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東京図書館制覇!

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世田谷区立代田図書館 訪問記

last visit:2014/04/08

世田谷区立代田図書館は、改築工事を経て2014年4月7日に新装開館した、新代田駅すぐそばの図書館です。まだ新装開館したばかりで来館者も多く慌ただしい雰囲気ですが、地元の伝説にちなんだ面白い内装などもあり、これから地域の個性が発揮されるのが楽しみです。

§ 図書館の場所

世田谷区代田図書館は、京王井の頭線・新代田駅のすぐそば。駅改札向かって左隣の代田区民センター3,4階という近さで、徒歩0分と書いても過言ではないくらい。当サイトでは駅から近い図書館リストを作っていますが、駅からの所要時間としては駅から徒歩1分以内の図書館の中でも1,2を争う短さです。

鉄道駅からのアクセスとしては下北沢駅からも歩いて行ける距離なので、こまごまとお店が並ぶ下北沢から住宅地を抜けて代田図書館へ、という散歩も楽しそう。ただ、下北沢から代田図書館まで歩くのにわかりやすい道がなく、路地をくねくねと進んで行くことになるので、よほどの土地勘がある人でなければ地図が必須です。

§ 図書館内の様子

代田区民センターは地下2階から地上6階まである建物で、地下2階と地上2階が区民センター、3,4階が代田図書館、5,6階が代田児童館というフロア構成です。2014年4月7日現在、1階は広いエントランスがあるのみですが、覆いで囲われているエリアがあり、フロア配置図によると「談話コーナー」となっているので、将来的には図書館利用前後の休憩や待ち合わせにも使えそうです。

図書館フロアの内訳は、3階が「読み物と調べもののフロア」、4階が「こどもと趣味と生活のフロア」。具体的には、児童エリア、CD、旅行ガイド・医学・家事関連本・園芸・ペット・鉄道・芸術が4階にあり、それ以外の一般書架と新聞・雑誌が3階という配置です。建物の各階を貫く階段・エレベーターとは別に3,4階だけを行き来できる階段があり、各階にカウンターがあるので、3,4階の資料をまとめて貸出手続することも、別々に貸出手続することも可能です。但し、CDはダミーケースを棚において中身を4階カウンター内に置いているので、CDを借りたいときには4階のカウンターへどうぞ。また、予約資料は資料の種類に関わらず全て3階カウンターで取り置きしています。

これは職員さんに教えていただいて気付いたのですが、他の建物に比べて柱がかなり太いです。この建物は2009年11月から全面改築工事を行ったのですが、工事中に東日本大震災が発生して地震対策の重要性が高まり、すぐそばを通る井の頭線が深い溝を作っているため、平らなところへ建てる場合よりしっかりとした造りが必要となったそう。そのため、工事に伴う長期休館も予定より長くなってしまったのですが、ついに2014年4月7日、待望の新装開館となりました。

§ 一般書架

3階全体と4階半分程度を占める一般書架は、白い棚がずらっと並ぶすっきりとした空間です。机席は数が少なく、リニューアル開館したばかりの今は来館者も多いため、座席が埋まっている率も高いです。

書棚を見ていると、3類(社会科学)の棚は見出しが細かく差してあるので、どの本がどこにあるかわかりやすいですが、4類(自然科学)・5類(技術)の棚は見出しが全くありません。この辺りは、今後の見出し充実を期待したいところです。

日本の小説は著者姓名の五十音順で並んでおり、複数作家による作品集は「ん」に分類され、「わ」の後に並んでいます。外国の小説は、国別分類はしておらず、“外国文学”でひとまとめにして、日本の小説と同様に、著者姓名の五十音順。複数作家による作品集も、日本の小説と同様に「ン」に分類されています。

少し紛らわしいのは、小説とエッセイが分かれているのに、小説の著者名見出しに「日本 小説 エッセイ 村上春樹」などと書いてあり、あたかも小説のところにエッセイも一緒にあるように見えること。読み物の棚をよくみると、まず小説(ラベルが黄色)だけが著者姓名五十音順に並んでおり、その後にエッセイ(ラベルが赤)が著者姓名五十音順に並んでいる。つまり、「日本 小説 エッセイ 村上春樹」の見出しのところを見ても、村上春樹の小説があるのみで、村上春樹のエッセイはまた別のところにあるというわけです。おそらく慌ただしい開館準備のなかで取り急ぎ手持ちの見出しを使ったためで、すぐに適切な表示になると思いますが、ご注意ください。

