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移設前の旧・板橋区立清水図書館

旧・板橋区立清水図書館は、2009年12月20日を最後に閉館しました。2010年1月5日からは新しい清水図書館が清水地域センター3階で移設オープンしています。
以下は、移設前の旧・板橋区立清水図書館の訪問記です。

移設前の旧・板橋区立清水図書館 訪問記

last visit:2009/12/20
§ 図書館の場所

清水図書館は都営三田線の本蓮沼駅と板橋本町駅のちょうど真ん中辺り、首都高速の高架が中山道へと入っていくところのすぐそばにあります。通りとしては、中山道からは道一本奥に入ったところにあるのですが、本蓮沼から行く場合は、中山道を歩きながら路地を覗いていれば、ここで曲がればいいという路地の奥の頭上に看板が出ているので、それを目印にしてくださいね。

§ 図書館内の様子

清水図書館は3階建ての建物。1階がCD・カセット、小説、家事関連本、児童コーナー。2階が新聞・雑誌コーナーに、一般書架。3階は事務室なので、利用者が利用するフロアではありません。

印象はといえば、とにかく古くて小さいですね。確か、板橋区立図書館の中でも最初の方にできた図書館だったと思います。そのせいかちょっと面白い作りになっていて、1,2階それぞれにドアがあっていちいち開けて入るようになっています。図書館の1,2階というより、建物の1階と2階にそれぞれ図書室があるという感じ。カウンターは1階にしかないので、2階にある本を借りたいときも1階の部屋に入って手続きをする必要があります。

ドア自体もちょっと古い感じで、1階のドアなどは油断するとバタンと音を立ててしまいそうな木のドア。利用者のみなさん、そ~っとドアを閉めていていました。バリアフリーの点から言ったらあまりよくはないのかもしれないけど、どこもかしこも自動ドアが当たり前の中、たまにはこういうドアも味があっていいですね。

§ 1階は児童・小説・CDなど

1階のドアを開けると、左にカウンター、右にカセット。カウンター沿いの棚にCD、カウンターの奥に小説や家事関連本があり、1階の一番奥が児童コーナーになっています。狭いので席も4つしかなく、棚と棚の間も近い。奥の児童コーナーにも椅子があるけれど、ここは児童用の席なので大人は使っちゃダメですよ。児童コーナーも、図書館によくある靴を脱いで絵本などを読めるスペースはありません。狭さを強調した書き方になってしまっていますが、言い方を変えれば面積が小さい割に資料数が多いと言えるかもしれません。

検索機も1階に1台あるだけですね。小説・家事関連本・児童書以外の本を探している人は、1階の検索機で探して、2階の棚に行って、、、と繰り返さないといけないかもしれません。1台しかないから、空くのを待つ光景もときどき見ますね。

§ 2階は小説・家事関連以外の図書と新聞・雑誌、ネット閲覧PC

2階は、入ってすぐの通路右沿いに椅子席がずらり。左手前が一般書架、左奥に新聞・雑誌コーナーがあり、真ん中奥寄りに机と椅子が並んでいます。書架手前には、ネット閲覧PCも1台あります。

雑誌は図書館の規模に対して、比較的多いかな。一般書架はさすがにそれほどでもないんですけどね。一般書架の棚は、ジャンルの分かれ目にも仕切り等がなくてちょっと探しにくいところもあるんだけど、なくてもいいほど本が少ないというのも事実。

書棚にもそれほど余裕はないので、背の高い本は寝かせているというか、本の背(タイトルが書いてある部分)を上面にして棚に入れてあります。2階の書架は、窓際に並ぶ椅子席とフロア中央の机席の間にある書棚が、広報誌・チラシの面陳(表紙を見せる向きで並べてある)で占めてしまっているので、ここにも本を普通に差していけばもう少し収納力が上がるのでは、と思ってしまいました。実際、2007年に行ったときには新書がずらりと入っていた記憶がありますし。

§ 温かい雰囲気の図書館

古くて狭いながらも、いや、古くて狭いのを補おうとする力が働くからこそなのか、清水図書館の職員さんは皆感じがよくて、図書館雰囲気が温かいんです。1階のドアを開けると、すぐ左のカウンターから必ず職員さんがご挨拶してくれるんですよね。初めて来た方は、あまりの近さにびっくりするかも(笑)。

ちょっとどうしようと困ってしまうのが、1階から2階に行くとき。1階を出ることになるので、図書館を出るときのように職員さんが「ありがとうございました」と言ってくださるのですが、実際には2階に行くだけだから、心の中で「まだいるんだけど。。。」とつぶやいたりして(笑)。

そんないい雰囲気の図書館だったのですが、2009年12月20日をもって閉館し、2010年1月5日に近くの清水地域センター3階に移築オープンすることになっています。温かみのあるいい図書館なのですが、バリアフリー面や収納能力などを考えると、移設は止むを得ないのでしょう。

私、せっかくと思い、2009年12月20日の20時ギリギリまで滞在したので、たぶん清水図書館最後の利用者だったのではないかと思います。板橋区民でもないのに、申し訳ありません(笑)。閉館音楽の「蛍の光」が流れ、「清水図書館は本日をもって閉館いたします」というアナウンスを聞いていたら、じ~んと来てしまいました。5回程度しか利用したことない私もそうなるくらいですから、職員さんはもっと感慨深かったのではないでしょうか。

移転後の新しい清水図書館も、この清水図書館のような温かい図書館だったらいいな。期待しておりますので、よろしくお願いいたします!

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