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「年末年始に役立つ本」&「今夜はお鍋でポッカポカ」

―2006年12月の展示
visit:2006/12/08

毎月、図書館だよりと特集を目当てに訪問している方南図書館。2006年12月の特集は「年末年始に役立つ本」&「今夜はお鍋でポッカポカ」です。

まずは図書館だよりの「方南Bookステーション」を手にすると、おっと今月は二色刷りですね。私は2006年4月以降のものは全部持っているのですが、二色刷りは初めて。4月号が第6号なので創刊以来初の二色刷りかも。図書館だよりは単色印刷が普通なので、おぉっと思っちゃいますね。

奥の特集棚に行く前に、まずは手前の「方南図書探偵団!」コーナーへ。こちらの今月の特集は「今夜はお鍋でポッカポカ」。私は今週既に2回お鍋食べちゃいましたよ。一度は自分で豚肉・白菜を具にしょうがをちりばめたお鍋。そしてもう一回は、亀戸の升本というお店であさり鍋。これがね~、とにかく素晴らしかったですよ。たぶん、私のような若輩者はまだこんなお店に行っちゃいけないんだろけど、連れてってくださる方がいるという自分の人間関係に感謝!

で、そこで日本酒をいただいて、はたと最近日本酒を飲んでいないということに気がついた。お鍋のときに飲むとしたらやっぱり日本酒ですよね。ということで、「方南図書探偵団!」も、お鍋の本と日本酒の本が半々くらいの構成になっています。

が、さすがにほとんど貸出中。この季節にお鍋の本特集なんてやったら、あっという間に貸出中ですね。まあ、私みたいに江東区からはるばる来る人間はおとなしく江東区の図書館で借りればいいのか。方南図書館が地元の方も、すぐ近くの中野区・渋谷区・世田谷区がいずれも利用登録すれば図書館を利用できるので、予約を待ちきれない方は別図書館を利用するってのもありですね。

さて、次は奥の特集「年末年始に役立つ本」です。特集棚の縁には、「縁起札」として縁起のいい漢字を印刷した札がぺたぺたと貼ってあります。

棚の一番上は、忠臣蔵など時代劇の本。年末年始といえば、やたらと時代劇をテレビでやっていますが、言われてみればいつからこんな時代劇ラッシュになったんだろう。棚にあった『図説 時代小説のヒーローたち』をめくると、中村敦夫の「木枯し紋次郎」など昔の時代劇の白黒写真が満載。これを見て感じたのは、芸能人(に限らず一般人もかもしれない)って昔の方が色気のある人が多かったよなあ。色気っておそらく何らかの陰の部分があってこそで、今ってどこにも陰のない清くて明るい人が求められちゃってるもんなあ。

二段目は年賀状や消しゴムハンコ、書道の本。まずい、まだ年賀状を書いていないどころか買ってもいないぞ。とりあえず明日にでも買うだけはしておかないと。

三段目はおせち、和食、パーティー料理の本。「方南Bookステーション」の方に掲載されていた『和食腕まくりおけいこ帖』に惹かれるもこれまた貸出中のようで見当たらず。これは後でしっかり江東区立図書館で予約しました(笑)。

四段目は大掃除や捨てる技術の本、五段目は年越しそば、着物、初詣の本、一番下の段が百人一首の本と続いています。百人一首、久し振りにやりたいなあ。うちは父が百人一首をそんなに知らないので、母・弟・私で対戦する2人読む人1人のローテーションでやっていたのですが、今は弟が海外在住で正月だからって帰ってきたりしないので面子がそろわないんですよね。

家族という親しい仲でやる際のいやらしいところは、相手がどの歌をよく覚えているかを知っているので、あえてそれを絶対取らせないようにするところ(笑)。母親が「天津風~」の歌が好きで教えてくれたので、弟も私も一番最初に覚えた歌がこの歌だと思うんだけど、おそらく子供二人が覚えてからは母はほとんどこの札を子供にとられてしまっていると思います(笑)。

なんて感じで、年末年始にからむいろんなことに想いを馳せらせる特集でした。どうも内容が盛りだくさんすぎて、一つ一つの印象が薄くなってしまっているようにも思えますね。もうちょっとテーマを絞ってもいいから、今どきでないちょっと昔の本も取り混ぜたりして、書店じゃできない図書館ならではの特集コーナーだともっといいんじゃないかなあって。

さて、読んだ本を元にいい年末年始を過ごせるよう、掃除したり年賀状書いたりしないとですね。まずは郵便局に行ってこないと!