料理や裁縫などは、2014年4月7日現在、見出しもなくずらっと並んでいるので、「パスタ料理の本が読みたい」というように更に細かい項目の本を探す際にはやや探しづらいです。ただ、本のラベルと内容をじっくり観察すると、「596 E」が食のエッセイ、「596 0」がグルメガイド、「596 21」が和食、「596 22」がアジア料理…と細かく分類されているので、見出しさえあれば探しやすくなりそう。これも開館準備で間に合わなかっただけだと思うので、すぐに見出しが付くのではないかと思います。

面白いのが図書館エリア内で3,4階を行き来できる階段近くの床で、カーペットの模様として大きな人間の足跡が描かれています。私は何もわからずに面白い模様だなとしか思わなかったのですが、実は地元の伝説に由来する模様だと館長さんに教えていただきました。私は恥ずかしながら、お話を伺うまで全国各地に伝わるその伝説自体を知らなかったのですが、来館する地域の子どもに謎かけすると、地域の伝説として学校でも教わるそうで結構知っているのだとか。皆さん、「代田地域」+「大きな足跡」で連想される伝説ってわかりますか。答えは巨人伝説・ダイダラボッチで、長期休館中の仮事務所があった世田谷区立守山小学校のすぐ北に足跡があるとして、柳田國男も調査に来たのだそうです。

§ 児童エリア

4階の南側半分を占める児童エリアは、一般書架に接している高い棚に高学年向け読み物、その隣の低い棚に低学年向け読み物と絵本があり、その先の角に大きな「おはなしのへや」、その横にちしきの本があるという配置です。

「おはなしのへや」は壁際に紙芝居や赤ちゃん向け絵本が並ぶ広いスペースで、おはなし会が開催されていないときには開放しています。ふらっと入ってみたときには気が付かなかったのですが、子どもが転んだときの衝撃を和らげるよう、「おはなしのへや」の床はリノリウムの下にクッション材を入れているそうで、そう言われてから入ってみると確かにふかふかしているのを感じます。

創作絵本は、赤ラベルの小さい子向けと青ラベルの子ども向けに分けたうえで、日本人作家の作品も外国人作家の作品も一緒にして、絵を描いた人の頭文字で分類されています。その他に、紫ラベルのむかしばなし絵本、緑ラベルのちしき絵本という分類もあるので、いろいろな本を楽しみたいところ。児童読み物は、低学年向けと高学年向けに分けたうえで、日本人作家の作品も外国人作家の作品も一緒にして、著者姓名五十音順に並んでいます。

§ 今後の発展に期待です

2014年4月7日のリニューアル開館当初に訪れた限りでは、新しくてきれいだけど、それだけの図書館という印象も否めません。2フロアありながらも図書館の総面積としてはそれほど大きくはなく、閲覧席と棚の間隔がもっと広ければと思うところもちらほらあったりして、新図書館にあまり期待していくと拍子抜けしてしまうかも。でも、これはリニューアル開館したばかりの仮の姿で、これから代田図書館らしさを発揮してくれるはず!

私がそう思う根拠の一つとして、世田谷区の各図書館では、それぞれ地域の特性に合わせた特設コーナーを設置して、テーマに見合った本を収集していることが挙げられます。おそらく代田図書館もそうした特設コーナーを設置するはずで、実際未使用の棚もあるから、そこに設置されるのかも。代田地域の特性といえば…う~ん…演劇の町・下北沢に一番近い区立図書館ですし、演劇はどうでしょう? と、聞かれてもいないのに、考えたりして(笑)。

また、代田図書館は、4年以上にもわたる長期休館の間、仮事務所でもできることを探って、ダイタンのちびっ子読書検定を実施していました。当初は図書館職員さんが問題を作っていた企画に、利用者の小学生が自作の問題を持ち寄って、子どもが作った問題を子どもが解く企画へと発展したものです。長期休館中の仮事務所でこうした企画を始めたことに熱意を感じるし、利用者の小学生が自発的に問題を持ち寄る関係を図書館が築いているのも素晴らしい。仮事務所時代に、近くの小学校の下校時刻になると、事務所にわっと子どもが押し寄せていた光景は私も目にしています。

以前、職員さんと話したときは、まだまだ読書検定問題のストックがあるとおっしゃっていたので、代田図書館がリニューアル開館した後もぜひこの企画を継続して欲しい。いや、きっと継続するでしょう。2014年4月7日現在、館内に検定問題は見当たりませんでしたが、3階カウンター内の棚にダイタン(ロボットのキャラクター)のミニ幟があったのを、私は目ざとく発見いたしました。このダイタンも、また読書検定をしたいと言っているはずです(笑)!

