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東京図書館制覇!

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江戸川区立西葛西図書館は、空調工事のため、2016(平成28年)11月21日から2017(平成29)年3月31日まで休館します。休館期間のうち、2016年11月23日から2017年3月30日までは葛西防災公園内に臨時窓口を設置します。臨時窓口に関するデータはこちらです。
以下は、休館前の江戸川区立西葛西図書館の訪問記です。

江戸川区立西葛西図書館 訪問記

last visit:2016/11/19
§ 図書館の場所

西葛西図書館は西葛西駅の東北東に位置する図書館です(駅からの道のりはこちら)。西葛西駅は、駅の北側に西葛西図書館が、南側に清新町コミュニティ図書館がありますが、西葛西図書館の方が規模が大きく、駅からも近いです。清新町コミュニティ図書館の方が家に近い人も、通勤通学の帰りに時間があるときは西葛西図書館に寄ることがあるのではないでしょうか。

西葛西図書館は、駐輪場が隣にある西葛西中学校の校庭に面しており、時間帯によっては部活の様子などが眺められます。図書館の児童エリアの窓からもこの景色が見えるので、運動が好きな子を無理矢理図書館に連れてきても、外の様子に目が行ってしまうかもしれません(笑)。

§ 図書館内の様子

西葛西図書館は3階建て。1階にあるのは、新聞・雑誌コーナー、児童コーナー、ティーンズコーナー、CD・DVD。また、一般書架のうち、小説・家事関連本・育児・スポーツ・自然科学・医学・地理・旅行ガイド・文庫本は1階で、それ以外の一般書架が2階です。地域資料、辞典類は2階の奥にあります。3階は視聴覚室、会議室、集会所などのコミュニティ施設です。

江戸川区立図書館HP内の利用実績によると、鉄道駅から近くて規模が大きいせいか、江戸川区では中央図書館に次いで2番目に図書貸出冊数が多く、予約受付件数に至っては江戸川区で1番の多さ。西葛西地域の皆さんが図書館システムを使いこなしている現れでもありますが、実際の棚から本を見つけて借りる割合が少ないとも言えます。私自身も最寄りの図書館では予約受取と返却だけで帰ってしまうことも多いですが、棚を見て本を見つける楽しさも忘れずにいたいです。

§ さまざまな資料がある1階

1階の入口を入ると、左先にカウンターがあり、右手前に新聞・雑誌コーナー、そこから奥に向かって、CD・DVD、ティーンズコーナー、一般書架と配置され、カウンターの向こうの左奥一帯が児童エリアです。

新聞・雑誌コーナーは、隅にアロマディフューザーが置いてあります。図書館は誰でも利用できるところですが、館によっては身体を洗う頻度が少ない人の利用があり、周囲に迷惑を掛けてしまうこともある。西葛西図書館もそういう人をときどき見かける、いや正確には、「見かける」というより「匂いを感じる」ことがあったのですが、アロマディフューザーがあるとそれが緩和されます。ディフューザーに近い席に長居すると香りが鼻に着く感じもあるので、読みたい雑誌が何冊もあるときはディフューザーから離れた席に座るといいです。

ティーンズコーナーでは棚板にデコレーションをして、堅苦しい図書館の中でもちょっと可愛らしさのある空間です。10代向けの本だけでなく、柳田理科雄さんが設立した空想科学研究所が配信している「空想科学図書館通信」も掲示していて、その下にバックナンバーのファイルもあります。「空想科学図書館通信」は主として高校の図書館を対象にしていますが、図書館のティーンズコーナーに貼ってくれることで高校生以外も読める。科学好きの方は、ぜひ立ち寄ってください。

家事関連本は、「刺しゅう」「編み物」「日本料理」「お菓子」などの項目で分かれているだけでなく、単行本サイズ以下の小さい本は棚の向かって左側、B5程度以上の大きい本は向かって右側とサイズによっても分かれています。大きい本の方が冊数が多いので、そちらを見る人が多いですが、小さい本の方にも好みに合う本があるかも。手芸や料理のアイデアを探している人は、棚の隅々まで活用してください。

§ 児童エリア

1階の左奥にある児童コーナーは、上にも書いたように、広い窓が西葛西中学校の校庭に面していて、開放感がある空間です。児童エリア内でカウンター寄りにある靴脱ぎスペースも、段差がなく床と地続きなので、まだ足元がおぼつかないような小さいお子さんでも安心。その靴脱ぎスペースがある、窓に向かって左側に絵本があり、右側にちしきの絵本や児童読み物があるという配置です。

