トップ図書館訪問記今はない図書館 > 改修前の渋谷区立代々木図書室

改修前の渋谷区立代々木図書室

渋谷区立代々木図書室は2008年6月30日を最後に閉室し、2008年7月1日から10月31日までの改修工事を経て、代々木図書館へと生まれ変わりました。
以下は、改修前の渋谷区立代々木図書室の訪問記です。

改修前の渋谷区立代々木図書室 訪問記

last visit:2008/06/14

代々木図書室の最寄り駅は小田急線の南新宿駅です。私は、JR代々木駅から歩いて行きました。代々木は代ゼミに始まって、学習塾が多いですね。図書室までの道のりには通信講座のユーキャンのビルや、有料の自習室もあって学習の街って感じ。それが、小田急線の高架をくぐった向こう側に入ると、モダンなビルが見えてきて急に雰囲気が変わります。代々木図書室の入っている代々木区民施設の道を挟んだ向かい側にあるビルは「現代的」というより「近代的」って感じなんで、ちょっと面白いです。

図書室は、代々木区民施設の4階。この建物はなかなか変わった構造で、小田急線の高架をくぐる道にある入口を入ったフロアが地下1階。その上の1階には代々木保育園が入っているのですが、そちらはこの入口ではなく建物の反対側から入れるようになっているのですね。その反対側というのが上り坂になっていて、坂を上ったところを基準として1階としているようです。裏側から入れるのはたぶん1階だけで、2階から上は地下1階の入口から上がればたどり着く形。4階にある代々木図書室もこちら側から上がっていくことになります。

4階には代々木図書室以外に代々木青年館の集会室が2部屋あります。エレベーターや階段に一番近い部屋が代々木図書室ですね。この部屋に入ると、右にカウンター、左に雑誌コーナー、手前の書架が児童書で、奥が一般書架。図書「室」の名にふさわしくこじんまりとしたところですね。

AV資料はありません。雑誌もあるけどほんの少し。席は雑誌コーナーのところに折りたたみ椅子が3つあるだけです。図書の内訳は、ざっと見た感じ、児童書:小説:小説以外=5:6:4 といったところでしょうか。一番奥の棚には漫画もあります。

施設自体もわりと古めでこじんまりしているので、渋谷区にいるという感じがしません(笑)。すぐ近くに小田急線の踏切があって、棚を見ていると踏切の音が聴こえてくるんですけど、それも含めて牧歌的というか(都内では線路の高架化などで踏切は減る方向にあるので)。踏切の音がすると言っても、住宅なども近いせいかそんなにうるさくはありません。

書架を見ていると、心なしか本の状態がいい気がします。予約が入るような人気のある本はやはりそれなりに利用された様子が見て取れますが、それほどでもない本は利用者の多い館にあるより、小規模で利用者も少ない館にある方が劣化も遅いのかもしれません。

あと、不思議に思ったのが、ここは席が折りたたみ椅子が3つのみと、あまり長い読書にふさわしい施設ではないと思うのですが、ダリ全画集とか分厚い画集なんかもあるんですよね。これって、借りて持って帰るにも結構根性いると思うんだけど。。。でも、もし借りたい人がいて、その人が代々木に住んでいたら、もっと遠くの図書館まで取りに行くよりむしろ楽か。

さて、この代々木図書室、2008年7月から10月に改修工事をして、代々木図書「館」に昇格(?)する予定があります。奥の青年館の2部屋をつぶして、4階全体を図書館にするとのこと。どんな図書館になるのか、楽しみです。