないような…。

保塚図書館が入っている足立区保塚センターは、上から見たときに「ロ」の字のよう建物で、ロの内側にある入口から中に入るかたちです。保塚図書館は2階にあり、その他に地域学習センター、児童館、シルバー人材センターなども入っています。

§ 図書館内の様子

2階にあがって保塚図書館に入ると、右にカウンターがあり、左に新聞・雑誌コーナーがあります。そこから奥に進むと児童エリアで、新聞・雑誌コーナーや児童エリアの左に一般書架が広がっています。左手前の一画には、閲覧席が並ぶ閲覧コーナーもあります。

建物自体がコンクリートうちっぱなしのシンプルな外装なのですが、図書館の内装もコンクリートの柱に合わせたグレーの壁に木の棚という組み合わせで、基本的にはシンプル。でも、新聞・雑誌エリアの周囲には鉢植えの緑が点在していたり、併設の地域学習センターで活動しているサークルの方々が作った作品が飾られていたりして、温かみも感じられます。休みの日には子どもも大人も来館して賑わっており、地域の人の集まる場所になっているんだなと感じます。

§ 児童エリア

図書館の児童エリアは、右から左に行くにつれてだったり、手前から奥に行くにつれてだったり、向きはその図書館によって違えど、対象年齢の順に本が並んでいることが多いのですが、保塚図書館はそうなっていないので気を付けないと目当ての本を見逃すかもしれません。

カウンターの前を通って児童エリアに入ると、正面に靴脱ぎスペースがあり、靴脱ぎスペースの周囲に赤ちゃん向けの絵本とちしき絵本があります。その手前に児童読み物のなかでも小さい子向けの「ようねんどうわ」があり、その左に児童用閲覧席、更に左に絵本と紙芝居、そのまた更に左に「よみもの」とちしきの本が並んでいます。また、靴脱ぎスペース向かって右には、「ママと赤ちゃん優先席」という小さいスペースもあります。

つまり、小さい子向けの「ようねんどうわ」が絵本が集まるエリアにぽつんとあるような配置なのです。紙芝居用の棚が固定されているなど、職員さんがわかりやすくしようにもどうしようもない部分もあるので、配置図などを見て探している本をしっかり見つけましょう。

絵本は日本人作家の絵本と外国絵本の翻訳に分けたうえで、絵を描いた人の苗字頭文字で分類しています。児童用閲覧席の脇にある小さな棚には、「おはなし会参考本」と「こどもの本読書案内」が背中合わせに入っているので、お子さんのための本を探している方やおはなし会を主催している人などはぜひ参考にしてください。

また、上に書いたように、靴脱ぎスペースのまわりにちしき絵本があるのですが、絵本を床に広げられる靴脱ぎスペースの周囲には物語絵本を並べる配置をとる図書館がほとんどで、保塚図書館のこの配置は結構珍しいです。でも、別に物語こそが絵本ではないし、動物や星に関する絵本をくつろいで見るのもいいものだと思います。保塚図書館を利用しているお子さんには、この珍しい配置を活かして、ちしき絵本もたくさん読んで欲しいです。

児童向け読み物は、対象年齢によって「ようねんどうわ」と「よみもの」に分け、それぞれ別の並び順になっています。まず、「ようねんどうわ」は日本人作家と外国人作家を交互にして、著者姓名の五十音順に並べるスタイル。交互というのは、まず苗字が「あ」で始まる日本人作家の本が並び、次に苗字が「ア」で始まる外国人作家の本が並び、その次に苗字が「い」で始まる日本人作家、「イ」で始まる外国人作家の本、苗字が「う」で始まる日本人作家…といったかたちの並び順です。ようねんどうわは円柱状の棚に入っており、各段の中でどこがはじまりなのかがわかりにくいのが難点。また、「よみもの」は日本の読み物と外国読み物の翻訳に分けたうえで、著者姓名五十音順に並んでいます。