というわけで、生まれ変わったばかりの代田図書館について、現時点であれこれ言っては職員さんも不本意でしょう。この先どんな「代田図書館らしさ」を見せてくれるのか、楽しみです。

世田谷区立代田図書館 データ

住所東京都世田谷区代田6-34-13 代田区民センター3,4階 →大きい地図を開く
Tel03-3469-5638
開館時間
火~日曜9:00~19:00
月曜・祝休日・12月28日・1月4日9:00~17:00
定休日第2木曜
年末年始
最寄駅京王井の頭線 新代田駅から徒歩1分
京王井の頭線 東松原駅から徒歩8分
京王井の頭線 下北沢駅から徒歩10分
小田急小田原線 世田谷代田駅から徒歩10分
小田急小田原線 下北沢駅から徒歩12分
最寄バス停「新代田駅前」停留所から徒歩0分
都営バス 宿91(新代田駅前~東高円寺駅前~新宿駅西口)
東急バス 森91(新代田駅前~若林駅前~大森操車所)
駐輪場
  • 建物北側(入口向かって左側)に有料駐輪場49台分あり。利用は24時間可能、料金は1日100円で、深夜0:00を越えるごとに100円加算される仕組みです。
  • 建物地下に駐輪場あり。入口は建物北側で、利用は9:00~22:00。
駐車場建物北側に一般用駐車場6台分がありますが、2014年5月末までは使用不可。利用は9:00~22:00。
建物北側に車椅子使用者専用駐車場1台分あり。利用は9:00~22:00。
所蔵資料
図書所蔵数2014/04/01現在 70,320冊 出典『世田谷のとしょかん 平成26年度版』
※団体貸出センターの図書数は中央図書館の図書数に加算
漫画なし
外国語新聞The Japan Times/International New York Times(英語)あり
外国語雑誌なし
外国語図書なし
外国語児童書なし
外国語絵本英語絵本が約70冊あり(数字は開架の冊数)
音声資料
CDカセットレコード
ありなしなし

試聴設備なし
映像資料
DVDビデオLD
なしなしなし
※ DVD・ビデオは広報DVD・ビデオを除いた市販ビデオ・DVDの有無を表しています
視聴設備なし
資料のリサイクル3階カウンターから見て右先の柱脇に、古本の授受と除籍蔵書の提供をするコーナーを常設で設置
設備
検索機4台(3階2台、4階2台。全てタッチパネル入力機)
検索結果印刷機能あり
資料の複写3階カウンター向かって左にセルフ式コピー機あり。B5・A4・B4・A3モノクロ10円。
ブックポスト建物入口向かって右の壁面にブックポストあり
自動貸出機なし
自動返却機なし
セルフ予約受取なし
座席数一般用33席、児童用16席
3階雑誌コーナー(椅子)3席
椅子席5席
机席17席
4階児童用椅子席6席
児童用机席10席
机席8席
飲食設備建物1階ロビーに飲料自販機1台あり
ネット閲覧PCなし
データベース・CD-ROM閲覧なし
持参PC利用ベージュ色の机(3階11席、4階4席)で持参PCの使用可能。電源あり。
LAN接続館内に「docomo wifi」「ソフトバンク wifi」「フレッツスポット」のアクセスポイントあり
その他設備1階ロビーに公衆電話あり
児童用資料・設備等
紙芝居あり
布絵本なし
児童向け視聴覚資料CDコーナーに児童向けCDあり
おはなし会0~2歳向けおはなし会が月1回、3歳~小学生低学年向けおはなし会が週1回あり
靴脱ぎスペース4階カウンターから見て左奥に靴を脱いであがる「おはなしのへや」があり、おはなし会がないときに開放しています
授乳室建物1階奥に授乳室あり
5階代田児童館にも授乳室あり
オムツ交換台駐輪場フロア以外の各階にある誰でもトイレにオムツ交換台あり
児童用トイレ4階の誰でもトイレに児童トイレあり
バリアフリー
障害者用駐車場建物北側に車椅子使用者専用駐車場1台分あり。利用は9:00~22:00。
エレベーター1階入口入って右先にエレベータ―あり
車椅子用閲覧席なし
誰でもトイレ駐輪場フロア以外の各階に誰でもトイレあり。図書館フロアではカウンター向かって右奥にあります。各階誰でもトイレのうち、1階と3階の誰でもトイレはオストメイト対応です。
大活字本3階カウンターからみて右先の壁沿いの棚に大活字本あり
視覚障害者向け資料3階雑誌ラックに『せたがや(区のおしらせ)点字版』あり
拡大読書器・老眼鏡3階カウンターに老眼鏡あり
対面朗読室4階の図書館エリア内階段向かって右に対面朗読室あり

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※4日は17時閉館

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