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東京図書館制覇!

東京23区の区立図書館約250館を全て制覇(訪問)し、現在は多摩地域、島しょ部の図書館巡りをしています。いろんな視点での図書館ランキングやリストも掲載しています。
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豊島区立池袋図書館 訪問記

last visit:2013/12/28

豊島区立池袋図書館は、池袋駅の北西にある図書館です。賑やかな池袋駅周辺から少し歩いただけで、こんなに地味な町があるなんてと思ってしまうような町に建っています。図書館マスコットのフクロウが館内のあちこちにあります。

§ 図書館の場所

池袋図書館は池袋駅西口から歩いて十数分ほど(詳しい道のりはこちら)。池袋西口には、東京芸術劇場、池袋演芸場、旧江戸側乱歩邸など、文化施設や文学関連の施設が集まっており、図書館にだけ行くのはもったいないくらいです。

豊島区立図書館では各館ごとにキャラクターがいて、池袋図書館のキャラクターはフクロウ。由来はおそらく「池袋」→「ぶくろ」→「フクロウ」で、図書館だけでなくJR池袋駅北改札の「いけふくろう」(フクロウの像)は待ち合わせ場所としても有名です。池袋図書館の近くにあるフクロウの像を一つ紹介しますと、池袋図書館入口前の道路を挟んだ対面やや左寄りにある御嶽神社の境内。手水舎の右脇に小さな可愛いフクロウ像があるので、池袋図書館ご利用の際に寄り道する時間があったらぜひお参りしてみてください。

§ 図書館内の様子

池袋図書館は2階建てです。1階が一般書架、新聞・雑誌コーナー、中高生コーナー。2階が地域資料、辞典類、特色コーナー、児童コーナー、閲覧エリアという配置です。特色コーナーは豊島区各館で地域の特徴に合わせた本を収集しているコーナーで、池袋図書館では、アジアに関する本、池袋に関する本、池袋を中心とした文化に関する本が並んでいます。CDなどの視聴覚資料は所蔵していません。カウンターは1階のみですが、それを補うこともあってか、2階の事務室は聞きたいことがあるときなど自由に扉を開けてくださいとあります。

また、図書館入って右奥に池袋第三区民集会室があり、区民集会室を利用するだけの人も図書館を通って利用するようになっています。基幹駅のそばにある図書館といっても、駅からはちょっと離れているし、席もそんなに多くはないので、地域住民が寄り集まる図書館といった雰囲気です。

§ 1階の書架

1階入口を入ると、左にカウンターがあり、その先に一般書架が広がっています。入口右にある二階への階段の手前一画は中高生コーナー。カウンターからみて左手前には、漫画もたくさんあります。新聞は入口正面の新聞差しにまとまっていますが、雑誌は一般書架右手前の壁沿いと、左手前の漫画の棚の下に分かれて置いてあるので、見たい雑誌を見逃さないようご注意を。1階には新聞雑誌コーナーのソファ席を中心として椅子席しかないので、机でじっくり読みたい人は2階の閲覧席に本を持っていくことになります。

日本の小説単行本はエッセイと一緒にして著者姓名の五十音順で並んでいます。但し、複数の著者による作品集は、タイトル名を元に五十音順の並びに入れられています。例えば、瀬名秀明(セナ ヒデアキ)が書いたの本の隣に、11人の作家による『0番目の事件簿』(ゼロバンメノジケンボ)という本が並び、その隣に仙川環(センカワ タマキ)が書いた本がある、といったかたちになります。

外国の小説は、「中国文学」「英米文学」「ドイツ文学」といった具合に国・地域別に分類したうえで、著者姓名の五十音順に並んでいます。また、文庫本の棚では、日本の小説も外国の小説も一緒の棚に入っていて、苗字頭文字が「あ」で始まる日本人作家の本→苗字頭文字が「ア」で始まる外国人作家の本→「い」で始まる日本人作家→「イ」で始まる外国人作家の本…と交互に並んでいます。

小説の棚で図書館としては珍しいのが、新書サイズの小説(ノベルス)をまとめた棚があること。図書館では、文庫や新書をジャンルではなくサイズでまとめることはあるものの、ノベルスは単行本と一緒の棚に並べていることがほとんど。でも、池袋図書館ではハヤカワミステリや各出版社のノベルスなど、新書サイズの小説だけを集めたコーナーがあるんです。通勤通学途中に読む本など、持ち歩きに適した小説を探しているときに便利です。

漫画は、開架で気軽に手にとれるものと、数冊まとめてセット貸しにしているものがあります。セット貸しのものは、開架の漫画棚の下のマグネットボードにタイトルの書かれたマグネット札が貼り付けられているので、その札をカウンターに持っていけば貸出できます。

