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「ミステリーブック かくされたざいほうをさがせ!!」

―2014年12月26日から2015年1月25日までのイベント
visit:2014/12/29

2013年10月に「ミステリークエスト~東部図書館からの脱出~」という謎解きイベントを開催した江戸川区東部図書館は、都内の公立図書館で最も早く謎解きイベントを開催した図書館です。その東部図書館が2014年12月26日から2015年1月25日まで幼児から小学生向けの謎解きイベントを行うと知り、大人も挑戦して構わないと聞いていたので、私もチャレンジしてきました。

江戸川区東部図書館ミステリブック表紙

「ミステリークエスト」は決められた時間内にゴールすることを目指すイベントでしたが、今回のミステリーブックは時間制限なし。更に、期間内ならゴールするまで何度でも挑戦することができます。児童エリアがある1階カウンターでミステリーブックに挑戦したいといえば問題用紙(写真)をもらえるので、それを片手にいざ謎解きへ!

本を開くと、最初に3つの謎が出題されます。それらを解いた答えでミステリーブックにあるマスを埋めると、ある言葉が浮かんできます。図書館にあるはずの「それ」を探して、そこから導かれる5文字の言葉が最後の謎で、この言葉が何なのか解けたらカウンターに持っていき、正解していれば見事ゴール!というわけです。

難易度としては、最初の3問は問題文が図書館の中のどこを指しているのかを考えて、そこに行きさえすればわかる問題。ただ、東部図書館には6回ほど来たことがあり、毎回1時間以上は館内をぐるぐる回っている私でも、「ここがこんなかたちになっているとは」と初めて知ったこともありました(第1問)。東部図書館は水と緑をモチーフにした内装になっていて、そのうち児童エリアは水をモチーフにしているのですが、第1問のそこも水に関係するものになっているんです。開館当時からずっとそうであることに、開館後4年経ってから気づくなんて、まさに隠された財宝を見つけた気分です。

3つの答えを手がかりに最後の答えを導く部分は、小学校中学年以上や勘のいい低学年の子なら自力で解けるくらいの難易度でしょうか。幼児は保護者の方も手伝わないと難しいかもしれません。小さい子だと3つの答えから浮かんでくる言葉が何なのか知らない場合もあると思いますが、この機会にお正月に関連がある「これ」を楽しんでみるのもいいと思います。東部図書館が華やかな「これ」の飾りを展示したのは、そんなメッセージも込めたのかもしれません。

江戸川区東部図書館ミステリブックゴール

最後の5文字の言葉わかったらカウンターで答え合わせ。私は無事正解して、きらきら光るシールをいただきました(写真。答えは紙で隠しています)。正解者にはキラキラシールとおっしゃっていたので、残念ながら間違いだと違うシールになってしまうよう。でも、上に書いたように期間内なら何度でも挑戦できるので、間違えた場合はぜひリベンジを。

ミステリクエスト」が謎解きを通じて分類記号など図書館の仕組みがわかるイベントだったのに対し、このミステリーブックは小さい子向けということもあり、図書館の中にある可愛い仕掛けや楽しい掲示物を知って図書館をもっと好きになるイベントという趣向だと思います。実際、第3問の答えなんて、謎解きそっちのけでじっくり見たくなるようなもので、ワクワクします。開催期間が年末年始にかかっていることもあり、親子での挑戦もお薦め。東部図書館に隠された財宝(可愛い&楽しい掲示物)を探し当ててください。