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改築前の旧・葛飾区立立石図書館

旧・立石図書館は2009年3月22日を最後に改築のための休館に入りました。その後、現在の立石図書館が年6月30日に開館しました。

以下は、改築前の旧・葛飾区立立石図書館の訪問記です。

改築前の旧・葛飾区立立石図書館 訪問記

last visit:2008/02/29

京成立石駅から線路沿いを四つ木方面に進み、少し行ったところで左に曲がってまた少し歩いたところに立石図書館はあります。

立石と行ったら、有名なのは駅周辺の商店街。私が立石図書館に行くときには、電車ではなく自転車なのですが、先日行ったときに商店街へも足を伸ばしてきました。アーケードのある狭い商店街(歩き回るには道幅が狭い方がむしろいいのです)で、お惣菜が沢山!ついついいろいろ買ってしまいます。あとは、有名な「愛知屋」さんで、コロッケとレバカツを頼んだり。

その他に立石で有名なのはボクシングの内藤大助選手ですね。内藤選手の所属ジムが立石駅北にあります。内藤選手自身、商店街にもよく行くようですね。私、立石図書館に内藤大助コーナーを作ってはどうかと思っているのですが、立石図書館さん、どうでしょう。

さて、本題の立石図書館は4階建ての建物です。地下もありますが、地下は利用者は入れません。各階は、1階が児童コーナーと新聞・雑誌コーナー。2階が貸出・返却カウンターと一般書架。カセット・CDや、ネット閲覧PCも2階カウンター周辺にあります。3階は閲覧室と参考図書・地域資料・外国文学の文庫・総記に外国語図書。4階は視聴覚室など。

建物入口手前右の展示棚には、児童向け映画会のお知らせや職員さん手作りの紙工作などが展示されています。私は立石図書館に2006年と2008年の2度行ったことがあって、2006年の時にここがどうなっていたかはあまり憶えていないのですが、サイト読者さんからいただいたメールによると、以前はそんなに活用されていなかったこのコーナーがいろいろ飾りつけされるようになったとのこと。建物の外にある展示コーナーは、図書館を利用したことがない人やほとんど利用しない人にもアピールできる場所なので、どんどん有効活用して欲しいですね。

入口を入ると、右に児童向けの特集コーナーと絵本の表紙を見せる大きい棚。左に一般向け特集コーナー。子供も大人も本を手に取ってみたくなっちゃいます。月替わりで展示を入れ替えているようなので、毎月楽しみですね。

一般向け特集コーナーの隣にはリサイクル本コーナーがあり、図書館の除籍蔵書と利用者が持ち寄った古本を自由にもらうことができます。要らない古本を提供する場合は、勝手にこのコーナーに置くのではなくカウンターに持ってくるようにとのこと。

児童向け特集コーナーや絵本棚の壁の向こうに、一室として独立した児童コーナーがあります。入ると右にカウンター、左に児童用お手洗い。カウンターの周りに書架が並んでいて、カウンターの正面には靴を脱いで上がれる絵本コーナーがあります。

絵本コーナーの向かって右には外国語の絵本もあります。ほとんどは英語(100冊程度)ですが、中国語、韓国語、ドイツ語、タイ語、、と英語以外の絵本もいろいろあるし、英語の紙芝居も5点ありました。正確には裏の読みあげるおはなし部分に英語と日本語の両方が書いてある紙芝居なのですが、これは読む人の発音が問われますね~(笑)。

立石図書館は2階にも漫画が置いているのですが、児童コーナーにも漫画が置いてあります。児童コーナーの漫画は「ドラえもん」などですね。2階の漫画は「こちら葛飾区亀有公園前派出所」など。漫画をきっかけに子供が一般書架にも通い始めて大人の本も読み始める、なんてことがあるかもしれませんね。

2階は、階段を上がった正面にカウンターがあり、カウンター前を右に折り返した2階全体に書架が広がっています。カウンターの右にはネット閲覧PCが2台、その近くにCDがありますし、カセットは階段を右に折り返した壁沿いに並んでいます。カセットの対面の棚が中高生コーナーになっていて、漫画もその辺りです。

書架の奥にはPHP文庫がずら~っと並んでいました。この文庫の棚、本を棚の前端に合わせて並べられるように、箱入り本の箱だけを使って奥行きを浅くしていますね。最初、棚の奥にジャンル違いの本が埋まっているのかと思って、変に思ってしまいました。

棚を見ていてなるほどと思ったのが、司馬遼太郎の全集に収録作品を書いたラベルが貼ってあること。見た目としてはよろしくないのかもしれないけど、どの作品が全集の何巻に収まっているのかがわかりやすい。全集は他にもありましたが、ラベルが貼ってあるのは司馬遼太郎の全集だけでした。たぶん、これだけ目録が紛失したとかボロボロになったとかの事情でそうしているんじゃないかと思いますが、この方が収録内容がわかって便利ですね。

