荒川区立図書館 町屋駅前図書返却ポスト
荒川区立図書館 町屋駅前図書返却ポスト 訪問記
3路線が交わる場所に設置されたブックポスト
ゆいの森あらかわに行った後、千代田線の町屋駅から帰ろうと京成線の町屋駅の改札前を通り抜けたところで、ブックポストがどーんと立っているのに出くわしました。荒川区には図書館とは別に、図書館の本を返せるブックポストが駅のそばに設置されており、この町屋駅前図書返却ポストもその一つ。京成線町屋駅と都電荒川線町屋駅前駅の間、地下鉄の出口でいうと2番出口を出たところにバラ花壇があり、その脇にほんの少し緑がかった青のポストが設置されています。
このサイトではほとんど誰も読まないだろうと思いながらもこうして図書館だけでなくブックポストの記事を書いており、私も各区のブックポストを目にしていますが、荒川区のポストは他の自治体のポストより一回り大きくて、先に書いたように「どーん」というたたずまい。ポスト上に雨水が溜まったりするのを防ぐためか三角屋根になっているのも特徴的で、少なくとも23区では荒川区だけです。そして、荒川区立図書館ウェブサイト内の「はじめてつかう > 借りる・返す」ページにあるブックポストの写真を見るとわかりやすいのですが、3つあるブックポストのカラーリングや描かれているイラストがそれぞれ違う。違いがあると回っていて楽しく、これはもう荒川区立図書館がブックポスト巡りを誘発しているとしか思えない(笑)。
荒川区立図書館は鉄道駅から少し離れたところが多いので、その点でも駅近くにブックポストがあるのは助かります。特に予約多数本は早く返せば次に待っている人に早く届くことになるので、通勤通学などの通り道にさっと返せる場所にあるブックポストは積極的に使いたいです。
ブックポストの使い方
図書館ではない場所のブックポストは、図書館が閉まっているときに返せるブックポストと同じで、本や雑誌はOKですが、CD・DVDは破損防止のためにここへの返却はできません。また、注意点として、ここに入れられた本が回収されて図書館に運ばれて返却処理されてやっとシステム的に返却されたことになるので、タイミングが悪いと返却済の状態になるまで時間がかかります。少なくとも1日1回は回収にきていると思いますが、もしブックポストに入れたのが回収された直後だったら次の回収が来るまでずっと貸出中状態のままということになる。貸出上限冊数ぎりぎりまで借りていて他の本を借りるためにすぐに返却済状態にしたいときなどは、ブックポストではなく図書館に返却するのが確実です。
屋根がない場所にあるブックポストなので、雨風が強いときには傘を差しながら鞄から本を取り出す際に本や自分が濡れないように気を付ける必要があるかも。京成町屋駅がすぐそばにあるので、そこの屋根を借りるとうまくやれそうです。
読書を愛するまち・あらかわ
このポストの側面には、2018年に荒川区が制定した「読書を愛するまち・あらかわ」宣言が掲げられています。読書は、心の栄養であり、夢のタイムマシーンであり、魔法の磁石であるというこの宣言、ブックポストというかたちで街中に掲げられることで広く浸透するといいなと思います。例えば、普段本を読まない人が町屋駅のバラ花壇で誰かと待ち合わせして、ふとこの宣言が目に留まり、たまには本を読んでみようかなという気になる…みたいなことが既に起こっているかもしれません。
さて、この文章も完成しました。私も読書の時間に入るとしましょう。
詳細データ
アクセス
| 住所 | 東京都荒川区荒川7-49-2 町屋駅前バラ花壇前 |
|---|---|
| 最寄駅 |
|