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<大人のための>はじめてのボードゲーム倶楽部(2018年8月12日)

―2018年8月12日のイベント
visit:2018/08/12
§ スタンプ集めも楽しいボードゲームイベント

江戸川区立東部図書館で2018年8月12日に開催された「<大人のための>はじめてのボードゲーム倶楽部」に参加してきました。このイベントは、2018年6月から月1回ペースで開催しており、今回が3回目です。

会場に入って、まずはスタンプカードを取りだしました。東部図書館のボードゲームイベントに参加すると、写真のようなカードをもらえます。これはアナログながら多機能カードで、中を開けると参加するたびに1つスタンプを押してもらえるスタンプカード、閉じて裏返すとネームプレートになっています。ここにニックネームを書いてテーブルに立て掛け、ゲーム中に話すにその名前で話し掛けられるというわけです。

江戸川区立東部図書館ボーd-ゲームスタンプ

今のところ皆勤賞の私は、3つ目のスタンプを押してもらいました。周囲を見渡してみると、過去の回でも見たお顔と初めてらしきお顔が半々くらいといったところでしょうか。10人強の参加者は、テーブルにセッティング済みのゲームを見る人あり、ボードゲーム置き場に積まれたゲームを眺める人あり、会場に展示されているゲーム関連本を手に取る人ありと、思い思いにイベント開始を待っていました。

§ やりたいゲームによって席替えしてからゲームスタート!

時計の針が14時を回り、イベントが始まります。職員さんのご挨拶の後、まずは「チケット・トゥ・ライド アメリカ」で遊びたい人を募って、別テーブルに移動してもらいました。チケット・トゥ・ライドは所要時間が長いボードゲームなので、2時間のイベントのなかで遊ぶとしたらその大部分の時間をこのゲームが占めることになる。それを踏まえて、じっくりチケット・トゥ・ライドをしたい人と、もう少し短い時間で終わるゲームをいろいろした人に分かれます。チケット・トゥ・ライドのプレイ人数にぴったりの4~5人くらいがそちらへ移動していくなか、私はいろいろなゲームを体験したいので、テーブルに留まる方を選びました。

私がいたテーブルは参加者が3人。職員さんがゲームの説明をしてくれつつプレイヤーとしても入るかたちで、4人でボードゲームをしました。最初に遊んだのは「なつのたからもの」で、最終的な得点の高さで勝敗が決まるけど、高い得点を狙うと何も得られない可能性もあり、地道な得点確保と高得点狙いのバランスが必要なゲームです。これで遊んだだけでも、チャレンジ精神が大きい人、堅実な人、他人に冒険することをそそのかす人など、プレイヤーの性格が表れます(笑)。

その次に遊んだ「ウミガメの島」も、ゴールへ近づこうと欲をかくとかえって遠ざかる可能性があるという要素があり、かつ、他のプレイヤーに寄生することで得をする要素もあるという、これまた性格が出るゲームです。この頃には、一緒にプレイしているもの同士すっかり打ち解けて、「○○さん、ここは勝負でしょう」「▲▲さん、そそのかさないでくださいよ~」といった会話が繰り広げられていました。このテーブルは大人3人のなかに中学生が1人という面々だったのですが、ボードゲームの勝負の前では年齢は関係なし。おそらくボードゲーム経験が4人の中で一番浅い私は、強者たちが繰り広げる駆け引きを言葉で盛り上げながら、地道に得点を狙うという戦略を取っていました。

ここまでは職員さんが出してくれたゲームを遊ぶかたちでしたが、ここで会場に並んでいるゲームの中から何か遊びたいものがあるかと聞かれ、皆で並んでいるゲームを見た結果、「タイムボム」をすることに決定。ポリス(善人)側とボマー(悪人)側に分かれて、誰がどちらか分からない状態でそれぞれの目的を果たそうとするゲームなのですが、こうやって振り返ると、前の2つのゲームで打ち解けたうえで心理ゲームをしたという順番がとてもよかった。何を言っても嘘っぽく聞こえてしまう人がいたり、信用していたのに敵側だった…という衝撃など、これまでのゲームで各プレイヤーの個性が見えていたことで、心理戦がより盛り上がりました。

