東京図書館制覇!へようこそ

東京図書館制覇!

東京23区の区立図書館約250館を全て制覇(訪問)し、現在は多摩地域、島しょ部の図書館巡りをしています。いろんな視点での図書館ランキングやリストも掲載しています。
トップ図書館訪問記練馬区 > 練馬区立南田中図書館

CurrentIcon 練馬区立南田中図書館

練馬区立南田中図書館 訪問記

last visit:2011/11/20

練馬区立南田中図書館は、石神井公園東の住宅地の中にある図書館です。吹き抜けの一般書架が開放的。地域資料コーナーでの図書館職員さん自らの取材による展示が毎回楽しみ。地域密着の図書館です。

§ 図書館の場所

南田中図書館の最寄り駅は、西武池袋線の練馬高野台駅。石神井公園駅からも歩いていける距離にあります(詳しい道のりはこちら)。

春にお薦めなのは、南田中図書館の北を流れる石神井川沿いの桜。練馬高野台駅から行く場合も、石神井公園駅から行く場合も石神井川を渡るので、時間があるときはぜひ立ち止まってみてください。また、私はまだ見たことがないのですが、石神井川でカルガモも見ることもできるようです。生活圏の中に自然が垣間見える場所で、図書館へ行く際にものんびり散歩気分で歩いてしまいます。

§ 図書館内の様子

南田中図書館は2階建てで、1階が一般書架・CD、2階が児童・中高生コーナーとなっています。入口は北側と東側の2箇所あり、上に書いたルートで来ると北側の入口に着きます。南田中図書館の隣が、児童館と敬老館なのですが、その奥が公園になっていて、東側の入口は公園へつながっている形です。

建物の構造は、2階の面積が1階の半分程度しかなく、1階の大部分が1,2階吹き抜けの構造になっています。そのおかげで開放的な空間となっていますが、元々総面積もそれほど広くない上に、吹き抜けで2階面積も削られているので、閲覧席が少ないんですよね。2階奥の会議室は、会議室としての利用がない時間帯には、閲覧席として開放していますが、それも9時から17時まで。絶対に席を確保したいときは、早めに行くとか、閲覧席の多い石神井図書館に行くなどの工夫をした方がいいかもしれません。

北側の入口を入ってすぐ左脇に、血圧計があるのもちょっと面白い。健康管理を兼ねて図書館へウォーキングする方も多いようですが、血圧が測れる図書館に行って定期的に血圧をチェックすれば、更に健康的な生活を送れそう。

§ 1階の一般書架

1階は、北側の入口から入ると、正面先にカウンターがあり、その左側に書架が並んでいます。カウンターの対面の一帯が、吹き抜けエリアになっているという配置です。棚の並びは、カウンターから見て右の壁がCDの棚で、その手前にはネット閲覧PCとホットスポット利用者専用席。左側の方は、手前が辞書類の並ぶ調べものコーナーで、奥が新聞コーナー。新聞コーナーよりも中央寄りのエリアが雑誌コーナーです。残った中央付近が一般書架となっています。

カウンターから見て、右手前の「ホットスポット利用者専用席」はNTTコミュニケーションズの無線LANサービス「ホットスポット」が利用できる席。ただ、自分で「ホットスポット」サービスに登録している必要があります。中野区立中央図書館と同じような形ですね。

日本の小説は、著者名の五十音順。但し、複数の著者による作品集は、著者名ではなくタイトルの頭文字で分類され、分類の先頭に配架されています。つまり、小説の「ア」の棚に行くと、最初に書名が「ア」で始まる共著小説本があり、その次に著者名が「ア」で始まる小説が、著者名の五十音順に並ぶという方式。外国の小説は、国別分類はされておらず、“外国文学”でひとまとめにして、日本の小説と同様に、著者名の姓名による五十音順で並んでいます。

書棚を見ていると、ところどころでパスファインダーを配布しています。パスファインダーとは「特定のテーマに関する文献、情報の探し方・調べ方の案内」で、例えば「社会病理」の棚に「自殺防止の調べ方」という冊子、「医学」の棚に「病院の調べ方」という冊子が置いてあるんです。図書館が作ったパスファインダーって、参考図書コーナーで配布していることも多いのですが、一般書架の関連資料のそばで配布すると、必要な人の目に届きそう。こうした、あまり人に聞かれたくない事柄のパスファインダーを用意してくれているところも、心配りとして嬉しいですね。

書架の柱では、石神井公園の昔の写真や、地図などを展示しています。2011年11月に行ったときには、石神井公園に落ちている実の名前当てクイズをしていました。透明袋に落ちた実が入っていて、その下にある紙をパラッとめくると、その実の名前が書いているというわけ。名前がわかると、公園を歩くときも下が気になるかも(笑)。ぜひ、クイズにチャレンジして、名前を覚えてみましょう!

