トップ図書館訪問記荒川区荒川区立町屋図書館 > 秋の図書館フェア「図書館から文学のおくりもの」 ~ミステリー・ハードボイルド

秋の図書館フェア「図書館から文学のおくりもの」 ~ミステリー・ハードボイルド

―2007年10月から11月11日までの展示
visit:2007/11/11

荒川区立図書館の秋の図書館フェア「図書館から文学のおくりもの」。尾久図書館の次に訪問したのは町屋図書館。担当は「ミステリー・ハードボイルド」です。入口手前のガラスケースで、映画「TRICK」のパンフレット(たぶん)がお出迎え。これは図書館資料じゃなくて職員さんの私物かもしれませんね。

館内は、まず児童コーナーと通路の境の棚に「君にこの謎が解けるか?」コーナー。主に密室トリックのミステリーが並んでいます。ここにあった『図説 アイ・トリック』という本を見たのですが、視覚は知覚を上回るとでもいうか、「この丸とこの丸は同じ大きさだ」と知った上で見ても、周りにある線や図形のせいでどうしても同じ大きさに見えないんですよね。こういうのを上手く使えば、部屋が実際より広く見えたりするんだろうな。

その奥の棚には「コナンに隠れたミステリーを探せ」。漫画『名探偵コナン』の登場人物の名前の由来であるコナン・ドイルやモーリス・ルブラン等が紹介されています。これ見て思ったのですが、江戸川コナン(江戸川乱歩+コナン・ドイル)なんてかなり無理矢理な名前をつけている割には、薬を飲まされる前の名前「工藤新一」は余りに普通の名前ですね。

それ以外にも、館内の本棚の側面に「どのミステリーがすごい!?」ということで、お薦めミステリーを紹介する手作りポスターが貼られています。1枚につき1,2作紹介されているのですが、思い入れをひしひし感じるものから、簡単に作ったようなものまで様々。職員さんが1人1枚担当したのでしょうか。

このポスターの中では、角田光代の『八日目の蝉』を読みたくなりました。角田光代のサスペンスって想像つかないですね~。家に帰ってから江東区立図書館で予約したら100人以上待ちだったので、読むのはしばらく先になりそうです。

ところで、町屋図書館の各特集コーナーには、探偵の格好をしてニヤリと笑う猫のイラストがたくさん貼ってあったんです。これは町屋図書館のマスコットキャラクターなのかな。探偵の格好でないイラストが外の掲示板に貼ってあったし。これがなかなか一癖ありそうな表情の猫でよいのですよ~。来年の図書館フェアはこの猫を使ったスタンプラリーにしましょう(笑)!