§ 別テーブルと合流して新たなゲームへ

その後、チケット・トゥ・ライドに移動しなかった人達が集まるもう一つのテーブルと合流し、少し人数が増えた状態で「ペンギンパーティー」をしました。それまで心理戦をしていたのが急に頭脳戦のゲームになり、しかも人数が多いので、自分の番が回ってくるまでにゲームの流れが変わりやすい。先ほどまでの会話があってこそのゲームとは打って変わって、表面上は淡々と、でも頭の中で各プレイヤーの手札を推理し、先の先まで読んで札を出していきます。そう、ボードゲームと一言で言っても、ゲームによって必要とされる能力が全然違う。いろいろな種類のボードゲームをするイベントは、脳のさまざまな部分を使う感覚が味わえます。

そのまま同じメンバーで「ワードスナイパー」をしましたが、これまた今までのゲームとは種類が違って、お題に合った言葉を早く行った人が点を得ていく、語彙力と瞬発力が必要とされるゲームです。大勢でプレイしていても言葉が出ないときは出ないもので、先に思いついた職員さんが言葉を出すこともあり、テーブルについている参加者とその周りを囲む職員さんの皆で遊んだかたちになりました。

そして最後に、チケット・トゥ・ライドに移動した人も含めて十数人の参加者全員で「コヨーテ」で遊びました。これがイベントの終わりとしていい感じで、というのは、大抵のボードゲームイベントでは、参加者がゲームをするのに適した人数に分かれてしまうので、同じテーブルにならなかった人とは会話することもないわけです。東部図書館のボードゲームの場合は特に、所要時間の長いゲームをしたい人が移動するやり方をとっているので、会場に入ってテーブルに着き、同じテーブルの人によろしくお願いしますと挨拶したものの、最初の移動で別になってしまうと、よろしくお願いしたのによろしくする機会がない状態になってしまう(笑)。それが、最後に皆で一つのゲームをすることで「皆で遊んだ」感が強まり、イベントの締めとしてよかったです。

§ 実は図書館ボードゲームが広がっている江戸川区

以上、私の遊んだゲームを中心にイベントの流れを紹介してきましたが、会場にはその他にもボードゲームが多数用意されており、ざっと挙げると、「neu」「ハゲタカのえじき」「お邪魔者」「ハイテンション利休」「カルカソンヌ」「パンデミック:ライジングタイド」「コードネーム」「ごきぶりポーカー」「FLASH WORD」「ラブレター」「インサイダー・ゲーム」「横暴編集長」「ゲーム・オブ・トレイン」「ひらがなポーカー」「魚魚あわせ 江戸前版」「すずめ雀」「ハイファイブ」などがありました。ただ、いろいろなところから調達して揃えたそうで、東部図書館のボードゲームイベントに参加すれば、ここに挙げたゲームが常に用意されているわけではないようです。特に遊びたいものがあれば、申込の際に聞いてみるのがいいと思います。

職員さん曰く、とりあえず今年のInternational Games Week(2018年は11月4~10日)までは毎月ボードゲームイベントを開催するとのこと。いや、スタンプカードのマスが10個(特大のマスもいれたら11個)あるのですから、開催ペースが変わる可能性こそあれど、12月以降もきっと開催してくれるでしょう。なので、興味のある人や、ボードゲーム経験がないのでまずは知りたいという人は、ぜひ参加してはいかがでしょう。毎月開催されているので、日程も合わせやすいです。

当サイトでは、東京都の公立図書館でのボードゲームイベント開催予定まとめを作っており、東部図書館のボードゲームイベントもわかり次第載せています。江戸川区では東葛西図書館でもボードゲームイベントを開催しており、この2館の開催によって、2018年の東京都内の図書館では今のところ、江戸川区立図書館がボードゲームイベント開催数が一番多いくらい。じわじわと江戸川区の図書館で広がっているボードゲームをぜひ体験してください。