また、後述するように、吹き抜けの窓際のパネル展示がいいです。窓の下部が700番台「芸術」の棚になっているのですが、それに合わせて窓に立て掛けたパネルで、芸術分野に関連する企画展示をしているのです。

地域資料の棚も、練馬区に関する新聞記事を切り抜いたりしているだけでなく、職員さんが取材にいったインタビュー記事を掲載したり、精力的に地域資料コーナーを作っています。練馬区とアニメの関わりがわかるような、子どもが親しみやすい資料などもあるので、大人も子どもも覗いてみてください。

これら、書架内で行っている展示については、館内の配架図にふきだしで表示しているので、ぜひそれで確認して、気になるテーマの展示をお見逃しなきよう。1階の配架図はカウンター向かって右に、2階の配架図は階段を上りきったすぐ左にあります。

§ 2階の児童・中高生コーナー

2階は1階の半分ほどの面積の、横長の空間。吹き抜け部分を見下ろす形で、窓が設置されているので、狭いけれども広々として見えます。その窓を背にする形で、中央やや左寄りにカウンターがあり、右端に読み聞かせコーナー。右から左に向けて対象年齢が上がっていくように、書棚が配されていて、一番左が中高生コーナーとなっています。カウンターの手前には、小中高生用のネット閲覧PCも1台あります。

2階フロアの右にはテラスがあるのですが、非常時以外出られませんと書いてあります。ちょっと残念。読み聞かせコーナーがテラスに面しているので、天気のいい日なんかは出たくなっちゃいそう。絵本は、日本のおはなしと外国のおはなしに分けたうえで、絵を描いた人の姓名五十音順に並んでいます。

その読み聞かせコーナー入口右には、布絵本がたくさんあります。練馬区立図書館って、布絵本が充実しているのですよね。特に関町図書館は、本当にたくさんの布絵本所蔵数。練馬区で子育てする方は、ぜひ図書館の布絵本を利用してください!普通の絵本は、日本のおはなしと外国のおはなしを分けて、絵を描いた人の苗字の五十音順に並んでいます。

上に書いたように、カウンターに向かって右から左へと対象年齢が上がっていく配架なのですが、中央付近に「宮沢賢治コーナー」と「アンデルセンコーナー」があり、ここには絵本も読み物も合わせて置いてあるんです。宮沢賢治もアンデルセンも、「幼児から中高生まで」にとどまらず、大人にさえも人気がある作家ですよね。こうやって集めると、同じ作品でも装丁が様々だったりして、面白いです。

また、上でも書いたように、2階奥の会議室は、9:00~17:00までの会議室利用がない時間帯には、閲覧席として開放してます。1階の閲覧席は少ないので、もういっそ「会議室利用がないときに閲覧席として開放」ではなく、常設閲覧室にして欲しいです。

§ 環境への配慮

南田中図書館は、太陽光発電と風力発電の二つの自家発電システムを備えた図書館。最近建てられた図書館は、こうした自家発電を備えていることが多いです。北側の入口を入った右の壁に、現在の発電量や積算発電量が電光掲示されています。

また、北側の入口を入った左手前の区画には環境コーナーがあり、環境に関連した資料を集めています。単に書籍を並べただけでなく、環境に関する動向などをパネルにして説明していたりもします。書棚の方は、環境を考えた暮らしの本、学術的な本、環境ビジネスの本など、いろんなジャンルの本が並んでいるのですが、範囲が広い分、コーナー内での分類や見出しが欲しいところ。

§ 逆転の発想の窓際展示

図書館に通うものとして、気になるのが南田中図書館の構造。上に書いたように、窓からの光が1階書架の大部分に差し込む構造で、しかもその窓が東向きなんです。これは資料の褪色が進みやすいはず。

窓ガラスには、紫外線カット加工などがしてあるのかもしれませんが、一番褪色を進行させるのが紫外線だというだけで、その他の波長の光も褪色を進行させる力はありますよね。職員さんの退勤時刻から翌日の出勤時刻まで暗闇の中にある資料と、朝日を毎日浴びる資料では、1日の差はそれほどでなくても、積もり積もって褪色が進行してしまうのでは?

で、おそらくそうした構造上の欠点に対する工夫の意味もあると思うのですが、この東側の窓に白いパネルを立て掛けて、企画展示をしているのです。上にも書きましたが、私が行ったときには、映画化された小説のリストと映画のチラシの展示。つまり、書籍そのものを使う展示ではなく、パネルに貼れるものを使っての展示コーナーなんです。

もちろん、このパネルで全ての光が防げるわけではありませんが、白いパネルで外からの光をはね返し、しかもそれを展示スペースに利用して、館内に彩りももたらしてくれうというのは、逆転の発想といえるのでは。書籍そのものを展示していないところも、かえって本棚巡りを誘い、ついでに付近の本も手にとってみたり…となりそうですね。閲覧席が少ないこともあって、席にべったり座るよりは、書棚巡りをしたくなる図書館ですよ!