児童エリアではシンプルな内装を掲示ボードのように使っているのが面白いところで、児童エリア奥側の壁に調べものの方法のチャートが大きく描かれています。この辺りには児童のちしきの本やヤングコーナーがあり、チャートも小学校高学年から中学生くらいに向けた感じ。調べたいことが書いてありそうな本を1冊見つけて終わりではなく、チャートも参考にしながら深く知識を広げていきたいです。

§ 一般書架

一般書架は、新聞・雑誌コーナーの隣に、ソファを囲むようにして文庫本と家事関連本があり、その先に一般書架が広がっています。本棚のところどころで、あえてスペースをあけて表紙を見せるように本を面陳しており、あまり詳しくないジャンルの本棚を眺めていても、「こんな本があるんだ」と目に留まるようになっています。

一般書架は、新聞・雑誌コーナーの隣に、ソファを囲むようにして文庫本と家事関連本があり、その先に一般書架が広がっています。本棚のところどころで、あえてスペースをあけて表紙を見せるように本を面陳しており、あまり詳しくないジャンルの本棚を眺めていても、「こんな本があるんだ」と目に留まるようになっています。

文庫本・家事関連本エリアと一般書架エリアの境目にあるパソコン・インターネットコーナーには、一般的な図書館の分類法では「007 情報科学」と「547 通信工学」に分かれてしまうパソコン・インターネット関連の本が一カ所に集まっています。分類も「パソコン」「パソコン入門書」「プログラミング」「データベース」「画像処理・イラスト」「ワード・エクセル」「アウトルック」「インターネット」「ホームページ」「電子メール」と細かく分かれていますが、今となっては古い分類といえそう。これらの項目に入らない、タブレットやSNSに関する本はこの棚の上に並んでいます。

日本の小説は著者姓名五十音順に並んでおり、複数の作家による作品集は姓名五十音順の並びの後にまとまっています。外国小説の翻訳は、「中国文学」「英米文学」「ドイツ文学」といったように国・地域別に分かれたうえで、著者姓名五十音順に並んでいます。

一般書架の奥には「大人の絵本」コーナーがあり、大人にもお薦めしたい絵本が並んでます。例えば、松尾たいこさんの絵が先にあり、それを見て江國香織さんが空想して書いた文を添えた『ふりむく』という本や、泉鏡花の短編を絵本にした『絵本 化鳥』、宮澤賢治の物語に清川あさみさんの作品が添えられている本など。文章を読みながら自分で想像するのもいいけど、こうしてアーティストの作品と文章を一緒に楽しむのも素敵な読書です。

足立区立図書館は各館で特色テーマを持っているのですが、館によって特色コーナーが過去のものとなりつつあるところもあります。保塚図書館のテーマ「スポーツ・体育」は現在進行形で充実しており、一般書架壁沿いにスポーツの本がずらっと並んでいます。冊数も図書館規模にしては多い気がしますし、スポーツ名だけでなく、例えばサッカーの本なら「日本のサッカー」「海外のサッカー」「フットサル」と更に細かく見出しをつけているくらい。「弓道」「なぎなた」など、他の図書館では「武道」でひとくくりにされるものも見出しになっていますし、釣りの本に至っては、「川釣り」「海釣り」「ルアーフィッシング」「フライフィッシング」「バス釣り」という細かさ。豊富な見出しを見ていると、知らないスポーツの本も、ちょっと読んでみようかなという気になります。

閲覧コーナーの入口脇にある足立区の地域資料の上では、「あだち見どころ新発見!」と題して、区内の風景の写真とお薦めコメントを募集しています。これは以前から実施している企画のようで、募集コーナーの隣には2012(平成24)年度に区制80周年事業として実施した同様の企画「足立紀行80ヶ所めぐり」で集めた写真がファイリングされています。ページをめくると、花畑公園の桜、青和ばら公園のバラ、緑あふれる舎人公園などの写真が次々あらわれ、図書館を飛び出して散歩に行きたくなります。