§ 児童コーナー

2階へあがる手段は階段しかなく(ベビーカーを2階にあげたい場合などは職員さんにお声掛けください)、階段から右へと伸びる通路の突き当りが児童コーナーで、その手前を左にまがると辞典類・地域資料・特色コーナーがあるスペースです。児童コーナーは奥のスペースだけでは足りず、手前の通路にも棚が並んでいて、本がたくさん!という印象を受けます。

児童コーナーの配置は、手前から左の壁あたりに児童読み物やちしきの本、右の窓際から奥にかけて絵本が並び、奥に靴を脱いであがれる読み聞かせスペースがあります。絵本の並べ方は、日本人作家の絵本と外国人作家の絵本を分けたうえで、絵を描いた人の五十音順で並んでいます。児童読み物の並べ方は、日本人作家の作品も外国人作家の作品も一緒にして、著者姓名の五十音順です。

池袋図書館ではアジアに関する本を収集していると書きましたが、児童コーナーでもアジアの絵本を集めたコーナーがあります。場所は靴脱ぎスペース内の向かって右端で、アジア各国の物語の絵本、中国語やハングルで書かれた絵本、アジア各国の食事を描いたちしき絵本や各国の小学生の暮らしを描いたちしき絵本など、大人が読んでも面白い本を集めているコーナーです。

児童コーナーにあふれているのがフクロウ。池袋図書館はフクロウがマスコットで、池袋図書館の蔵書をみると、貸出処理用のバーコードの左上にフクロウのイラストがついています。階段の踊り場にあるフクロウグッズコーナーをはじめ、館内のあちこちにフクロウがいるのですが、特に児童コーナーにはたくさんのフクロウがいます。棚の上に何気なくかけてある布も、よく見たらフクロウなんです。

展示物や配布物に描かれた、職員さんの手描きっぽいフクロウのイラストも、歴代の職員さんの分があるということなのか、数種類あるんです。2階通路のおはなし会のお知らせチラシ入れに描かれたフクロウと、お薦め絵本を並べた「よんでみよう」のフクロウは、それぞれ違うパターンなのですが、どちらも可愛い!

池袋図書館に存在するフクロウは何種類あるでしょう?というのが、池袋図書館マニアしかわからない難問クイズになりそうですが、難問すぎて職員さんでも答えがわからないかもしれません(笑)。

§ 辞書類・地域資料・特色コーナーの部屋

辞書類・地域資料・特色コーナーの部屋は、入口に近い半分ほどの面積に書棚が並び、奥に4人掛けの閲覧机が6つ並んでいます。奥の閲覧席は、机同士の間隔がやや狭いですが、壁に掛けられた大きな絵が雰囲気を和ませてくれています。

特色コーナーは、この部屋入ってすぐ左に「アジアに関する本」コーナーがあり、そこを左に曲がった壁沿いに、池袋周辺地域に関する本や、池袋の文化・芸術に関する本が集められています。アジアに関する本が特色だというのは、池袋から池袋図書館までの道のりでも明らかで、語学学校や中華料理店が多く、すれ違う人にも外国人がちらほら。外国人の在住者が多い土地柄なんです。地域での暮らしの中で知り合った人の出身国について調べていけば、遠い国のこともぐっと身近に感じられるかもしれません。

また、池袋に関する本としては、『東京ディープな宿』『東京の階段』『東京路地裏観光』『昭和ジャズ喫茶伝説』など、いろんな切り口での東京案内本のうち、池袋や豊島区が掲載されているものが並んでいます。池袋に関する本の棚の向かって右に、その他の東京案内本も多数並んでいるので、両者を合わせて東京全体の案内本を楽しむのもよし。東京に関する案内本や読み物も、他の地域館に比べて気のせいか多いように感じます。

池袋の文化・芸術では、落語や江戸川乱歩の本はもちろんのこと、手塚治虫や坪田譲治に関する本や、池袋モンパルナスに関する本なども並んでいます。手塚さんは、漫画家が集まり住んだことで有名なトキワ荘のほか、雑司ケ谷近くにも住んでいたことがあるとか。坪田譲治さんも西池袋付近に住んでいたそうですね。とにかく人で賑わっている池袋ですが、芸術を切り口に散歩すると、別の側面が見えてきそうです。

§ せかせかせず、ゆっくりと池袋を知りたくなる図書館

池袋は、副都心線も通るようになったし、駅周辺の開発もすごいしで、ついついそういった目先の変化に目が行きがち。でも、駅から歩いていけるところに、いい意味で地味な図書館があって、芸術面を中心とした池袋の顔がわかる資料を揃えているって素敵だなと思います。