ネット閲覧PCはノートPCが2台並んでいて、x時00分~x時30分、x時30分~翌時00分、といった具合に30分ごとに区切られた1コマを1人1回利用できる仕組み。次の予約待ちの人がいなければ、1コマのみ延長利用することもできます。

ネット閲覧PCから一棚越えた右隣にはビジネス関連コーナーがあります。壁にはビジネス関連の新刊が、職員さん手作りのポスターで紹介されています。話題の新刊は貸出中で棚にはないことが多いので、このポスターを見て予約するのがいいですね。

家事関連本の棚は、裁縫の本は「ラッピング」「刺繍・絽刺」「編物・毛糸・レース・リリヤン」と内容別に分かれているのに、料理の本が著者の50音順に並んでいますね。料理も内容別に分類してくれると探すのに便利だなと思います。家事関連本の分類は図書館によって結構違いがあり、利用も比較的多いと思うので、図書館職員さんの腕の見せ所でもあるように思います。

2階の奥は階段を数段上がるようになっていて、そちらの左奥には戦争と平和の特別展示コーナー(Zコーナー)があります。特別展示といっても常設の棚だと思います。太平洋戦争の資料だけでなく、朝鮮戦争、ベトナム戦争、湾岸戦争などの本を所蔵しています。

また、2階には秘密の小部屋があります(笑)。私もサイト読者さんに教えていただいて知ったのですが、過去の新聞を見たいと職員さんに言うと、2階奥の少し高くなっているところの右手にある部屋に案内されます。過去の新聞や文学全集、都議会の会議録などはこの資料室にあるんですね。これらの資料を閲覧したいと言うと、この部屋の鍵を開けてくれて、室内にある小さい机で閲覧することができます。見終わった後は職員さんに言って、また鍵がしめられてしまうという部屋。職員さんが資料室を出て一人になると、独占できて嬉しいような、隔離されて淋しいような、不思議な気分になりますね(笑)。

私のお薦めはこの部屋にある「葛飾区関連記事ファイル」。図書館が独自に集めた、葛飾区関連の新聞記事のスクラップです。パラパラ眺めていると、へぇ~とつぶやいてしまうような記事があちこちにあって、結構面白いのです。

ただ、これ、私が行ったとき(2008年2月29日)、2004,2005年のファイルはそれぞれ2巻ずつあるものの、2006年のファイルは1月から4月初めまでしかファイリングされていないものが1巻あるのみ、2007年以降に至っては見当たりませんでした。資料室を出てから、2006年4月以降の葛飾区関連記事ファイルについて聞いてみると、本年(2008年)分はネット閲覧PC右の棚にありましたが、2006年4月以降と2007年分については職員さんが探してもどうも見当たらないとのこと。私が行った日は担当職員さんがお休みだったそうで、どこかにちゃんと保存されていることを祈るばかりです。

ちなみに葛飾区立図書館ホームページには「葛飾区関連記事検索」というサービスがあり、2002年4月からの朝日新聞・産経新聞・東京新聞・毎日新聞・読売新聞の葛飾区関連記事が検索できます。こういったサービスは、23区では葛飾区のみ。これはいいですね~。葛飾区、やりますな!でも、何が見たいという訳ではなく、パラパラ眺めたいときにはやっぱりファイリングされたものなのがいいし、「葛飾区関連記事検索」は日経新聞の記事は検索できないんですよね(著作権の許諾が得られなかったのだそうです)。職員さん、2006年4月~2007年分をぜひとも見つけてくださいませ。

3階は閲覧席が広がっています。一部の席を除いて、席が階段からの入口側を向いているので、入ろうとすると何だか視線を感じちゃいますね。出入口に背を向ける配置の方が席についている人も集中できると思うのですが、どうなんだろう。

外国語の本は、3階に上がって左の壁沿い奥の棚に英語・ハングル・中国語とあります。比率は3:2:1くらい。量は全部合わせて40cm幅くらいの棚一列分といったところ。

立石図書館は改築の計画があるんですよね。リサイクル清掃関連施設との複合施設化という方向の計画なのですが、どんな施設になるんでしょう。現在の立石図書館は、まあ確かに古い建物だし、階段しかないのでバリアフリー度で言えば改善すべき点もあるとは思いますが、雑誌コーナーが広くて所蔵雑誌数に対して席が結構多かったりして、なかなか長居できちゃう図書館ですよ。図書館の後には商店街にもぜひ寄りましょう(笑)!