閉室前の杉並区立善福寺ふれあい図書室
杉並区立善福寺ふれあい図書室は2007年11月4日を最後に閉室しました。
以下は、閉室前の杉並区立善福寺ふれあい図書室の訪問記です。
閉室前の杉並区立善福寺ふれあい図書室 訪問記
善福寺ふれあい図書室は善福寺児童館の1階にある、日曜だけの図書室です。西荻窪駅から結構歩きますね。住宅地の中にひっそりと児童館があります。
私が行ったのがちょうど夏休みに入ったばかりの頃だったので、児童館に入ると体育室みたいなところで子供が大騒ぎ。やっぱり子供は身体を動かして遊ぶのがいいですよね。見ていてこちらも元気になってしまいます。
善福寺児童館の入口を入って、右奥の部屋が善福寺ふれあい図書室となっています。同じように児童館内にある馬橋ふれあい図書室は児童館の一室といえども4割くらいは一般(大人)向けの本だったのですが、善福寺ふれあい図書室は75%ほどが児童書。一般向けの本は25%くらいですね。部屋の四方に本棚があるのですが、1面とちょっとが一般向けの棚で、残りは全て児童書や絵本です。
部屋に入ると、上から洗濯した子供の靴下などがぶらさがっていて(でもそれなりに高い位置にあるので、邪魔にはなりません)、生活臭ならぬ児童館臭(?)が漂ってきます(笑)。閲覧用の椅子も、私も小学校の頃に使っていた木と鉄パイプの椅子なんですよ。懐かしい~。
そんな部屋に職員さんが2人いるのは、やはり馬橋ふれあい図書室と同様ですね。検索機やパソコンはなく、ハンディターミナルという、片手で持てるサイズの端末で、バーコードを読んで貸出手続きをします。
さて、そこで私、借りていた資料を延長したいと言ってみました。延長できるかどうか(=他の利用者の予約が入っていないか)をどうやって確認するのかが知りたくて。そしたら、それもそのハンディターミナルで確認するだけなんですね。残念ながら、他の方の予約が入っていたので、延長はできませんでした。
しかし、これ、どう考えてもこの端末内にあるデータしか参照していないんですね。リアルタイムで図書館のサーバと通信なんて絶対していない。たぶん、職員さんお二方は中央図書館から来ているのですが、来る直前に図書館のデータをハンディターミナルにダウンロードしてくるんだと思うんです。
ということは、例えばハンディターミナルに予約等のデータを入れたのが10時だとすると、誰かが11時に予約を入れても善福寺ふれあい図書室に持っていく機械では「予約なし」ってことになってるんですよね。まあ、善福寺ふれあい図書室って日曜の13時から16時までしか開いていないので、それでもほとんど支障はないでしょう。こんなことを考えるの、私くらいかも(笑)。
馬橋ふれあい図書室に行ったときはほとんど誰も来なかったのに、善福寺ふれあい図書室には結構利用者が来たのは、やはり夏休みという時期のせいかな。貸出冊数限度以上に予約本が来ちゃって、今回借りる本を選んでいる子供がいたり、活字離れとか言われてもやっぱり本を読む子供は読むんですよね。
大人もたまには児童館にある図書室に行って、子供の活気をもらってくるのもいいかもしれません(笑)。