城東図書館
江東区立城東図書館 訪問記
江東区立城東図書館は、西大島駅近くの区民センター内にある図書館。東京市から譲り受けた深川図書館に次ぐ、二番目の江東区立図書館です。
城東図書館は都営新宿線西大島駅を出てすぐ、ほとんど真上にあるので、道のりもへったくれもないですね(笑)。駅のA4出口を出て、右を見上げたところにあるのが区民センター、その4階が城東図書館です。
階段かエレベーターで4階にあがると、まずは児童コーナー。そこからフロアが右にのびていまして、児童コーナーの奥にカウンターと新聞・雑誌コーナー、その奥に一般書架となっています。カウンターと一般書架の間の奥まったスペースにはパソコンコーナーがあり、普段はケーブルが出ている机が並んでいるだけなのですが、カウンターに申し込みをするとノートPCを設置してネットとCD-ROM閲覧ができるようになっているようです。
書架を見ると、結構充実しています。例えば民俗学の棚は、南方熊楠、三田村鳶魚、宮本常一の全集などがずらっと並んでいて、さらに単行本もたくさん。家庭関連本などは逆にそんなに充実している感じはしませんでしたね。生活密着というより勉強・研究に向いているのかな。
でも、閲覧机は書架の南側の窓際と北東の奥に少しあるだけなんですよね。それがこの図書館の難点ともいえます。窓際の席は埋まっている率も高いです。椅子席は北側の窓際にソファが並んでおり、そこそこ空いているので、机席が埋まっているときは椅子席で我慢してくださいね。
また、ここは外国語図書が、英語6割、中国語4割といった感じにおいてあるのですが、基本的には言語ごとに棚分けしている中、日本の小説の外国語訳本は別にひとまとめにしてあります。そのラインナップはほとんどが中国語、そこに英語が少し混ざっているというところ。
書架を見ていて、これはいい、と思ったのが、作家の全集それぞれの置いてある場所に、全集の目次一覧が厚紙に貼ったものが置いてあるんです。私は以前、この城東図書館で誰かの作品のどれかが全集の何巻に収録されているのかわからなくて、全集の目次を一巻一巻見た覚えがあるので、昔はこういうのなかったと思います。今はこの一覧があるので、そんな面倒な思いをしなくても、これを見れば一発ですね。
ついでにいうと、この一覧がなくても検索機を使えば楽に調べることができそうですが、昔は検索機が使われていることが多くて、空くのを待つより一巻ずつ目次を見るほうを選択した記憶があります。それが、インターネット上で蔵書検索できるようになってから、検索機が空いていることが多く、待つ必要がほとんどなくなりました。その点でもインターネット上で蔵書検索できるというのは便利ですよね。
ところで、この城東図書館、元々は深川図書館に次ぐ第2の江東区立図書館としてちょっと離れた場所にあった図書館だそうです。深川図書館は東京市立図書館が江東区に移管されたものなので、江東区立図書館として開設されたものはこの城東図書館が最初といってもいいですね。
その最初の城東図書館がオープンしたのが1955年。よって2005年が50周年ということで、城東図書館の思い出を利用者から募集したりしていました。そのときには、利用者の方々からの文章や旧城東図書館の写真を、入口近く、階段とエレベーターホールの間の壁に貼ってありましたね。
この旧城東図書館、それらの掲示物を見たところ、すっごくよさそうなんですよ。三角屋根の建物で、閲覧席も写真で見る限り確実に現城東図書館より多いし、池もあったりして、今あったら私は確実に入り浸ります!でも、1979年で現図書館に移転となってしまったようですね。あぁ、残念。
昔は図書館の中で音楽会を催すこともあったようで、その時の写真なんかもありました。図書館といっても文化センター的な使い方もしていたのでしょうかね。
旧城東図書館はもう行くことができませんが、現城東図書館もぜひご利用くださいね。
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