絵本は、タイトルの頭文字で分類し、頭文字の五十音順に並んでいます。ほとんどの江戸川区立図書館では絵本を絵を描いた人の頭文字で並べていますが、西葛西図書館と鹿骨コミュニティ図書館だけは絵本のタイトルで並べています。並び順が違う棚で本を探すと普段と違う本が目に留まったりするので、普段江戸川区内の他の図書館を利用している方も、たまには西葛西図書館や鹿骨コミュニティ図書館で絵本を探すと目先が変わると思います。また、窓際にある箱の中には手作りの布絵本も入っています。

児童読み物は、日本のおはなし、アジアのおはなし、アメリカ・イギリスのおはなし…といったように、国・地域別に分類しています。児童読み物のうち、本の背にピンクの半円シールがついているものは読み物初心者向けなので、絵本から読み物へステップアップする段階の子や、あまり本を読まない子向けの読み物を探しているときの参考になります。

また、児童向けの全集は、棚の低い児童エリアからはみ出して、一般書架の一番児童エリア寄りの棚に入ってるので、読みたいときにはご注意を。他には、総記・哲学・歴史に分類される児童向けちしきの本も一般書架エリアにはみだしています。それくらい、開館当初に比べて児童書が充実したということだと思います。

この一般書架と児童の境界となっている棚(6番の棚)には、英語図書もあります。点数はまだ少ないですが、多読用英語図書(分類記号:Y837)を収集しており、該当する本には図書館の蔵書バーコードの上に「読みやすさレベル(=YL)」と「総語数(=RW)が表示されています。読みやすさレベルは0.0から10.0までの数字で、小さいほうが読みやすいそう。多読の三原則「辞書は引かない」「わからないところは飛ばす」「読み進めるのがつらくなったらその本はやめる」の精神で、気軽にどんどん読みたいです。実際、この棚では、小さいときから英語を学ばせようとしているらしき親子連れから、制服姿の生徒さん、自分用の本を選んでいるらしき大人など、さまざまな人が本を手に取っています。

§ 2階の書架

2階は背の高い棚がやや狭い間隔でずらっと並んでおり、「ザ・図書館」と言いたくなるような空間です。気楽に本を手に取れる雰囲気が好きな人は重苦しく感じるかもしれませんが、たくさんの本を感じたい人はこの感じが好きだと思います。

西葛西図書館の弱点は、図書館規模に対して机席が少ないことでしょうか。1階には児童用以外は机席がないので、閲覧机を使うなら2階を利用することになりますが、しっかりとした机席は29席のみ。小さなメモ台付きの椅子が22席ありますが、本1冊を広げるだけならまだしも、本を見ながらノートにメモするなどはキツい大きさなので、資料あれこれ見比べたりしたい場合は、机席を確保したいところ。

図書館側も29席のうち4席を、9:00~13:00、13:00~17:00、17:00~21:30という時間帯での入替制にして、多くの人が席を利用できるための工夫をしていますが、平日の放課後の時間帯や休日に机席を利用したい場合は、早い時間に来館した方がいいです。ただ、この入替制閲覧席も、2017(平成29)年度からは「時間帯利用」から「利用開始から4時間」という制度に変えるそうで、今より少し利用しやすくなりそうです。

もう一つ、座席増設の工夫として、7月から8月にかけては3階の会議室を閲覧室として開放しています。私も一度利用したことがありますが、この会議室がそんじょそこらの会社の会議室なんかよりも立派な内装で天井も高いので、この時期に来るならこの会議室に入ってみるのがお薦めです(広すぎる空間が嫌いな人は落ち着かないかも)。

2階の奥にある参考図書(辞典類)は書棚の下半分が前にせり出しているタイプで、厚くて大きい辞典類を棚の段差部分に置いて見ることができます。いちいち座席まで重い辞典類を持っていかなくてもいいし、机席が少ないことを考えても、書棚で本を開けるようになっているのは嬉しいです。

その辞典類の棚を見ると、地域館にしては資料が充実していて、特に調べたいことがなくても、読み物として楽しめるものが見つかります。書籍(おもに古書)を装丁家で分類した『装丁家で探す本』、選手だけでなく監督や解説者も載っている『甲子園高校野球人名事典』、作家のペンネームの由来をまとめた『ペンネームの由来事典』など、タイトルからしても面白そうではないですか。残念ながら辞典類は借りられないので、図書館の中で楽しんでください。

