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2018年板橋区立図書館全館合同クイズラリー 2日目

―2018年10月20日から11月25日までの企画
visit:2018/11/15

2018年度の板橋区立図書館全館で実施しているクイズラリー、2日目の図書館巡りに挑んできました。企画内容については、1日目の記事に書いたので省きますが、今回は問題用紙が2枚あり、それを制覇したいなら2巡する必要があります。2日目の図書館巡りをしたのが11月15日、クイズラリーの実施期間は11月25日まで。果たして、期間内に2巡目を達成できるでしょうか。

1日目は4館しか回れなかったので、2日目は6館回ることが目標です。12館のラリーなのにどうして1,2日合わせて10館しか回らないかというと、西台図書館はクイズラリーの期間終了までは改修工事による休館で回れない(実施期間の最初の方に回って置かなければいけなかった)、蓮根図書館が特別整理期間のため休館で回れない(こちらは、数日待てば開館する)という状況のため。今年のクイズラリーは定休日以外の休館の合間を縫うというミッションが課せられ、クイズではない部分の難易度が上がっています。

§ 2日目の1館目 志村図書館

2日目は志村図書館からスタート。1日目に都営三田線沿い以外の図書館を済ませておいたので、今日は都営三田線沿いの図書館、違う言い方をすれば、中山道沿いの図書館を回るかたち。実際に図書館が中山道に面しているわけではないのですが、中山道を進みつつ図書館が近づいたら寄り道するように回ると、徒歩で図書館巡りをしていけます。

志村図書館の問題は、図書館の近くにある史跡に関する問題。私は、図書館の企画だからと、図書館資料で確かめることを自分に課してこのクイズラリーをしていますが、今回は図書館のそばにあるスポットに関する問題が多いので、「出題対象のスポットに行って正解を調べ、図書館で答え合わせをする」という楽しみ方もできます。

志村坂上駅のそばにある塚の名前を問う問題で、ふだん志村坂上駅を使っている人なら調べる必要なくわかるくらいですが、問題文に「国の史跡にも指定されている」とあるので、一応それが国の史跡に指定されていることを地域資料の棚で確認し、答えを記入してカウンターへ。無事正解して、スタンプをいただきました。

ついでに、長期休館のため実施期間内に回れないと確定してしまった西台図書館の問題について、「もし、他の図書館の解答もわかるなら、西台図書館のスタンプはもらえないことは承知の上で、答えが合っているかだけでも確認してもらえますか」とお願いしてみたところ、正解だと確認してもらえました。西台図書館の問題は「西台図書館は区営住宅の1階にある。○か×か?」というかなり簡単な問題で、実施期間内に長期休館が入る図書館からの出題は、図書館に入れなくても解ける内容にしてくれている感じです。私は、この問題についても「図書館資料で確かめる」自分ルールにのっとって、都営住宅・都民住宅など区民住宅以外にも種類がある公営住宅の中で、西台図書館があるのが確かに区営住宅なのかを、図書館にある住宅地図で確認したうえで答えました。

§ 2日目の2館目 清水図書館

志村図書館を出た後、清水図書館までの900mを歩いていきます。このように、板橋区の東側は図書館同士の間隔が狭く、図書館巡りの企画には都合がいいのですが、板橋区の西側の住民がこの企画に参加すると、西側と東側の図書館密度の差を感じるのではないかと思います。ただ、この先、板橋区立中央図書館が平和公園に移転するとともに、いたばしボローニャ子ども絵本館も新しい中央図書館の中に移設する予定があり、将来的には東側の図書館密度が低くなることで東西の差が小さくなります。

清水図書館の問題も近所の神社に関する問題。私は、問題文によって、これのライトアップが商店街主催であることを知りました。これも地域資料の棚で答えを調べて、カウンターで答え合わせ。ここが6館目の正解になったので、清水図書館の記念品・しおりをいただきました。「好きなものをどうぞ」と出された箱の中にいろいろなデザインのものがあり、私は下の写真のデザインを選びました。

