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大田区立羽田図書館

大田区立羽田図書館 訪問記

last visit:2008/12/01

大田区立羽田図書館は、穴守稲荷駅と大鳥居駅の間付近にある図書館。馬蹄型で桃色の建物は、図書館にしては可愛らしい。大田区の姉妹都市であるセーラム市のコーナーがあり、国際色を感じさせる一方、畳の上に座椅子が並ぶ和室で読書もできます。

§ 図書館の場所

羽田図書館は京急空港線の羽田空港駅の2つ手前、穴守稲荷駅から歩いて少しのところにあります。隣の大鳥居駅との真ん中よりやや穴守稲荷駅寄りの付近ですね。

穴守稲荷駅を降りると、駅前に大きな鳥居が建っています。この辺で鳥居といえば、何と言っても羽田空港そばの大鳥居。穴守稲荷神社がもともとあった場所の鳥居が、撤去しようとすると不幸が起きたという伝説の鳥居なんですよね。今は当初の場所から少し移動した東京都大田区羽田空港1-1、穴守稲荷駅の隣の天空橋駅のそばにあります。私が羽田図書館に行ったのは、2007年夏の猛暑の中。寄り道をする気になれなかったので断念してしまいましたが、羽田図書館からも歩いて行ける距離だと思うので、次に行くときには見てみたいと思います。

§ 図書館内の様子

さて、羽田図書館はピンクの3階建ての建物です。入口を入ると、目の前に新聞・雑誌コーナーとの間の仕切りがあり、円状に通路が左右に伸びています。入口を入ってすぐのところに丸い敷地の新聞・雑誌コーナーがあるのですが、入口と反対側まで回らないと新聞・雑誌コーナーに入れないんですね。なかなか面白いつくりです。

カウンターは入口から見て新聞・雑誌コーナーの向こう側にあり、カウンターの向こうにはCD・カセット・ビデオと試聴コーナーがあります。で、その新聞・雑誌コーナー、カウンター、AV資料コーナーを包むように書架が丸く囲んでいます。いや、建物の奥の方は直線になっているので、丸というより馬蹄型という感じですね、上からみると。新聞・雑誌コーナーのところは吹き抜けになっていて、見上げるとドーム上になっている天井が見えます。

馬蹄型の書架は、入口から見て右側が児童コーナー、左側が一般書架となっています。一般書架の奥には畳コーナー、というより他の図書館の畳コーナーよりも本格的な「和室コーナー」と言ってもいいスペースがあります。書が掛かっていたり、上半分が障子、下半分がガラス戸の窓の向こうには小さいながらも石や竹を配している庭が見えたり。座椅子も木製で、いいなあ、この空間。

入口を入って、右側の丸い通路を進むと、壁にセーラム市グッズが展示してあります。という書き方じゃわからないですよね(笑)。大田区との姉妹都市であるマサチューセッツ州セーラム市との交流を示す写真や、市長一家の写真、セーラム市のボールペンなども並んでいます。

その壁の裏にあたる棚には「セーラムコーナー」というのがあり、セーラム市から寄贈された本、その他英語の本、セーラムで生まれた小説家のホーソンに関する日本語の本や、モースに関する本もあります。

そう、大田区がセーラム市と姉妹都市になったのは、大森貝塚の発見者、モースがセーラム市に住んでいたからなのだそうです。毎年大田区の中学生がホームステイに行ったりしているようですね。この辺のことに関する資料も、ちゃんとこのセーラムコーナーで所蔵しています。

ちなみに大森貝塚は正確には品川区なんですよね。まあ、もうちょっと行けば大田区という場所だし、「大森」という現在の大田区の地名が付いているし、これも縁ということでしょう。一方、品川区の方はモースの生まれたメイン州ポートランド市と姉妹都市になっているそうです。これも、このセーラムコーナーの資料で知ったんですけど(笑)。図書館のこういうコーナーは、一般の本だけでなく、交流活動に参加した人の感想や参加した人が調べてまとめた文章があるので、なかなか面白いのですよ。皆さんもぜひ。