§ 少し年月を経て落ち着いた雰囲気のよさ

江戸川区は東葛西図書館小岩図書館など、比較的新しくて蔵書が多い図書館があるため、西葛西図書館の存在感がやや薄くなってしまいましたが、東葛西図書館がまだなくて、小岩図書館が今の新しい施設に移転する前は、西葛西図書館が区内で中央図書館に次ぐ蔵書数の多い図書館でした。会議室の立派さなどからも、西葛西図書館が新設された1993(平成5)年当時大きな期待を込めて作られた図書館だということがうかがえます。

また、イベントもいろいろ開催しており、それも利用者数の多さの要因かもしれません。私のお薦めは、百人一首を楽しむイベント。年に1度程度、百人一首を楽しむイベントは他の図書館でもありますが、西葛西図書館では毎月1回百人一首の自主練習イベントを開催したうえで、1月に百人一首大会を行います。子どもの参加者が多いですが、大人も参加でき、現に私も1月の大会に参加して、結果はブービー賞ながらとても楽しかったです。何より、1月に楽しむための自主練を毎月開催するその継続性が素晴らしい。私もちゃんとした入賞のほうで賞をいただけるよう、腕を磨いていきたいです。

PCを持参して使える席がないなど、最近のニーズに追いついていない面もあるものの、現在ほど図書館数が充実する前から地域館の中で最大の規模を誇っていた雰囲気は、今でも何となく感じられます。新ピカな感じではなく、少し年月を経て落ち着いた様子の空間の方が好きな人なら、むしろ西葛西図書館がちょうどよいかもしれません。もちろん、資料は新しいものを適宜入れていますし、新聞ラックに紙めくりクリームを置くなど工夫もしてくれています。人に例えれば、壮年から熟年に入ったよさを持つ西葛西図書館、ぜひたくさんの人に利用して欲しいです。

江戸川区立西葛西図書館 特集・行事・図書館だより感想記

  本棚さんぽのススメ
―2012年3月18日のイベント
2012年3月18日に江戸川区西葛西図書館で、私自身が講師となり、講演会&イベント「本棚さんぽのススメ」を行いました。図書館の広い本棚の活用の話と、それを楽しんで体験できるクイズという構成。クイズは講演会後も2012年4月22日まで西葛西図書館カウンターで配布しています。
  「安全な暮らし」
―2008年9月12日から10月8日までの展示
  講演会「インドを知る一日」
―2008年5月25日のイベント

江戸川区立西葛西図書館 データ

江戸川区立西葛西図書館は、空調工事のため、2016(平成28年)11月21日から2017(平成29)年3月31日まで休館します。休館期間のうち、2016年11月23日から2017年3月30日までは葛西防災公園内に臨時窓口を設置します。
以下は、休館中の臨時窓口のデータです。
住所東京都江戸川区西葛西8-17-1 →大きい地図を開く
Tel03.-5878-0725
開館時間9:00~21:00
定休日第4月曜(祝日は開館し、翌日を休館。振替休日は休館)
年末年始
最寄駅東京メトロ東西線 西葛西駅から徒歩20分
最寄バス停「中葛西七丁目」停留所・「中左近橋」停留所から徒歩3分(同じ路線を通る2つの停留所の中間付近に臨時窓口があります)
都営バス 西葛20(西葛西駅前~なぎさニュータウン・葛西臨海公園駅前)
都営バス 錦22(錦糸町駅前~南砂町駅入口~臨海車庫)
都営バス 新小29(東新小岩四丁目~葛西駅前~東京臨海病院前)
都営バス 臨海22(船堀駅前~西葛西駅前~臨海車庫)
都営バス 両28(両国駅前~西葛西駅前~臨海車庫行)
駐輪場建物南側に駐輪場あり
駐車場建物南側に一般用駐車場16台、障害者用駐車場2台分あり。最初の1時間は200円、それ以降は1時間毎100円。障害者の方は障害者手帳を建物内にある公園事務所に提示すれば無料。
設備
検索機1台(タッチパネル入力機)
検索結果印刷機能あり
ブックポスト建物南側の駐車場そばに、上部が白、下部が水色のブックポストあり。窓口開館中の使用は不可。
バリアフリー
障害者用駐車場建物南側に障害者用駐車場2台分あり。障害者の方は障害者手帳を建物内にある公園事務所に提示すれば無料。
エレベーター建物1階にある臨時窓口です
誰でもトイレ臨時窓口向かって左の通路に誰でもトイレあり

江戸川区立西葛西図書館 カレンダー

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3月
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