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東京図書館制覇!

東京23区の区立図書館約250館を全て制覇(訪問)し、現在は多摩地域、島しょ部の図書館巡りをしています。いろんな視点での図書館ランキングやリストも掲載しています。
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中野区立中央図書館は、大規模改修工事のため、2016(平成28)年11月1日から2017(平成29)年3月31日まで休館しています。休館中は、野方図書館3階に中央図書館でのみ所蔵している資料の閲覧などを行う野方分室を設置します。野方分室に関するデータはこちらです。
以下は、休館前の中野区立中央図書館の訪問記です。

中野区立中央図書館 訪問記

last visit:2013/10/16
§ 図書館の場所

中野区立中央図書館は、中野駅から10分ほど歩いた場所にあります。駅から道のりはシンプルで、南口を出て左の線路沿いの道をひたすら直進、すると駅から500mほどの地点で道の右側に「もみじ山文化センター(なかのZERO)」というホールがあらわれます。中野駅に近い側の「西館」と遠い側の「本館」の2つの建物があり、本館の地下1,2階が中野区中央図書館です。駅からもみじ山文化センターまでの歩道は、「もみじ山」の名にちなんで、敷石にモミジの絵が描かれていたり、街路樹の足元の金属板にモミジが刻まれていたりしますので、お越しの際にはぜひ下にも目を向けてみてください。

もみじ山文化センターにはホールやプラネタリウム、ダンスや音楽の練習室などがあり、いろんな活動をする人が集まる場所。地下2階は図書館エリアだけでなく文化センターのロビーもあるのですが、そこの壁に「練習 大声 ネタ合わせ 禁止」とあるのも、各種ライブ活動の練習にこの文化センターを使っている人の多さを示しています。一時期よりは減った感がありますが、建物の外で建物のガラスを鏡代わりにしてダンスの練習をしている人たちも見かけたり、駅と図書館の中間あたりにあるカフェ・ベローチェでも、普通にお茶している風で実はネタ合わせしている人がいたり、この辺り一帯が活動的な雰囲気なんです。

§ 図書館内の様子

地下にある中野中央図書館へは、もみじ山文化センター本館正面入口から階段・エレベーターで降りていくこともできますし、それより東寄り(中野駅から離れる方向)の階段から地下入口へと降りて、図書館に直接通じている入口から入ることもできます。フロア構成としては、地下1階のフロア全体と地下2階の一部が図書館エリアになっており、図書・雑誌、閲覧席など図書館の大部分が地下1階、ビデオ・CDなどの視聴覚資料とネット閲覧PC、持参PCやタブレットが使える無線LANコーナーが地下2階という配置です。

地下1階の広い区画に本棚が並ぶ様子は壮大ですし、奥にある閲覧席数も多いです。ただ、これは葛飾区立中央図書館目黒区八雲中央図書館など、フロア面積が大きい図書館に共通することですが、自分の見たいジャンルの棚が離れた場所にあると、書架エリア自体が広いだけにたくさん歩かされることになります。あのジャンルもこのジャンルも見たいという方は、ぜひ歩きやすい靴でお越しください。

§ 児童コーナー

児童コーナーに入る前に、児童コーナーの窓から見える「本を読む猫」像を紹介させてください。路面から地下入口への階段を下りて左の、児童コーナーの窓が見えるあたりに、本を開いて読んでいる猫の石像があり、これが可愛いんです。猫ちゃんが手にしている本をよく見るときちんと中身が刻まれており、7ページでは身がついているお魚が、8ページでは骨だけに。この本は何かのお話で7ページ目と8ページ目の間に何かが起こったのか、それともきれいに食べましょうという猫の世界のお行儀の本なのかも(笑)。

上の説明からも察せられるように、地下入口入って左に折り返した区画が児童コーナーです。児童コーナーへと向かう通路の右付近に、児童書研究や絵本ガイドなど、児童書の関する大人向けの本を集めた「児童書研究コーナー」があり、更に進むと右に児童カウンター、その奥に本棚が広がっており、左の窓に沿った一帯が靴脱ぎスペースとなっています。書架の配置をざっくり説明しますと、靴脱ぎスペースに近い左側が絵本、右手前が児童読み物、右奥がちしきの本という配置です。

児童コーナー左奥の読み聞かせコーナーは広く、窓に面しているので開放的です。さすが中央館で、絵本も児童読み物もちしきの本も充実しています。絵本は、日本のおはなしも外国のおはなしも一緒にして、絵を描いた人の姓名五十音順。児童読み物は、日本人作家の作品と外国人作家の作品を分けたうえで、著者五十音順に並んでいます。

