「乙女の本棚」&「博物館は"知の泉"」
visit:2007/01/19
杉並区立方南図書館の2008年8月の特集は「乙女の本棚」&「博物館は"知の泉"」です。
まずは「方南名図書探偵団!」コーナー。今回のテーマは「博物館は"知の泉"」で、棚には紙工作の方南博物館も展示してあります。ここで『ぶらり東京の博物館めぐり』という本を手に取ったのですが、自分で思っていたほど博物館って行ったことないんだなぁ。100館以上紹介されていたと思うのですが、私が行ったことあるのは10館程度でした。特に日本未来科学館はもう一度行ってプラネタリウムを見てみたいんですよね。おっと、今公式サイト見たら何やら改修をするらしい。改修後にでも行ってみるか。
そして奥の特集コーナーは「乙女の本棚」。いやあ、これはツボにはまっちゃいました~。新年と全く関係のないこの特集、最高!
今号の方南Bookステーション(方南図書館の図書館だより)によると、最近古本の世界で「乙女系」なるジャンルがあるのだとか。皆さん、知ってました?私は全く知りませんでした。
特集は「乙女の文学」「乙女の文化」「乙女の生活」に分かれています。方南図書館は特集コーナーを毎回手作りで飾り付けしているのですが、今回は棚に飾りつけもあまりなくてさっぱり。あえて乙女チックな飾り付けをせず、老若男女に気軽に見てもらおうとする気遣いでしょうか。
「乙女の文学」で紹介されているのは、幸田文、樋口一葉、向田邦子などなど。決してブリブリしているわけではないのに、乙女と言われて納得してしまうのは何故でしょう。逆に松田聖子みたいな人が乙女かっていうと、確かに違和感がある。でも、彼女はあの裏で人並みならぬ努力をしているはずで、私は嫌いではないのですが。それにして、少女と乙女もニュアンスが違うし、「乙女」って難しいな。
「乙女の文化」には乙女のイラストや雑貨などの本。『Ado Museum』という水森亜土のイラスト集を見ていたのですが、意外とセクシーなイラストが多くてびっくり。乙女は少女よりは少し年齢が上かもしれませんね。でももちろん、乙女の要素はそれだけじゃなさそう。
「乙女の生活」は手芸やお料理・お菓子などの本。もともと方南図書館って、奥の特集コーナーへの通路左側が家事関連の本で、この手の本が表紙を見せて並べてあるので、すっごくお裁縫や料理がしたくなるのです。私はそれなりに裁縫をする方で、今年に入ってから既にクッションとティッシュ入れを作ったのですが、ティッシュ入れは不要なジーンズの再利用、クッションに至っては古い布団を解体して作っていて、乙女の趣味というよりおばあちゃんの知恵だな、こりゃ(笑)。
と、35歳女を楽しませてくれたこの特集、方南Bookステーションによれば何と30代前半の男性が担当したのだとか。機会があったらちょっとお話ししてみたい(笑)。
男性なのにこのテーマ選んで楽しい特集コーナーを作ったのってすごい!いや、男性だからよかったのかな。女性だったらもっと甘くなりすぎちゃったりしたかも。