東葛西PRESS 冬の星だけが知っている号 「こだわり雑誌ステーション&チャレンジ・ザ・ドリーム」
visit:2008/01/27
東葛西図書館の不定期刊の図書館だより「東葛西PRESS」、今回の特集は「こだわり雑誌ステーション&チャレンジ・ザ・ドリーム」。図書館で扱っている雑誌についてのあれこれと、中学生の職場体験についてです。
まず、雑誌の方は、予約の多い雑誌ランキング、雑誌装備、区内では東葛西図書館にしか置いていない雑誌紹介など。
そう、雑誌って予約が多くて、ものによってはバックナンバーの棚がすっからかんということも多いんですよね。うっかり次の号が出てしまって見逃した雑誌を見たくて図書館を利用する人もいると思いますが、図書館の棚になかったら、戻るまで待つより予約しちゃった方が早いと思います。
という文章を書いているうちに、そういえば読もうと思って次の号が出ちゃった&そろそろ出ちゃうものがあったなあ、と思って、今3つばかし予約しちゃいました。最新号は貸出はできませんが、予約は貸出が始まる前からできるのです。少なくとも江東区はそうだし、たぶん大抵の図書館でそうだと思います。
雑誌は利用者も多いので、補強をしないとすぐ破れたりしちゃう。そのためにしている、東葛西図書館での補強も東葛西PRESSで紹介しています。やっていることはそんなに複雑ではないけど、これをキレイにやるのは難しそう。透明フィルムを空気を入れずに貼るだけだって、初心者にはできないだろうし。
こういう補強とは別に、雑誌は切り取り被害なども多いので、例えば切り取れば切手不要のプレゼント応募ハガキになる部分に、図書館のハンコを押すという工夫をしている図書館なんかもありますね。雑誌1冊を棚に出すだけでも、いろんなことをしているのですよね、図書館って。
雑誌紹介のところは、「27歳男子のハナコとOZマガジンの読み比べ」が特に面白かったです。確かに占いページの文章を見ると、その雑誌のターゲットがすごくよくわかるかも。また、JR時刻表の紹介に「西村京太郎の最新刊の広告が出ている」とあったのも、へぇ~と読みました。これは西村さんも綿密にトリックを考えないと、穴があったら時刻表愛読者にすぐ突っ込まれそうですよね。
今回の特集は、それぞれの出版社に許可を取って、雑誌のロゴを掲載しているのですが、これ見てたら東京図書館制覇!でもロゴ作りたくなってきますね(笑)。自分で筆で書いたりできればいいのですが、字ヘタなんですよね…。まず、習字から始めないと。
「チャレンジ・ザ・ドリーム」の方は、中学生の職場体験の様子を描いた漫画と、体験の1ヵ月後にあらためてしたインタビュー。昨日東浅草小学校でインタビューした経験から言うと、たとえこちらが大人でも場所が学校の中だと向こうにとってのホームなので、生徒さんもそんなに緊張しないですよね。
脇の囲み記事によると、今回のインタビューは体験に来た中学生に「どうして図書館で働いているのですか」と聞かれて、はぐらかすような返事をしてしまった職員さんがまた話をしたいと思ったのがきっかけのようです。
でも実際、何で今の私があるかって、私も答えられませんね。「何で図書館回っているの?」と聞かれたら、「楽しいから」としか答えようがない。でも、これももしかしたら東京の図書館が私にとって楽しかったというだけで、もしかして東京23区以外のところでやってたらそう思えなくて途中でやめていたかもしれない。
「何で図書館を回り始めたの?」という質問だったら、「ただの日記ブログじゃ面白くないから、何かテーマを決めようと思って、よく行っている図書館をネタにすることにした」って説明できるんですけど。まあ、だからといって、言葉にしようとすることを放棄しちゃったら、何も生まれなくなっちゃうのかもしれませんが。
とずらずら書いてしまいましたが、何が言いたかったかと言うと、質問をはぐらかすというのはよくないことでは全くなく、はぐらかすこと自体が返事だと思うのですよ。それをただのはぐらかしと取るか、そのはぐらかしの奥にあるかもしれない「一言じゃ語れない熱い思い」や、もしかしたら「本当は今すぐにでも辞めたいのよという思い」があるのかもしれない(件の職員さんにはないと思いますが)ところまで読み取れるかどうかは、聞く人の力量次第。
え~っと、東葛西PRESSに戻って、最終ページでは恒例のゴロ合わせ書架と人生サプリ(仮)が今号では合体。「生協の白石さん」ならぬ「図書館の黒岩さん」が質問に答える形式に、雑誌の紹介や図書分類番号のゴロ合わせが盛り込まれています。
生協の白石さんと東葛西PRESSは共通点がありますね。生協の白石さんは、生協のアンケートという普通なら四角四面な回答をするようなところでウィットのある回答をしているわけですが、東葛西PRESSも図書館の発行物でありながら、従来の図書館だよりの枠を超えた発行物。だいたい「図書館の黒岩さん」なんて、他の図書館だよりでやらないよね(笑)。これからも、この姿勢で突っ走ってくださいね~!