奥にある閲覧コーナーの机席は、カウンターに申し込んで利用する仕組みです。図書館カードをカウンターに提出すると、引き換えに座席番号札を渡されるので、その番号の座席を探して利用します。座席を自分で選ぶわけではなく、渡された席に座るかたちですが、既に利用されている席と離れた席を選んで渡してくれます。

§ 地域の人が集まる場

保塚図書館は時間によってはひっそりしているときもあるのですが、学校のない曜日や時間帯だと保塚地域学習センターも合わせて子どもも大人も集まり、とても賑やか。区の施設を地域の皆さんが使いこなしているのを感じます。

少し失礼な言い方かもしれませんが、六町駅周辺も都内の鉄道駅にしてはまだお店などが少なく、休日の六町駅そばのマクドナルドが極端に混むくらい、人が集まれる場所があまりない。そんな地域にとって、保塚図書館と保塚地域学習センターは、地域の人たちで集まることができ、家の外でもくつろげる、貴重な場所のように感じます。そんな場所に本があったら、いい本を薦めあうなど、本を通じた会話も広がりそう。保塚図書館にいると、図書館は本がそばにある暮らしを実現してくれる施設なんだということをあらためて感じます。

足立区立保塚図書館 特集・行事・図書館だより感想記

  ブックポーカー
―2018年3月17日のイベント
参加者が本を持ち寄り、その本を伏せたまま持ち寄った本について話して、他の人が持ってきた本を当てる「ブックポーカー」を楽しむ図書館イベントに参加しました。私の推理はことごとく外れましたが、とても楽しい遊びで、ぜひ再挑戦したい気分でいっぱいです。

足立区立保塚図書館 データ

足立区立保塚図書館は、改修工事のため、2018年8月31日から2019年7月中旬まで休館しています。休館期間のうち、2018年10月3日から2019年6月12日までの間、毎週水曜の12時から15時まで、予約図書受渡窓口を開設しています。
以下は、休館中の予約図書受渡窓口のデータです。
住所東京都足立区南花畑2-4-2 保塚区民事務所仮設庁舎1階会議室 →大きい地図を開く
Tel03-3858-1553(保塚図書館)
開館時間12:00~15:00
定休日木~火曜(水曜だけ開いている臨時窓口です)
最寄駅 つくばエクスプレス 六町駅から徒歩6分
最寄バス停「花保小学校南」停留所から徒歩3分
東武バス 綾24(綾瀬駅~六町駅~竹ノ塚駅東口)
東武バス 竹17(竹ノ塚駅東口~六町)
「西六町」停留所から徒歩5分
東武バス 綾20(竹ノ塚駅東口~青井六丁目)
東武バス 綾22(綾瀬駅~第五都営住宅)
備考Facebookページあり
図書館データについて

●最寄駅・最寄バス停
 わかりやすい道のりを徒歩時速4kmで行くとして計算しています。最寄バス停のデータは現在少しずつ追加中で、まだデータがないページもあります。

●定休日
 基本的な定休日です。ほとんどの図書館で、この他に年1回の特別整理期間を設けているので、ご注意ください。

その他、各項目の説明は用語解説にも書いてありますので、ご覧ください。

足立区立保塚図書館 カレンダー

保塚図書館は、2018年8月31日から2019年7月(予定)まで、改修工事のため長期休館します。休館期間のうち、2018年10月3日から2019年6月12日までの毎週水曜には、保塚区民事務所仮設庁舎に予約図書受渡窓口を開設します。
このカレンダーは、予約図書受渡窓口のカレンダーです。
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カレンダーについて

このカレンダーは、特別整理期間・臨時休館も反映させたものを、図書館の公式ホームページや問い合わせ等で調べて掲載しています。

更新頻度も高いし、重要な項目ですので、万全を期して調べていますが、心配な方は直接図書館にお問い合わせください。

私自身もこのカレンダーを見て、その日に訪問する図書館を決めていますので、自分が無駄足踏まないためにもしっかり調べます!