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館内閲覧だけなら基本は誰でも

基本中の基本ですが、公立図書館に行くと本や雑誌を自由に読むことができます。借りたりするとなると利用登録が必要になり、登録には在住・在勤・在学などの条件があったりしますが、図書館に入って棚にある本を読むのは誰でも大丈夫なので、旅先などでも図書館に行ってみましょう。

買おうかどうしようか書店の立ち読みだけじゃ判断しきれない本を、もう少しじっくり読みたいときにも図書館はいいですね。新刊の人気本はどなたかが借りている可能性が高いですが、それ以外の本なら探してみましょう。

また、図書館には書籍だけではなく雑誌や新聞もあります。自分の地元ではないところで、その土地の新聞を読んだりするのも面白いですね。

ちなみに東京都立図書館ホームページの「区市町村立図書館 新聞・雑誌総合目録」では新聞・雑誌名から所蔵している図書館を調べることができます(都内の公立図書館のみ。島嶼地区は掲載していません)。結構こまめに更新しているみたいですし、保存期間も掲載されているので便利ですよ。

それと、転居をお考えの方は候補地を下見したりすると思いますが、その際にその土地の図書館に行ってみるのもお勧めです。地域資料の棚を見ると、その土地の資料から保育園・幼稚園・小中学校のガイドまであるので、転居の際の参考になると思います。

また、図書館は公共施設なので、他の公共サービスのポスターなどもたくさん貼ってありますから、子育て支援や高齢者サポートなどどんなことをやっているかが何となくわかったりします。公共サービスについては、役所に直接問い合わせた方がもちろん早いのですが、ポスターを眺めて予備知識を集めておけるでしょう。

さて、「誰でも」閲覧できると言ってもルールを守らない人はもちろんダメ。寝るだけとか酒気帯びなどは「ご利用をお断りします」とはっきり書かれている図書館もあります。最近の東京の図書館では、警備員が回っているところも多いですよ。

逆に言うと、図書館に行くのが好きなお子さんをお持ちの方なんかは、警備員がいた方が安心かもしれませんね。ただ、図書館でも事件が全くないわけではありません。「不振な人を見かけたらご連絡ください」という注意書きもよく見かけます。警備員さんや職員さんに任せっきりにしないで、皆でいい空間を作りましょう!

まあ、そんな時代ですが(ってどんな時代だ?)、常識的に図書館を利用すれば何も問題はありません。せっかくだからどんどん利用しましょうね。