右奥にある外国語絵本も多いです。開架を見ただけでも、英語絵本が約1000冊、スペイン語が約160冊、ハングル・フランス語絵本が約100冊ずつ、中国語・ドイツ語絵本が約70冊ずつ、その他、イタリア語、タイ語、ロシア語、ペルシア語、スワヒリ語などなど、いろんな言語の絵本がたくさん。たとえ文字が読めなくても、日本人の絵本作家とはタッチが違う絵などが楽しんですよね。文字が読めない分、お話を想像して作りながらページをめくるのも面白そう。

ちしきの本の、生物に関する本のあたりなどは、子どもにもわかりやすく細かい分類がされています。例えば、昆虫に関する棚は、「ファーブル昆虫記」「アリ」「チョウ」「クワガタ・カブトムシ」「トンボ」「ハチ」「バッタ」「ホタル」といったように、具体的な昆虫の名前で見出しがついています。一般書架の昆虫の棚は「486 昆虫」という見出ししかないので、児童書架の方が探しやすいくらいです。

§ 一般書架

上に書いたことの繰り返しになりますが、一般書架はとにかく広い(笑)!地下1階入口入ると、左先にカウンターがあり、右側一帯が一般書架です。新聞・雑誌コーナーが一般書架の右側、中高生コーナーが中央手前寄りの階段近く、文庫が入口入ってすぐ右辺りにある以外は、日本十進分類法に沿って分類された本棚がずらっと並んでいます。外国語図書も多いですね。閲覧席は、書架内に椅子席が点在するほか、奥の方に机席が100席ほどあります。

本の展示コーナーの中でくつろげるかたちの面白い内装になっているのが、一般書架左奥のブラウジングコーナー。本を面陳(表紙を前にした陳列)で並べられる棚とソファが壁に沿って並んでおり、本と人が一緒に並んでいるようにも見えるし、展示コーナーの中で本を読んでいる気分にもなれそうな、ありそうでない内装です。また、同じく左奥の窓際の椅子は、窓のほうを向くかたち、つまりは書架に背を向ける方向で設置されており、他人と向かい合うタイプしかない閲覧机に座るよりも集中しやい気がします(一人用の小さい椅子なので、メモなどはしにくいですが)。

雑誌コーナーはちょっと変わっていて、上が吹き抜けになっており、上階にあるホールのロビーの音が聞こえてきてしまう構造です。中高生コーナーそばの階段付近も同様にロビーの音が入り、イベントが何もないときはいいのですが、ホールでのイベント終わりなどはややうるさいです。まあ、私自身、当初は気になりましたが、何度か中野区中央図書館に行くうちに慣れてしまった面もあり(笑)。対策をとるとしたら建物工事が必要だろうからすぐにどうこうできるものでもないですし、どうしても気になる方は、違う図書館を利用した方がいいと思います。

日本の小説・エッセイは一緒にして、著者姓名の五十音順に並んでいます。但し、複数作家の作品集は、小説の棚の左(40番)の棚にまとまっています。「913 小説」「914 随筆」のうち「913.68」「914.68」が複数作家による作品集なので、読みたい小説・エッセイを検索したときの分類記号がそれだったら、棚の場所にご注意ください。外国の小説は、英米文学・ドイツ文学・フランス文学…と国・地域別に分かれた上で、著者姓名の五十音順に並んでいます。

また、作家研究本は研究対象の作家名で分類されて、小説・エッセイと同じ棚に並んでいます。つまり、「村上春樹」の棚に行けば、村上春樹の小説もエッセイも村上春樹についての研究本も並んでいるというわけ。こうやって作家自身の著作と作家に関する本が一緒に見られると、いろんな本を一緒に借りて理解を深めたくなります。

中高生コーナーの近くには「ワークライフ支援コーナー」という棚があり、仕事と生活を支えるような資料が集められています。ビジネス支援コーナーを設置する図書館は多いところ、あえて“ワークライフ支援”というテーマを掲げて、開業や店舗運営の資料と一緒に介護や育児との両立に関する資料も揃えている点が特徴的。ワーク関連の本も、ワーキングホリデーに関する本や、好きなことを職業にすることについての本など、生活との関わりを考える本が目に入ってきます。ただ、大きい本棚なのに、見出しもなく項目分けなどもしておらず単純に請求に並べているだけで、「一般図書の中からそれっぽい本を雑然と集めただけ」に見えてしまうのが残念。ワークとライフのバランスに関心がある人が自分の興味に適う本を見つけやすいよう、見出しなどをつけてわかりやすい棚にして欲しいです。

また、中野区中央図書館のカウンターの仕組みはちょっと変わっていて、返却の際、利用者がカウンターの職員さんに返却資料を渡して終わり、ではありません。カウンターの正面に「100番台」「200番台」と書かれた棚があり、返却手続後に利用者が自分が借り終えた本を仕分けして入れるところまでするんです。こうした仕組みは、2013年6月までは立川市中央図書館でも行っていましたが、自動返却機の導入でなくなってしまったので、現在の都内では中野区立中央図書館だけかもしれません。