板橋区立図書館クイズラリー2018 清水図書館記念品
§ 2日目の3館目 いたばしボローニャ子ども絵本館

清水図書館から次のいたばしボローニャ子ども絵本館へも、歩きで向かいます。私は、板橋区立図書館のクイズラリーの際、清水図書館といたばしボローニャ子ども絵本館の間で板橋を渡るのが好きなんです。特に、出題の内容が歴史中心の歴史クイズラリーだった回は、旧中山道を進み板橋を渡ることで「歴史を辿る」感が増しました。

絵本館はふだんから職員さんが入館者に親切に話し掛けてくださるところで、クイズラリーに参加していることを話しながら答えを探しました。この絵本館の誕生日が問題になっているのですが、それを聞いた職員さんがまず言ったのは「どっちのことだろう?」。今の場所に絵本館を設置した日のほかに、それ以前の準備室か何かができた日も誕生日だと言えることから、その言葉が出たようです。いずれにせよ、職員さんはこの企画の答え合わせのための書類を見れば答えがわかる、私は自力で答えを見つける必要がある。絵本館の部屋の外回りの掲示も含めて探し回った結果、パンフレットに答えを見つけました。

考えてみると、この先も2年に1度のペースで板橋区立図書館クイズラリーをするとしたら、この場所での絵本館を巡るのは最後になるかもしれません。というのも、この絵本館は2020年度に移築される新しい中央図書館の中に移設されるからです。それ以前に、中央図書館移設で忙しくなる年にクイズラリーをするかどうかもわからないですが。中央図書館に移設した後は、現在は貸出できない絵本館の外国語絵本の一部を貸出できるようにするそうで、新しい中央図書館が楽しみです。

§ 2日目の4館目 東板橋図書館

絵本館の後は、東板橋図書館へ。絵本館から東板橋図書館までの道のりは、東板橋公園のそばを通るところが私のお気に入りです。過去のクイズラリーでは、東板橋図書館から絵本館へ行っていたのですが、今回絵本館から東板橋図書館へという順序で回ったところ、途中で帝京大学附属病院が見え、こういう位置関係にあるのかと気づかされました。

東板橋図書館の問題は、加賀一丁目みどりばし緑地に関するもので、図書館の資料で調べるのはかなり難しいです。赤塚植物園や小豆沢公園のような大きい公園は、郷土資料や行政資料の公園整備に関する資料や環境に関する資料に登場するのですが、小さい緑地公園のことは問題の答えはおろか、公園の名称さえ載っているのを見つけられない。

結局、地域資料の棚ではいい資料が見つけられず、途方に暮れながら2階の書架を歩いていたら、窓際にクイズラリーのヒントになる資料が展示してありました。この展示資料も答えとなる情報がちらりと書いてあるだけなので、おそらく東板橋図書館側も割り振られた問題がわかる資料を見つけるのに苦労したのでは。過去のクイズラリーでは中央図書館がクイズを作って配布していたようなので、おそらく今回もクイズは各館で作ったものではなく、中央図書館が全問題を作っていると思われます。

この問題の答えは実際に行って見てみたくなるものだったのですが、この日はあと2館回るのが目標で、加賀一丁目みどりばし緑地はこれから回るルートの反対方向、東板橋図書館の問題の答えがわかったのが17時、板橋区立図書館が閉まるのは20時という条件を考えた結果、この日に行ってみるのはやめました。今更ですが、寄り道も楽しめるように、実施期間の早いうちから始めればよかったです。

§ 2日目の5館目 氷川図書館

お次は、中山道を越えて歩いた先にある氷川図書館へ。東板橋図書館のどんな資料を見たらいいのかよくわからない難問に対し、氷川図書館の問題は板橋宿に関するものなので、地域資料の棚に行って板橋宿のことが載っている本を見れば答えがわかります。調べ物自体がそうですが、「何に載っている」と見当がつくものは比較的簡単で(実際には、その資料の信頼性や作られた時期など、注意すべきことがいろいろありますが)、「何に載っている」とわかるまでが大変なんですよね。

