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秋の図書館フェア「五教科」 ~理科

―2006年10月21日から11月12日までの展示
visit:2006/10/28

荒川区立図書館では読書週間に関連して、2006年10月21日から11月12日まで、「五教科」をテーマに荒川区立図書館全5館がそれぞれの教科を担当して、特別展示をしています。そのうちの南千住図書館の担当は「理科」。

3階の図書館を入って右の壁は恐竜とロボットの特集です。恐竜のコーナーには『八日目の蝉』というかなりの妄想本が置いてありまして、どんな本かと言うと恐竜の飼い方・利用の仕方(農作業に使うとか荷物引きに使うとか)が書いてある。飼い方も「小型肉食恐竜の場合」「小型草食恐竜の場合」「室内で飼う場合」とか細かく分かれていて(笑)。

ロボットの方はアトムの本やアシモフの本など。それと展示で高専ロボコンのことが説明されていたんですけど、私これ好きなんですよね~。NHKがやっている高専のロボットコンテストで、これはテレビ欄で見つけるとつい見ちゃう。

ロボカップ(ロボットによるサッカー大会)は、日本科学未来館で無料で見られるビデオでAIBOが参加している映像を見たことがあるのですが、ひたすらあごだけでボールを扱うAIBOがかなり笑えました。AIBOでサッカーは無理がありすぎです(笑)。

また、私は知らなかったのですが、ロボワンという二足歩行ロボットの格闘競技大会なんてのもあるんですね。ロボットって子供の頃にはアニメだけの世界だと思っていたのに、何だかすごいことになっているなあと思います。

それら展示の反対側、入口左側の壁には、「おばあちゃんの知恵袋」という展示。知恵袋も実は化学なのよ、ってことですね。重曹や酢は私も掃除・洗濯によく使っているのですが、使い方がわかってくれば便利ですよね。あと、みかん湯なんかも紹介されていて、今ちょうどみかんを一袋買ったのを食べているところなので、これはやってみようと思いました。

私思うんですけど、こういうのって「おばあちゃんの知恵袋」って呼びますが、もはやおばあちゃんだからって知っているとは限らないですよね。「いきいき」みたいなシニア対象の雑誌の広告に重曹の使い方などが載っていると、おばあちゃんも雑誌を見ないと知らないんじゃんとかって思う(笑)。私達は新しい技術や社会についていくのに手一杯で、昔からのことを伝える余力がなくなっているのかも。

さて、展示に戻ると「おすすめサイエンス本」ということで一般書架の棚の側面に1冊1冊サイエンス本が紹介されていました。この紹介も、ポスターみたいに凝ってデザインされたものもあって、眺めるだけでも面白い。難点を言えば、南千住図書館って棚の側面に椅子も置いてあるので、誰かが座っているとこの紹介ポスターも読めないんですけど(笑)。見たい方は、ぜひ誰も座っていないタイミングを狙ってください!