こうやって利用者が返却の仕分けまで行うのは、利用者の一手間で職員さんの仕事を減らし、人件費コストを少しでも減らすという意味合いがあるだけでなく、利用者が図書館の分類を理解するのにも役立ちそう。また、自分の借りた本を返すついでに、他の人が返却した本の中から面白いものがないかと探す人も多く、返したてホヤホヤの本に出会える機会にもなっています。

§ 参考図書・地域資料のエリア

カウンター向かって右奥にある参考図書・地域資料のエリアは、一般書架とは別室のようなかたちになっており、入口にもゲートが設置されています(といっても、ちょっとゲートを手で押せば入れます)。事典類、中野区・東京都に関する地域資料、電話帳、判例体系、住宅地図といった参考図書を揃えたこのエリアがこれまた広い!レファレンスカウンターもこのエリアにあるので、調べたいことがある方はこちらでご相談を。このエリアに44席ある机席のうち、6席で持参PCが使えます。

参考図書・地域資料コーナー入って正面やや右には大きな展示コーナーがあり、地域のことを図書館職員さんが調べてまとめた内容が展示されています。この展示は毎回しっかり調べた内容が面白く、私はいつも楽しみにしていたのですが、2010年9月25日からは以前の特集の再展示に留まっているのが残念なところ。ちなみに、これまでの展示については、当サイトでレビューをUPしている(この訪問記の下に、展示コーナーのレポート一覧があります)ので、よかったらご覧ください。そして、中央図書館さんには、ぜひ新しい内容の展示をお願いしたいです!

事典類や地域資料というややお堅い印象の資料が並ぶなか、思わず手が伸びるのが「世界各国の情報コーナー」。世界各国の地図が開架で並んでおり、欧米など身近な国の地図はもちろんのこと、中東やアフリカの地図もあるんです。中東やアフリカのものは国別ではなく数か国の広域地図ですが、見知らぬ土地の地図をあれこれ眺めるのは楽しいです。旅行に行くときの参考にもなるし、外国に関する本や外国を舞台にした小説を読むときのお供にも使えますね。各国の観光局が発行したパンフレットも多数所蔵しているので、外国旅行に行く方はそれらもぜひご利用ください。

もう一つ、調べもの目的でなくても楽しめるのが、参考図書・地域資料エリアの一番奥にある「中野区ゆかりの人コーナー」。中野区にゆかりのある著名人の著書を集めたコーナーで、棚を見ると、青島幸雄、犬養道子、上田耕一郎、円地文子、大槻ケンヂ、落合恵子、桂米丸、北一輝、沢野ひとし、三遊亭圓楽(5代目)、椎名誠、壺井栄、平林たい子、不破哲三、三木清…と、実に様々なジャンルの人がいることがわかります。中野区とどんなゆかりがあるのかの説明はなく、知りたい場合は著作にあたってみよということですね。

§ 地下2階の様子

地下2階は、1階喫茶コーナー・地下1階中高生コーナー付近の階段を降りた辺りのみが図書館エリアとなっています。階段から見て左先に視聴覚資料用カウンターがあり、カウンターの両脇や手前にビデオ、カウンター対面の壁にCDが並んでいます。棚に入っている映像資料が薄いケースなので一見DVDかと思ってしまいますが、棚にあるのはビデオのダミーケースでそれをカウンターに持っていくと実物のビデオを借りられるというかたち。DVDは今のところ広報ビデオのみで、カウンター右手前の記載台にジャケットをコピーしたシートがまとめてあり、借りたいシートをカウンターに持っていくとDVDを貸出できるという仕組みです。ビデオは数が多く、映画のビデオが半分弱ほど、その他に児童向けビデオ、スポーツ、科学など、いろんなジャンルのビデオが並んでいます。

また、カウンター対面やや左にネット閲覧PCコーナーと無線LANコーナーがあります。まず、ネット閲覧PCは7台あり、1人1回30分までの利用となります。ネット閲覧PCについては、地下1階の参考図書・地域資料コーナーに商用データベースサイト閲覧用PCもあるので、ネット上のどんな情報をみたいのかによって使いわけてください。

無線LANコーナーのほうは、FLETS-SPOTとNTT-SPOTのアクセスポイントとなっており、それらのサービスを利用する人用のコーナー。ここの座席の利用は、無線LANサービス利用者のみとなっています。席を利用するのにカウンターへの申込は必要ありませんが、図書館からPCやLANカードを貸出したりはしませんし、無線LANサービスにあらかじめ入っていないと使えません。つまり、図書館としては無線LANサービスのアクセスポイントを設置しているのみということです。

