秋の図書館フェア「図書館から文学のおくりもの」 ~歴史小説(日本)
visit:2007/11/09
荒川区立図書館では、秋の読書週間に区内5館共通の図書館フェアを行い、全体テーマを5分野に分けて展示を行っています。2007年の全体テーマは「図書館から文学のおくりもの」で、そのうちの日暮里図書館の担当は「歴史小説(日本)」。今回の図書館フェアは、文学のジャンルのうち5つを各館で1つずつ担当して展示するという趣向です。
歴史小説と言われると、私は戦国時代や江戸時代の小説ばかり思い浮かべてしまいますが、日暮里図書館はそれに加えて平安時代を舞台にした小説も取り上げていました。考えてみれば、この時代は優雅なイメージがあるし、ちょっと前の安倍晴明ブームとか、小説だけでなく漫画にもなりやすい時代なのかもしれません。
話はそれるけど、昔「元気が出るテレビ」で東大を目指す人が出るコーナーがあって、広瀬さんっていう人がイジラレ役的存在で出てたんですけど、私も広瀬さんと同じ予備校行ってて、一度自習室で隣になったんです。そしたら、広瀬さん、一日中「あさきゆめみし」(源氏物語を大和和紀が漫画化したもの)を読むか、席を外すかしかしていなくて、まあ当時確かに源氏物語の筋を手っ取り早く勉強するのに「あさきゆめみし」を読むってのはあったのですが、この人二浪目なのにこんな調子で大丈夫なのかと思ったものです。本当に二浪目も落ちちゃったけど。
この広瀬さん、聞いたところによると、スキー事故か何かで亡くなっちゃったんですよね。ご冥福をお祈りいたします。
と、図書館フェアから完全に話がそれちゃいましたが、話を戻すと、歴史小説では我が江東区在住作家である山本一力は1冊くらいは読もうかなと思いました。あとは、平安を読むなら舞台としている小説より古典そのものを読んでみたいな。源氏物語は長くてきつそうだけど、随筆なら好きなところだけ読めるし。受験勉強以来の古文となるので、果たして本当に理解できるか怪しいですが(笑)。でも、久しぶりにそういうものを読むのも面白そうですよね。