新春★福ふく袋
visit:2014/01/07
年の初めに街に出ると、あっちのお店もこっちのお店も福袋を販売しており、初詣帰りにショッピングに行く人も多いです。そんな福袋、実は図書館にもあることをご存じですか?2014年1月5日から1月19日まで墨田区八広図書館でも「新春★福ふく袋」という企画を実施すると聞き、さっそく足を運んでみました。
墨田区八広図書館に行ってみると、「福ふく袋」コーナーは館内に2ヶ所あり、大人用はカウンター前、子ども用は靴を脱いであがる絵本コーナーの脇と対象年齢で分かれています。…あれ?今この記事を書くのに、告知チラシを見直したら「場所 八広図書館 カウンター前・展示コーナー・児童コーナー」と書いてありました。展示コーナーの分を見逃してしまったかも。
注意力不足を反省しつつ、気を取りなおしてカウンター前と児童コーナーの様子を説明しますと、どちらのコーナーも新聞紙のラッピングにリボンをかけた2冊入りの包みが10個前後あり、それぞれの包みには中身のヒントとなる言葉が書いてあります。利用者はそれをヒントに袋を借りて、中に何が入っているかを楽しむわけですね。あくまでも「中身を隠して貸し出す企画」なので、中に入っている本は期限までに返却する必要があります。返却の際は普通の貸出本と同様に1冊ずつで構いません。
八広図書館の福袋企画は、用意した福袋を一気にお披露目するかたちではなく、一日ごとに少しずつ出していくスタイル。なので、1月5日から1月19日までの会期のうち後半に行っても、福袋がなくなってしまっていることはありません。私が行った1月7日にコーナーにあった袋を紹介しますと、カウンター前の大人用福袋が
- 子どもとゆっくり時間をすごそう
- 今度こそ脱・三日坊主
- 美容医療に興味あり
- 読んだ後に食べたくなる本
- 頭をやわらかく
- 手作り美容で美しく
というラインナップ。多摩市民の私は墨田区立図書館の利用登録条件にあてはまらないので借りられないのですが、借りた方の様子を見たところ、通常の貸出レシートとは別のレシートをくれるようです。というのも、墨田区立図書館の図書館システムは貸出レシートに書名を印刷するため、通常の貸出レシートを渡すと袋を開ける前に中身がわかってしまうんですよね。おそらく返却日だけを書いたレシートを渡すなどして、中身を知るお楽しみを伸ばしてくれているんだと思います。
児童コーナーの福ふく袋の様子はというと、大人向けと同様にプレゼント風の包みが用意されているのに加えて、リボンの色で対象年齢がわかるようになっています。こちらにあった包みをリストアップしますと、
- あててみてね!いくつあたった?(0~3歳)
- じ~んとするえほん(0~3歳)
- なんか、ちょっと、へん!(3~5歳)
- ふゆのつぎにくるもの(3~5歳)
- はじめてのクッキング(小学校低学年)
- あこがれのお姫さまの本(小学校低学年)
- スポーツが大好きな君へ(小学校中学年)
- おしょうがつからわらおう!!(小学校中学年)
- おいしい料理をつくろう(小学校高学年)
- キレイな空を眺めてみよう(小学校高学年)
など。このほかに、男の子・女の子にオススメと、対象年齢だけでなく性別も書いてある包みもありました。もちろん、対象年齢や性別は参考情報なので、低学年の子が背伸びして中学年の包みを借りたりしてもOK。自分の興味に合う袋を選んで楽しめます。
八広図書館の福袋企画は一日ごとにその日の袋を出すかたちなので、今日好みの袋がなくても、明日また見てみれば好みの袋に出会えるかも。期間中に八広図書館に行く人は、好みのテーマの袋を逃さないよう福ふく袋コーナーを覗いてみてくださいね。目隠しで借りる分、自分ではなかなか手に取らない本に出会える可能性も高いです。本との出会いが楽しめる福袋企画、お薦めです。