§ 23区の中で考えてもユニークな点いろいろ

こうして中野区中央図書館の様子を見ていくと、返却後に利用者が本を分類するところや、図書館なのに外の音がやけに入ってくるところなど、23区全体の図書館と比べてもユニークな点が面白いです。図書館ってどこにでもある施設だからこそ、細かい部分でどう違うかというところにその土地や自治体の方針などの個性が反映するんですよね。中野駅の北側はサブカルチャーのお店などが多く、個性的なものがごちゃごちゃと並ぶ様子が特徴的ですが、中野駅南側にあるこの中野区中央図書館もそんな土地柄を反映しているのかも。

もちろん、蔵書数も中央図書館にふさわしく充実しているので、調べもののニーズにもばっちり対応できます。ブラウジングコーナーでのくつろぎ読書から、参考図書・地域資料コーナーでの本格的調べものまで、この広い中央図書館をぜひとも使いこなしましょう!

中野区立中央図書館 特集・行事・図書館だより感想記

  中野区立中央図書館ビブリオバトル テーマ:たくさんの人に届けたい本
―2013年9月29日のイベント
中野区立中央図書館にとって初めての開催となるビブリオバトルに発表者として参加してきました。「たくさんの人に届けたい本」をテーマに、中学生と大人が一緒にバトルする楽しいビブリオバトルとなりました。
  「中野の神社をたずねて 北部編」
―2010年2月27日から2010年9月23日までの展示
中野区中央図書館の地域資料コーナーは、半年ごとの入れ替えで地域のことを調べた展示をしています。2010年2月27日から2010年9月23日までのテーマは、中野区北部の神社をたずねた内容です。
  「中野の神社をたずねて 南部編」
―2009年9月26日から2010年2月25日までの展示
  「中野の子どもたち ~時代を育む学舎~ Part2」
―2009年2月28日から9月24日までの展示
  「中野の子どもたち ~時代を育む学舎~ Part1」
―2008年9月27日から2009年2月26日までの展示
  「中野交通ノスタルジィ Part2 ~昭和・平成編~」
―2008年3月1日から9月25日までの展示
  「中野交通ノスタルジィ Part1」
―2007年9月29日から2008年2月28日までの展示
  「商店街からたどる“なかの”の足跡 PART2」
―2007年2月24日から9月27日までの展示
  「商店街からたどる“なかの”の足跡 PART1」
―2006年9月から2007年2月22日までの展示

中野区立中央図書館 データ

中野区立中央図書館は、大規模改修工事のため、2016(平成28)年11月1日から2017(平成29)年3月31日まで休館しています。休館中は、野方図書館3階に中央図書館でのみ所蔵している資料の閲覧などを行う野方分室を設置します。
以下は、休館中の野方分室のデータです。
住所東京都中野区野方3-19-5 野方図書館3階 →大きい地図を開く
Tel03-5340-5060 (音声ガイダンスにつながります)
開館時間9:00~20:00
定休日2,6,11月以外の第2月曜、2,6,11月の第4月曜(祝日は開館し、直後の休日でない日を休館)
毎月最終金曜
12月29日~1月3日
最寄駅西武新宿線 野方駅から徒歩5分
最寄バス停「野方駅南口」停留所から徒歩2分
都営バス 王78(新宿駅西口~王子駅前)
「野方駅入口」停留所から徒歩2分
関東バス・国際興業バス 赤31系(赤羽駅東口~高円寺駅北口)
関東バス 高60(練馬駅~高円寺駅北口)
関東バス 高63(豊玉南住宅~高円寺駅北口)
関東バス 高70(丸山営業所~高円寺駅北口)
関東バス 宿05(新宿駅西口~野方駅)
関東バス 中01(中野駅~野方駅)
コミュニティバスなかのん K01(中野駅~八成小学校)
駐輪場建物正面手前左に駐輪場あり
駐車場 なし
設備
検索機野方分室にはなし。野方図書館の検索機を利用してください。
ブックポスト野方図書館1階閲覧室の入口左にブックポストあり
飲食設備
  • 野方図書館1階入口入って右に飲料自販機2台あり
  • 野方図書館1階ロビーで飲食可能
バリアフリー
障害者用駐車場なし
エレベーター野方図書館入口入った正面にエレベーターあり
誰でもトイレ野方図書館1階入口入って左に誰でもトイレあり

中野区立中央図書館 カレンダー

※中野区立中央図書館は、大規模改修工事のため、11月から休館します。休館中は、野方図書館3階に中央図書館でのみ所蔵している資料の閲覧などを行う野方分室を設置しています。
以下は、野方分室のカレンダーです。
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