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「奇才!天才!「すごい人」列伝」&「憂いを軽減 地震対策本」

―2007年8月の展示
visit:2007/08/08

大きい特集コーナーがあるのが好きで毎月行っている杉並区立方南図書館、2007年10月の特集は「ザ・ドキュメント」と「憂いを軽減 地震対策本」です。

§ 憂いを軽減 地震対策本

方南図書館の小さい特集コーナー「方南図書探偵団!」の方のテーマが「憂いを軽減 地震対策本」。東京は幸いなことに大きな地震がしばらく起こっていませんが、だからこそそろそろ起きてもおかしくないかもしれませんしね。ここの特集本もやはりほとんどが貸出中。本を読みながら、皆さん自分の対策をチェックしているのでしょう。

そんな中、棚にあった『一人でもできる地震・災害ボランティア活動入門』という本を手に取ったのですが、ボランティアの話に限らず、今の人間関係などを考えさせられる本。何がどんな助けになるかわからない、というか、理屈で言うと助けになっているとは思えないようなことでも、助けになっていることがあったり、そうかと思えばボランティア団体同士の先陣争いみたいな嫌な世界があったり。そんな中でボランティアする方法として、団体に属さない方法もあるんだというのを教えてくれる本です。館内で読んだだけでしたが、特に後半は結構読みこんでしまいました。

§ 奇才!天才!「すごい人」列伝

そして、奥の大きい特集コーナーは「奇才!天才!「すごい人」列伝」。石原裕次郎から、スティーブ・ジョブズ、フジコ・ヘミングウェイ、逸見政孝などなど、成功した人についての本がたくさん。

でも、今の私、成功した人より、社会的に負の烙印を押されながらも、尚自分を信じて進んでいくような人に興味があるんですよね。私は週刊東洋経済を毎号欠かさず閲覧しているのですが、連載を持っている佐藤優なんかは大好きです。まあ、この人は係争中だから、まだ有罪になった訳ではないんですけどね。

あと、この人は名前を言っちゃいけないのかな。「さらばわが友」という本があるのですが、この著者の方もすごいです。罪は犯しちゃいけないけど、裁判にあたってこの人の取った行動は本当にすごい。この自力でやっていくスピリッツは、私も欲しいですね~。間違っても表現上の対立の結果起こったことについて、国家権力に助けを求める人にはなりたくありません。まあ、私は、ミュージシャンでもなんでもないのですが(笑)。

今は夏休みで感想文を書くために読書する生徒も多いだろうから、その点で言えば私好みの本があるより、この特集コーナーのように成功した人を並べておく方が健全なのかな(笑)。