「品川区60年の歴史」
visit:2007/03/24
品川区立図書館では、ときどき図書館フェアを行っていて、ある大きなテーマに関して各館で個別の特集を組んでいます。2007年春の図書館フェアでは「品川区政60周年」を行っていて、そのうち品川図書館のテーマは「品川区60年の歴史」。3階の展示コーナーに八潮図書館のように品川区政ニュース第1号と昔のしながわの写真がいろいろ展示してあります。
でも、どうも2階の展示コーナー(今は「心機一転 新しい自分に出会う」)の方が展示本も多いし、力が入っている気がしないでもない。。。3階の「品川区60年の歴史」の方は昔のしながわが映っている写真が数冊と村松友視「時代屋の女房」が数冊と広報しながわを製本したものがあるだけです。
いや、展示としては淋しい気もしますが、実はこの「広報しながわ」というのが読み物としても面白くて、いつかブログで紹介しようと思っていたのですよ(私は図書館の情報などを知るために23区の広報をチェックしているのです。どの区もネットで閲覧できて便利!)。
「広報しながわ」は毎月1,11,21日に発行しているのですが、毎月1日発行のものはカラーで(11,21日号は2色刷り)、1ページ目に「しながわ素描(スケッチ)」という連載があって毎号区内のある場所を取り上げて紹介しているのですね。これが読み物として面白いんです。私、毎月楽しみにしています。
で、この特集コーナーの製本された広報を見ていたら、この連載が始まったのが2005年2月1日号からで、2004年12月1日号までは「しながわ浮世絵紀行」という、浮世絵に描かれた品川界隈の姿を紹介する連載だったんですね(1月1日号はこの連載は休み)。これも数号分読んでみたのですが面白かった。判じ絵とか私の知識じゃ全然解けないんだけど、それでも見ていて面白い。
この連載ってまとめて本にしたりしないのかな。とりあえず図書館の検索機で「タイトル:うきよえ 著者:しながわ」で検索してみたのですが、品川歴史館の所蔵浮世絵一覧みたいなものしかヒットしませんでした。これが本になったら絶対読むのになあ。品川区さん、いかがでしょう?