練馬区立南田中図書館 データ

住所東京都練馬区南田中5-15-22 →大きい地図を開く
Tel03-5393-2411
開館時間
月~金曜9:00~20:00
土・日曜・祝日9:00~19:00
定休日第1,2,4,5月曜(祝日は開館し、翌日を休館)
12月29日~1月4日
最寄駅西武池袋線 練馬高野台駅から徒歩12分
西武池袋線 石神井公園駅から徒歩15分
最寄バス停「南田中五丁目」停留所から徒歩8分
西武バス 荻17(荻窪駅~井荻駅入口~練馬高野台駅)
西武バス 練40(成増町~南田中車庫)
西武バス 練41(練馬駅~南田中車庫)
西武バス 練高02(成増駅南口~練馬高野台駅~南田中車庫)
西武バス 練高03(光が丘駅~練馬高野台駅~南田中車庫)
駐輪場図書館の北側に駐輪場あり
駐車場一般用駐車場なし。建物北側に障害者用駐車場1台分あり
所蔵資料
図書所蔵数2011/04/01現在 81,414冊
漫画なし
外国語新聞The Japan Times/International New York Times、MAINICHI WEEKLY(以上、英語)、中文導報(中国語)あり
外国語雑誌Newsweek(英語)、亜洲週刊(中国語)あり
外国語図書なし
外国語児童書なし
外国語絵本英語・中国語・ハングル語の絵本あり。3ヶ国語合わせて60冊ほど。(数字は開架の冊数)
音声資料
CDカセットレコード
ありなしなし

試聴設備CD試聴機1台あり
映像資料
DVDビデオLD
なしなしなし
※ DVD・ビデオは広報DVD・ビデオを除いた市販ビデオ・DVDの有無を表しています
視聴設備なし
資料のリサイクル北側の入口入って右に、除籍蔵書の提供と古本の授受ができるリサイクル本コーナーを常設で設置
設備
検索機4台(1階3台、2階1台。全てタッチパネル入力機)
検索結果印刷機能あり
資料の複写1階のカウンターの対面にセルフ式コピー機あり。B5・A4・B4・A3モノクロ10円、B5・A4・B4・A3カラー50円。
ブックポスト建物北側入口向かって右にブックポストあり
自動貸出機ICタグ式自動貸出機3台(1階2台、2階1台)あり
座席数一般用25席、児童用26席
1階調べものコーナー(机)8席
新聞・雑誌コーナー(椅子)7席
椅子席5席
机席5席
2階児童用椅子席3席
児童用机席15席
小中高生閲覧コーナー(机)8席
2階の会議室は、9:00~17:00の会議室利用がない時間帯に、閲覧席として開放しています(机24席)
飲食設備
  • 1階カウンター向かって右の、階段の奥に飲料自販機1台あり。また、階段の対面の飲食コーナー(ソファ2席)で飲食可能。
  • 閲覧席での蓋付き容器(ペットボトル・水筒など)からの飲料摂取もOK。ただし、容器は机の上に置かないこと。また、ネットPC席や検索機での飲料摂取は不可。
ネット閲覧PCネット閲覧PC3台あり、そのうち1台は小中高生用
データベース・CD-ROM閲覧なし
持参PC利用ホットスポット利用者専用席(2席)で持参PCの利用可能。電源あり。
LAN接続ホットスポット利用者専用席(2席)に「ホットスポット」のアクセスポイントあり
その他設備
  • 1階飲料自販機の右隣にコインロッカー8個あり。100円を入れて、使用後に戻ってくるタイプです。
  • 一般書架の背の高い書棚の最上段に、滑り止めゴムマット(メーカー不明)を設置
児童用資料・設備等
紙芝居あり
布絵本あり
児童向け視聴覚資料CDコーナーに童謡CDあり
おはなし会赤ちゃん向けおはなし会月1回、子ども向けおはなし会月3~4回あり
靴脱ぎスペース階段・エレベーターからみて右奥に靴脱ぎスペースあり
授乳室1階カウンター向かって右に授乳室あり
オムツ交換台1階の誰でもトイレ、1,2階の女子トイレにおむつ交換台あり。男性用は私が入れないので不明。ご存知の方は教えていただけると嬉しいです。
バリアフリー
障害者用駐車場建物北側に障害者用駐車場1台分あり
エレベーター1階カウンター向かって右奥にエレベーターあり
車椅子用閲覧席なし
誰でもトイレ1階カウンター向かって右の男女トイレの間にオストメイト対応の誰でもトイレあり
大活字本1階カウンター正面の記載台がある柱の両脇に大活字本あり
拡大読書器・老眼鏡1階カウンターに老眼鏡あり
対面朗読室なし

練馬区立南田中図書館 カレンダー

が休館
9月
123
4
5678910
11
121314151617
18192021222324
25
2627282930

10月
1
2
345678
910
1112131415
16171819202122
23
242526272829
30
31

Copyright(c) 東京図書館制覇! All Rights Reserved.