入口から見て、セーラムコーナーの左右反対側にあたる児童コーナーに入ると、羽田図書館の「丸」でできているイメージが更に強まります。新聞・雑誌コーナーを囲む形になっているので、児童コーナー自体も弧のようになっている上に、靴を脱いで上がれるスペースが2つあるのですが、これも円。図書館って四角いイメージがあるので、こういう設計は面白いですね。

この児童コーナーの英語の絵本はとても多くて、500冊弱ほどあります。これとは別に、セーラム市から寄贈された絵本はセーラム市コーナーにあるので、英語の絵本を利用する方はそちらも見てくださいね。

2階は読書室、喫茶室、多目的室、事務室など。3階は職員さんしか入れないフロアです。
2階の読書室も、入って最初に目に入る机が三角の机。壁沿いに並ぶ机も壁に対して完全に平行ではなく、少し斜になっています。

読書室の隣には大田区立図書館には設置されていることが多い喫茶室があります。その名も喫茶ウィング。「羽」田といえば、もうこうなってしまうのかもしれませんね。駅から来る途中のマンションなども「ウィング~」とか多かったですもん。

ちょうどお腹が空いていたので、ここでミートスパゲッティーを食べたのですが、400円という安さ。でもコーヒー・紅茶は200円なんですよね。食べ物が安いだけに、すっごく高く感じてしまいます。大田区立図書館の喫茶室って他のところもこんな感じの値段設定なんですよね。う~ん、不思議です(笑)。ちなみに一番高いメニューは、日替わりランチが500円(やっぱり安い)。一番安いメニューは100%ジュース150円となっております。

不思議といえば、ミートスパゲッティーだけを注文したのですが、お味噌汁が付いてきました。そして出していただいた食器はフォークのみ(笑)。まあ、これは言えばお箸を出してもらえたと思うのですが、せっかくなので(?)フォークだけでいただいてきました(笑)。

何だかいろいろな意味で楽しい図書館でしたね。図書館の堅苦しさを感じずに過ごせます。夏休み終わり頃で子供が多かった割には全然うるさくなかったし、とても居心地がよかったなあ。閉館音楽も「夕焼け小焼け」が何分かおきに流れて、ほのぼのした雰囲気。地元の人以外はわざわざ来ることも少ないとは思いますが、穴守稲荷への参詣とセットで訪問するというのはいかがでしょうか。

大田区立羽田図書館 データ

住所東京都大田区羽田1-11-1 →Google Mapで見る
Tel03-3745-3221
開館時間9:00~19:00
※1月4日は、10:00~19:00
定休日第3木曜(祝日は開館し、翌日を休館)
12月29日~1月3日
最寄駅 京急空港線 穴守稲荷駅から徒歩6分
京急空港線 大鳥居駅から徒歩8分
駐輪場建物向かって左手前に駐輪場あり
駐車場一般用駐車場なし。建物裏手に障害者用駐車場1台分あり
所蔵資料
図書所蔵数122,027冊(2020/03/31現在、出典『令和2年度 大田の図書館』)
音声資料
CDカセットレコード
ありありなし

試聴設備カセット・CD試聴機2台あり
映像資料
DVDビデオLD
ありありなし
※ DVD・ビデオは広報DVD・ビデオを除いた市販ビデオ・DVDの有無を表しています
視聴設備ビデオ視聴機2台あり
設備
ブックポスト建物入口向かって右にブックポストあり
自動貸出機なし
持参PC利用2階読書席にパソコン席(6席)で持参PCの使用可能。電源は6席に対して4つあり。
LAN接続館内で大田区公衆無線LAN「Ota_City_Free_Wi-Fi_01」(暗号化なし)の利用可能。1回60分のネット接続可能。利用にはメールアドレスとパスワードの登録が必要です。詳しくは図書館へお問い合わせください。
飲食設備等2階に喫茶店「喫茶ウィング」あり。10:30-15:30。