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CurrentIcon 岩波少年文庫の60年 宮崎駿「本へのとびら」から

―2012年4月13日から5月9日までの企画
visit:2012/04/29
§ 岩波少年文庫イントロクイズ

渋谷区立図書館では、4月23日の「子ども読書の日」、4月23日から5月12日までの「こどもの読書週間」に合わせて各館で展示をしています。そのうちの一つ、こもれび大和田図書館で、岩波少年文庫イントロクイズなる面白そうな企画をしているということを知り、さっそく行ってきました。

展示のタイトルは、<岩波少年文庫の60年 宮崎駿「本へのとびら」から>。岩波新書の中に、宮崎駿監督が児童文学をテーマにして書いた『本へのとびら―岩波少年文庫を語る』という本があり、その本の冒頭で宮崎駿監督お薦めの岩波少年文庫を50冊挙げているんです。それを取り上げた展示なので、監督が選んだ本を展示したり、利用者がお薦めの岩波少年文庫を投稿するコーナーがあったり。お気に入りの物語って大人になっても印象に残っていますよね。

印象に残っているなら、物語の出だしを読んでどの物語なのかわかるのでは?というのが岩波少年文庫イントロクイズです。宮崎駿監督のお薦め本が展示されている棚の裏側で、初級編として岩波少年文庫の物語5作品の出だしが書かれた紙が立てかけられており、それぞれどの物語か当てましょうというもの。答えは紙の裏に書いてあるので、自信がない人もこっそり挑戦することができます(笑)。

私もさっそく挑戦。「初級編」とありますが、これがなかなか難しい。5問ともイントロの中に登場人物の名前が必ず入っているので、それが大きな手掛かりになる、というか、私の場合、それだけが判断材料という感じでした(笑)。いや、第4問の物語だけは縁あって去年読んでいたので、内容からもわかりました。初級編の問題を少し紹介すると、こんな感じです。

第1問 アリスはお姉さんといっしょに、草のしげった土手にすわっていましたが、何もすることがないので、だんだん退屈になってきました

第4問 むかし式の家出なんか、あたしにはぜったいにできっこないわ、とクローディアは思っていました

私は5問中3問しかわからなくて、上に挙げたのはわかった3問のうちの2問です。答えを知りたい方は、ぜひこもれび大和田図書館へ!子どもの頃に岩波少年文庫を愛読していた人なら、パーフェクトも夢じゃないと思います。

§ 4月19日から上級編も登場

私が初級編にチャレンジしたのは、2012年4月18日。その後、上級編がリリースされたことを知りました。もちろん上級編にも挑戦しますが、初級編で6割の正解率だったので、上級編挑戦の前にまず予習です。地元の多摩市立図書館本館に行って、児童読みものの棚にある岩波少年文庫を片っ端から読んできました。

これがすごくいい体験で、イントロクイズの予習だけのつもりで行ったのに、いろいろ読んでいたら出だしだけでなくしっかり読みたくなってしまって、当日2冊借りてきて、それ以外にも「いつか読む本」として書名をメモしてきました。図書館の展示って利用者にいろいろな本を読む機会を与えるのが目的だと思うのですが、私はまさにこの展示のおかげで岩波少年文庫を再読しています。物語だけでなく挿絵も懐かしくて、少女気分で楽しんでいます(笑)。こもれび大和田図書館さん、ありがとうございます!

そんなかたちで予習した上で、いざこもれび大和田図書館へ。上級編は初級編の倍の問題数、全部で10問です。ちなみに、初級編も引き続き掲示しているので、児童文学にそれほど詳しくない人も気軽に挑戦できますよ。さて、予習の成果はいかんと上級編を見てみたら……難しい!!初級編が全て欧米の物語だったので、上級編は東洋の物語も出題されるだろうと『三国志』『水滸伝』『西遊記』の出だしを覚えていたのですが、それは見事にヤマが外れました(笑)。

10問中すぐにわかったのは1問(第10問)だけで、第2問は予習した中にあったのは覚えているけど、どの物語だったか覚えていない。もはや、いろいろ読みすぎたせいで予習の意味がありません(笑)。せめて第2問だけは思い出そうと頑張ったけど、どうしてもわからず、答えを見てみたら…あまりに有名な物語で、これを外すなんてとへこみました。その2問はこちら。

第2問 六つのとき、原始林のことを書いた「ほんとうにあった話」という、本の中で、すばらしい絵を見たことがあります。

第10問 もし、あなたが、桜町通りへゆきたいと思ったら、交差点へいってお巡りさんにきけばいいんですよ。お巡りさんは、帽子をちょっと横にかしげ、もっともらしく頭をかいて、白い手袋をはめた大きな指で指さしながら、こう教えてくれるでしょう。

どうでしょう、岩波少年文庫を読んでいなくても第2問はわかるという方もいらっしゃいますよね。第10問は、岩波少年文庫の中でも、私にとって1番といっていいくらい大好きな物語です。

個人的なクイズの成績は、初級編60点、上級編10点というダメダメな結果でしたが(笑)、この企画をきっかけに作った、読みたい岩波少年文庫リストの本を読んでいくのが楽しみです。ちなみに今現在、第10問の作品と似た系統の『とんでもない月曜日』を読んでいます。といったら、第10問を解くヒントになるかな。展示は2012年5月9日まで行っているので、他にはどんな問題が出ているのかなと興味を持った方は、こもれび大和田図書館で挑戦してください!

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