秋の図書館フェア「来(らい)!ぶらり日本一周」 ~北海道・東北エリア
visit:2005/11/05
荒川区立図書館の全5館共通で行っている秋の読書週間の企画「秋の図書館フェア 来(らい)!ぶらり日本一周」。それまで2館回っていた、土曜日で残り3館を一気に回ってきました。
3館はしごの最初に訪れたのは、荒川図書館。荒川図書館は住宅街の中でわかりにくいんですよね。2回目なのに迷ってしまいました…。というか、初訪問で道を間違えると、2回目も同じ間違え方をしてしまいます(笑)。
日本一周のうち、荒川図書館の担当は北海道・東北です。1階の展示は、「戊辰戦争を読む」。登場する人物のイラストがいろいろ書いていますが、皆同じ顔です(笑)。よくみると、この企画のスタンプラリーの図柄も同じ顔なので、たぶん図書館職員の方お一人がイラストを担当しているのですね。結構かわいいですよ。
また、知床の世界遺産の展示もあります。キタキツネ、シマフクロウ、エゾタヌキなどのミニチュアは、昔懐かしチョコエッグでは?「世界遺産とその予備軍」と題して、既に世界遺産である場所(知床半島と白神山地)と世界遺産になる運動などが起こっている場所(摩周湖や出羽三山)を表示しています。平泉は暫定リストに登載されているのですね。世界遺産になるのももうすぐか?そして、お決まりの郷土料理コーナー。さすがに、きりたんぽ鍋、おくずかけなど暖かいものばかりで、これからの季節にぴったり。ウチも今日は鍋にしよっと。
2階にも特設コーナーがあります。まずは北海道・東北出身のアーティスト。北海道出身のアーティストの数が圧倒的ですね。GLAY、ドリカム、松山千春、北島三郎…など。一方、秋田県は藤あやこのみ、と淋しい限り。もちろん秋田県出身のアーティストもいるとは思いますが、図書館にCDが所蔵されるほどの人がいないということなのでしょう。秋田のアーティストの皆さん、目指せ図書館所蔵!
その隣には、北海道・東北が舞台になった小説が並んでいます。村上春樹の「羊をめぐる冒険」は北海道が舞台なのですね。へぇ~。山形県が舞台の小説として、阿部公房の「砂の女」がありましたが、舞台というにはほとんど砂の中にいるのでどうも(笑)…。でも、抽象的な小説を書く阿部公房には珍しく、この作品は明確に庄内砂丘を舞台にして構想を練ったそうです。
また、北海道・東北の出版社が出版した本のコーナーも。ご当地本ばかりかと思いきや、いえいえとんでもない。例えば、重度身体障害者とボランティアのドキュメンタリーである『こんな夜更けにバナナかよ』という作品は、私もどこかの書評で読んで知っていましたが、これも北海道新聞社の作品なんですね。
北海道・東北出身の漫画家一覧なんてのもありました。これまた北海道が圧倒的。いがらしゆみこ、モンキー・パンチ、大和和紀など。
やっぱり、北海道・東北の中では、北海道の存在感が圧倒的な展示になっちゃいますね。私は、南は石垣島やら宮古島やら行っているのですが、北は福島が最北、北海道は行ったことないんです(要は寒いのが嫌い)。

この図書館フェアでは、各館でスタンプラリーも行っているのです。荒川図書館のスタンプはこちら。なまはげですね。スタンプが児童コーナーにあったので、押すのがちょっと恥ずかしかったです。しかし、この後に向かった町屋図書館では、更に恥ずかしい思いをすることになりました(笑)。