氷川図書館の問題が私のクイズラリーの9問目となり、記念品のミニノートをいただきました。ノートのサイズがわかるようにボールペンと一緒に写真に写しましたが、記念品はミニノートだけです。こちらも色のパターンが数種類あり、箱の中から好きな色を選ばせてもらいました。

板橋区立図書館クイズラリー2018 志村図書館記念品
§ 2日目の6館目 中央図書館

1館目の志村図書館から5館目の氷川図書館まではずっと歩いて回ってきましたが、ここから最後の中央図書館までは徒歩の道のりで1.7kmと長いので、大山駅まで歩いて東武東上線を使うことに。氷川図書館を出たのが17時40分で、余裕があるから途中で喫茶店にでも入ろうかという考えがよぎりましたが、そのまま向かいました。結果的にはそうしてよかった、というのも、最後の中央図書館で答えを調べるのに1時間以上かかったんです。

中央図書館の問題は「平和公園内にある池は、上から見ると●●●という平仮名になっています」の●を埋めるというもので、わかってみるとそれはそうかという答えなのですが、Google Mapで平和公園を見てもひらがな3文字には見えません。Google Mapはゼンリンのデータを使っているので、住宅地図にある平和公園の池のかたちも当然同じ、しかも住宅地図だと平和公園の真ん中でページが変わるので、もっと見づらい。

区内の公園を紹介しているような資料を見ても、東板橋図書館のときと同様に、取り上げられるのは大きい公園で、平和公園については載っていない。広報いたばしの縮刷版をぱらぱらめくり、掲載されていた板橋区クイズをやってみるなど、脇道に逸れているうちに時間が過ぎていく…。

そうやって見つけた何年かの広報いたばし新年特別号掲載のクイズにあったのですが、東京23区で公文書館を設置しているのは板橋区のみなのだそう。国の公文書管理が危ういなか、区で公文書館を設置しているというのは素晴らしいことです。2年後に中央図書館といたばしボローニャ子ども絵本館が一緒になった暁には、クイズラリー企画を公文書館を加えた12館にし、公文書館の広報にも繋げられないかと思います。

そうこうしているうちに閉館まで30分のアナウンスが流れ、このままでは答えが見つかりそうにないから考え方を変えようと思い立ちました。中央図書館の問題が平和公園のことになっているのは、新しい中央図書館の移設先が平和公園を予定しているからなので、新しい中央図書館に関する資料を見てみることに。中央図書館の1階に移転計画に関する情報をその都度発行している「中央図書館建設だより」のバックナンバーをまとめたコーナーがあるので、そちらへ移動して中央図書館建設だよりを見てみると…こちらに載っている平和公園の図は、池がそのひらがなあ3文字にしか見えないくらいのかたちになっている!中央図書館建設だよりは、板橋区ウェブサイトの「中央図書館建設だよりの発行について」ページで閲覧できるので、よかったら見てみてください。

これ、とても面白い現象だと思いました。そのかたちを象っているとわかっているところ(=板橋区)の情報では確かにそのかたちになっている。一方、何を意図して作られたか意識せず、正しい情報を発信しようと心がけているところ(=ゼンリン)の情報では、そのかたちになっていない。池を上から俯瞰した際のかたちは、水がある部分だけを池とするか淵の設備まで含めるか、水深がどれくらいの状態かなどで変わってくるので、どちらが正しい/誤っているとは一概に言えないと思いますが、情報源が違うことで情報の内容が変わることの好例であり、勉強になりました。

一時は答えがわからないまま閉館時間が来てしまうのではと焦りましたが、おかげさまで無事に答えが判明。答え合わせに行くと、スタンプを押してくれた職員さんが「あと少しですね、頑張ってください」と励ましてくれました。次は蓮根図書館の特別整理期間があけるのを待って、1枚目の完成、2枚目への突入を狙います。

板橋区立図書館クイズラリー2018 問題用紙2日目