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勝どき橋と月島地域の橋

―2014年3月18日から24日までの展示
visit:2014/03/20

必要な本を借りに中央区立月島図書館へ行き、目的を果たしてふらっと館内を回っていたところ、エレベーター脇の会議室で何やら展示をしているのを発見しました。入ってみると「勝どき橋と月島地域の橋」という展示で、とても見ごたえある内容になっており、この期間に来館した偶然に感謝したいくらいでした。

具体的な展示内容は、勝どき橋建造過程の写真や、勝どき橋橋脚見学ツアーの写真レポート、勝どき橋を紹介するDVDの上映、国内の可動橋一覧、月島地域の橋一覧など。私が一番興味を持ったのは勝どき橋橋脚見学ツアーレポで、橋の開閉を操作するスイッチが、誤作動を防ぐために「押す」スイッチではなく「引く」スイッチになっているとか、橋の上(私たちも普段歩けるところ)に、橋が開くときに歩行者を止めるための信号があるとか、へぇ、ほぅと声をあげたくなるトリビアがいろいろ紹介されていました。

しかも、このツアー、祝日を除く毎週木曜というかなりの高頻度で、しかも無料で開催されているのだそう(詳細はこちら)。私もいつか行ってみよう。

また、勝どき橋に関する説明展示の中にも、勝どき橋が手動で開けられるようになっているというトリビアがありました。橋を開ける機械が万が一故障してもいいように、手動でも開けられる仕組みになっているそうですが、1℃あけるのに手動だと1時間かかるのだそうです。勝どき橋が船を通すときは70℃開くので、70時間もかかるのか!と思ってしまいますが、実際にはある程度開いたところからは、てこの原理で自動で70℃まで開くそうです。

また、全国の可動橋一覧も、こんなにあるのかとびっくり。東京にも、勝どき橋のほか、羽田や豊洲にあるのだそうです。羽田の可動橋は現在は動かないそうですが、豊洲のアーバンゲートブリッジは動いているそう。調べてみるとららぽーと豊洲のそばにあるそうで、言われてみればららぽーと豊洲の裏側(海側)にそんなようなものがあったような…今度じっくり見てみます。

もう一つ関心を惹かれたのが、青森ラブリッジという橋で、こちらは引き込み式(スライド式)の可動橋なのだそう。勝どき橋のようなタイプは跳開式、その他に引き込み式、旋回式、昇開式など、可動の仕方にもいろいろな種類があるんですね。仕組みとしてはわかるけど、ぜひ実際に動いている姿を見てみたい。こうして可動橋の写真が並んでいるとワクワクしてしまいます。

この展示は3月18日まで24日まで開催しているので、ご興味ある方はぜひ。月島図書館は、平日20時まで、土曜は19時まで開いていますが、展示室は17時で閉まってしまうのでご注意ください(日祝は図書館自体も17時閉館)。月島図書館から勝どき橋までも歩いて10分ほどで行けますし、展示も実物も楽しめます!