小石川図書館
文京区立小石川図書館 訪問記
文京区立小石川図書館は、茗荷谷駅の東にある図書館。レコードの多さは、23区でもダントツ!1室分のレコードライブラリを有しています。視聴覚ホールでは、コンサートもよく開催されます。文京区立図書館の中では、法律・教育・音楽書・日本文学を担当して、力を入れて収集しています。
茗荷谷駅から少し歩いたところが小石川図書館。駅の1番出口の前を通っている春日通りを右(南東)に進み、250mほど行ったところで左折。この左折ポイント、これという目印がないのですが、ファミリーマートのある角の次の角と言えばわかりやすいかな。お店だとなくなったりする可能性もあるので、本当はもっといい目印があればいいのですが、この道は中層のビルがずっと並ぶばかりなんですよね。正しいところで左折できれば、道なりに行けば左側に小石川図書館が見えます。
小石川図書館の南東方向には、小石川植物園。あと、桜の季節なら播磨坂の桜並木もいいですよね。河津桜も混ざっているので、染井吉野の季節より早い時期でも、行ってみたら咲いている樹があるかも。
さて、小石川図書館、春日通りから小道に入っていった坂の途中にあるのですが、この坂が「団平坂」という坂で図書館の前に坂の説明の看板が立っています。ここに限らず、坂のまち文京区の坂には区の立てた看板がよく立っています。この団平坂の名前の由来は、団平という米つき屋さんのお名前を取ったのだとか。何か名誉なことをしたのでしょうが、庶民の名前のついた珍しい坂だそうです。
図書館は地下1階から4階まで。と言っても、書棚や席があるのは1階から3階までですね。地下1階がお話会の部屋及びバックヤード、1階が児童コーナー、日本の小説、新聞・雑誌コーナー、地域資料。2階がAV資料と参考図書、3階が中高生コーナーと閲覧席、4階が視聴覚ホールとなっています。
そして、これらの通常の階とは別に、1,2階の高さに天井の高さが低い1~3層の書架があるという状態になっています。渋谷区中央図書館や大田図書館もこういう構造になっていますが、圧迫感があるこの構造は「本に囲まれている」感が増してちょっといいですね(笑)。
文京区立図書館ホームページによると、もともと閉架書庫として設計されたのだとか。ということは、私達利用者が入れない閉架というのは大抵このようになっているのでしょうか。
1階から館内を回ってみると、児童コーナーには「ベルサイユ宮殿の庭石」「沖縄の砂」などの石や砂がちょこんと置いてあります。地名にちなんでいるのかな。文京区教育委員会発行「ぶんきょうの町名由来」によると、小石川は川の合流地点で砂や小石が多かったことが地名の由来だそうです。
そして2階。小石川図書館の一番の特徴は、ここのAV資料コーナーでしょう。何とレコードライブラリーが別室であり、いろんなジャンルのレコードがずらりと並んでいます。こうして見ていると、レコードってジャケットが大きいからCDよりも見ていて楽しいですよ。ジャズのレコードジャケットなんてすごく格好いいし。見るだけでは嫌な人には試聴機もちゃんとあります。CDの棚が並んでいるところに、レコード試聴機2台、CD試聴機2台があります。CDも群を抜いて多いですね。音楽の図書や音楽関係の雑誌は、このCDが並ぶスペースにあるので、ご利用の方はご注意を。
この2階はパソコンを利用できる階でもあって、試聴機の隣には持参PCを利用できる席があります。また、カウンターを挟んで、CDエリアと反対側の参考図書コーナーには、ネット閲覧PCが2台置いてあります。
3階は文学全集や外国の小説、漫画もある中高生コーナーが面積の半分弱、残りは閲覧席です。ここの閲覧席は、長方形の机を2~3つくっつけて、それを囲むように座席を並べているという珍しい並べ方。
図書館の机は片側にしか人が座れない程度の奥行きの机だったら、皆が同じ方向を見て座るように並べたり、向かい合って座る程度の奥行きの机だったらそれを適当な間隔で並べたりしますが、小石川図書館の机は頑張れば向かい合って両側に座れそうだなぁという奥行きの広い机を、くっつけて大テーブル状態にしてその周りに席を配置しています。この配置は人によって好き嫌いありそうですが、知らない人とグループ勉強しているみたいでちょっと面白い。
また、4階は普段は入れないのですが、視聴覚ホールがあり、たまにコンサートなどをやっているようですね。文化施設との併設ではなく、図書館にコンサートのできるホールがあるって珍しいと思います。映画上映のホールを持つ図書館ならあちこちにありますが。今度ぜひ行ってみたいですね。
というわけで、小石川図書館は音楽資料に関しては23区随一と言っていいでしょう(ちなみにビデオやDVDなどの映像資料はありません)。最近の音楽がわからない方(私です)もレコードを眺めて昔に戻ってくださいね。