私は4度しか行ったことがないのですが、図書館の利用者も地元の高齢者比率が高い感じで、勝手な想像ですけど、聞けば昔の池袋の様子を語ってくれそう。池袋駅周辺は変化があっても、トキワ通りの「昌庭之家」(外国人向けホテルで、『東京ディープな宿』にも掲載されています)や、その対面のお茶屋さん「丸佐東京園」は変わらず建っている。この丸佐東京園の「ふくろう最中」は、餡子ぎっしりだけど甘すぎないので、私からもお薦めです。

池袋駅なら豊島区立中央図書館も歩いていける距離ですが、大きくてキレイで人も多い中央図書館に疲れたら、池袋図書館で池袋の意外な側面にじっくり浸るのはいかがでしょう。

豊島区立池袋図書館 データ

住所東京都豊島区池袋3-29-10 →大きい地図を開く
Tel03-3985-7981
開館時間
月~金曜9:00~20:00
土・日曜・祝日9:00~18:00
定休日第1月曜
第4金曜
年末年始
最寄駅東京メトロ副都心線 池袋駅から徒歩11分
東京メトロ丸ノ内線有楽町線JR山手線埼京線湘南新宿ライン西武池袋線東武東上線 池袋駅から徒歩15分
最寄バス停「南町庚申通り」停留所から徒歩5分
国際興業バス 池02・82(池袋駅西口~熊野町 循環)
国際興業バス 池03・83(池袋駅西口~要町駅 循環)
国際興業バス 池04・84(池袋駅西口~中丸町 循環)
国際興業バス 池20(高島平操車場~本蓮沼駅~要町駅~ 池袋駅西口)
国際興業バス 池21(高島平駅~本蓮沼駅~要町駅~池袋駅西口)
駐輪場建物入口手前に駐輪場あり
駐車場なし
所蔵資料
図書所蔵数2016/03/31現在 103,814冊 出典『豊島の図書館 平成27年度事業報告』
漫画あり
外国語新聞The Japan Times/International New York Times(英語)あり
外国語雑誌TIME(英語)、争鳴、半月談(以上、中国語)あり
外国語図書英語・中国語あり
外国語児童書英語図書の棚に『あしながおじさん』『イソップ物語』などの児童読み物あり
外国語絵本児童コーナー入って左の壁沿いに英語絵本が60冊ほどあり。また、児童コーナー奥の靴脱ぎスペースの右端に中国語絵本が約40冊、ハングル絵本が20冊弱あり(数字は開架の冊数)
音声資料
CDカセットレコード
なしなしなし

試聴設備なし
映像資料
DVDビデオLD
なしなしなし
※ DVD・ビデオは広報DVD・ビデオを除いた市販ビデオ・DVDの有無を表しています
視聴設備なし
資料のリサイクル図書館入口付近(晴れの日にいったら、入口手前の屋根のある屋外に出していました)に除籍蔵書を提供するコーナーを常設で設置。
設備
検索機3台(1階2台、2階1台。全てタッチパネル入力機)
検索結果印刷機能あり
資料の複写1階入口から見て右の壁沿いにセルフ式コピー機あり。B5・A4・B4・A3モノクロ10円、B5・A4・B4カラー50円、A3カラー80円。
ブックポスト建物入口向かって右の壁面にブックポストあり。開館中の使用は不可。
自動貸出機1階入口から見て右先と、2階の辞典類等の部屋へ向かう曲がり角に、ICタグ式自動貸出機が1台ずつあり
座席数一般用51席、児童用19席
1階新聞・雑誌コーナー14席
椅子席12席
車椅子専用席1席
2階児童用椅子席11席
児童用机席8席
机席24席
飲食設備なし
ネット閲覧PCなし
データベース・CD-ROM閲覧なし
持参PC利用未確認
LAN接続なし
児童用資料・設備等
紙芝居あり
布絵本なし
児童向け視聴覚資料なし
おはなし会赤ちゃん向けおはなし会が月1回あり。子ども向けおはなし会が週1回(うち、月に1度は映画会)あり。
靴脱ぎスペース児童コーナー奥に絨毯敷きの靴脱ぎスペースあり
授乳室2階事務室内で授乳できるので、授乳したい方は職員さんに声を掛けてくださいとのことです
オムツ交換台2階事務室内でオムツ交換できるので、オムツ交換したい方は職員さんに声を掛けてくださいとのことです
児童用トイレなし
バリアフリー
障害者用駐車場なし
エレベーターなし
車椅子用閲覧席1階トイレへの通路手前左に車椅子用閲覧席1席あり
誰でもトイレ1階男女トイレの先に誰でもトイレあり
大活字本1階のカウンターからみて、一番左列の手前の棚の、小説の「あ」で始まる著者の左に大活字本あり
視覚障害者向け資料開架を見た限りではなし
拡大読書器・老眼鏡なし
対面朗読室なし
その他バリアフリー設備等カウンターに筆談ボードあり

豊島区立池袋図書館 カレンダー

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