トップ図書館訪問記港区港区立みなと図書館 > 「世界の子どもの本」&「川柳」

「世界の子どもの本」&「川柳」

―2007年11月22日から11月25日までの展示
visit:2007/11/25

ブログのコメントで、みなと図書館の「世界の子どもの本」展示会を教えていただいたので、最終日に慌てて行ってきました。

これは2007年11月25日にみなと図書館で行われた絵本作家・長野ヒデ子の講演会にあわせての企画展示ということのようで、私が行っていたときは、地下の視聴覚ホールで講演会の真っ最中。企画展示の方は同じ地下の集会室で行われていました。

中に入ると受付のようなものがあり、職員さんがいて記帳してから展示を見るようになっています。展示している本の中に、港区立図書館の蔵書でない絵本があったので、そのために職員さん常駐だったのかな。記帳が済むと、各種パンフレット(港区立図書館が作ったお薦め絵本・児童書・中高生図書など)をもらって、いざ展示へ。

展示はIBBY(国際児童図書評議会)というところが世界の優良図書として挙げた本ですね。絵本に限らず、中高生向けくらいの文字ものの本もあります。あ、もちろん、長野ヒデ子さんの作品もあって、こちらは図書館の蔵書なので貸出も可能。

世界の本なので、日本語に翻訳された本、外国語の絵本、外国語から他の外国語に訳された本などもあります。絵本用のハングルのフォントが可愛かったですね。ハングルって音をあらわす記号のようなものだから、フォントによっては模様のように見えてすごく可愛い。

あと、こうして自分には読めない外国語の絵本を見ていると、あらすじ等の日本語説明があろうとも、絵の好き嫌いでその絵本の印象が決まってしまうので、自分の絵の好みをあらためて感じますね。私は、ちょっと陰のあるような絵が好みのようで、アイスランドのブライアン・ピルキントンの絵本が、浦沢直樹の『Monster』を思わせる雰囲気で、繰り返しめくってしまいました。『Monster』自体はあまり好きじゃないんですけど、不思議なものです。

そんな感じであれこれ見ているうちに、講演会が終わって長野さんがこちらの展示コーナーへ来て、講演会の聴衆もちらほらやってきて、何だか混み合ってきそうなので1階へ退散。1階には約1ヶ月で入れ替える特設コーナーがあります。そちらの今のテーマは「川柳」。

川柳で今一番大きいコンテストって第一生命が行っているサラリーマン川柳なんでしょうかね。このコーナーにもサラリーマン川柳に応募された作品をまとめた本が並んでいました。が、それより断然面白かったのが、その隣にあった『毛髪川柳』と『もう一本!毛髪川柳』。NPO法人日本自毛植毛センターというところが、毛髪川柳コンテストというのをしているそうで、この応募作品に五月女ケイ子のイラストをつけたのがこの本。

川柳も面白いんだけど、それに添えられた五月女ケイ子のイラストがいいです。添えられたというか、川柳とイラストの合作ですね。この両者があって面白い。掲載された川柳も、多くは
 転勤を まだかまだかと 待つカツラ
みたいな自虐的なものなのですが、中には
 「癒し系」 髪の薄さを 武器にする
なんてしたたかなものまであります。自分の身体的条件を、弱点にするか強みにするかは自分次第なんですね。

そういった川柳を楽しむ本だけでなく、『福祉川柳事件の検証』のような本もありました。ケースワーカーが詠んだ川柳が生活保護受給者を揶揄するような内容で、問題になった事件とのことです。

そのように川柳に関する本が並べてあるだけでなく、この特設コーナーにも川柳投稿ポストがあって、誰でも川柳を投稿できるようになっていました。まあ、投稿してもこのコーナーに貼られるだけなんですけど。こういうときにパッと面白いものを思いついて書けたらいいのですが、そういう瞬発力はないんですよね、私(笑)。