わかばハッピーバッグ

―2015年10月27日から、用意したバッグがなくなり次第終了の企画
visit:2015/10/29
§ 中身を見ずにテーマで選ぶ「わかばハッピーバッグ」

秋と言えば「読書の秋」。加えて秋には、10月27日から11月9日までの読書週間もあり、図書館でもこの時期は特に力を入れた企画を実施しています。そんな企画の一つとして、立川市若葉図書館で、職員さんがテーマに応じて選んだ本を中身を秘密にして貸し出す「わかばハッピーバッグ」という企画が実施されていると知り、どんな様子か見に行ってきました。

若葉図書館に入ると、カウンター前に赤と緑の紙袋がたくさん置いてあります。よく見ると、それぞれの袋に、対象年齢とテーマが書かれた紙が貼ってあります。各袋にはテーマにあった本が3冊入っているそうで、見た限りでは紙袋の色(赤or緑)には特に意味はないようです。どんな袋があったか、私が行った時点で置いてあった袋のテーマをメモしてきたので、下に挙げてみましょう。

対象年齢テーマ
小学校低学年からだのふしぎ
小学校中学年いろんな気持ち
小学校高学年科学っておもしろい!
YA運命の赤い糸
一般こどもに戻って…おすすめ児童文学
芸術はバクハツだ!
目で楽しむ、美食の世界
幸せはここから…
お腹が空いたら
日本語再発見
スイーツ!スイーツ!スイーツ!
キラキラ★ジャケ買い本!
立川を知ろう

一般向けがいろいろあって選べるのに対し、小学生や中高生向けの袋が対象年齢ごとに1つしか出ていないのがやや残念。展示スペースの都合もあるのでしょうが、大人としては一般向けばかり選択肢を増やしてもらって、子どもに申し訳ないような気もします。ただ、私が展示を見ていたら職員さんが声を掛けてくれて、今展示スペースに出ている分以外にもあるとのこと。誰かがバッグを借りてスペースが空いたら補充していくと思うので、見に行ったときに好みのバッグがなくても、次に来館したときにまた見たら違うバッグが出ているかもしれません。

私個人は、「芸術はバクハツだ!」や、立川はいろいろな側面があるので「立川を知ろう」も気になります。が、私の在住・在勤条件では、残念ながら立川市立図書館は利用登録できません。立川市立図書館をご利用の方は、ぜひ私の分まで、中身が秘密の蔵書を借りるワクワク感を楽しんでいただきたいです。

ちなみに、借りる際には3冊入りのバッグを選びますが、借りた後は通常の貸出本と一緒なので、読み終わった順に1冊ずつ返してもOK。図書館をよく利用する方はもともと借りている本や予約受取本があるだろうから、余計に3冊借りるが負担に感じるかもしれませんが、借りてみて好みに合わなかったら無理に読む必要はないし、貸出期間内に読めなかったら書名を覚えて置いて一度返却し、余裕ができたときに借りるのもいいと思います。企画の主旨としては、目隠しで本を選ぶことで自分からは手に取らない本に出会えるところがミソ。気軽に借りて、未知の本との遭遇を楽しんでください。