東京図書館制覇!へようこそ

東京図書館制覇!

東京23区の区立図書館約250館を全て制覇(訪問)し、現在は多摩地域、島しょ部の図書館巡りをしています。いろんな視点での図書館ランキングやリストも掲載しています。
トップ図書館訪問記葛飾区 > 葛飾区立青戸地区図書館

CurrentIcon 葛飾区立青戸地区図書館

葛飾区立青戸地区図書館は、2017(平成29)年9月2日から10月6日まで、青戸地区センター改修工事のため、休館しています。休館中の臨時窓口などは設置されませんが、ブックポストは休館中も使用可能です。
以下は、休館前の葛飾区立青戸地区図書館の訪問記です。

葛飾区立青戸地区図書館 訪問記

last visit:2017/08/31
§ 図書館の場所

青戸地区図書館は青砥駅から徒歩10分弱の青戸地区センターの2階にある図書館です(駅からの道のりはこちら)。この辺は、住所が「青戸」なのに、駅名は「青砥」なんですね。「青砥」は鎌倉時代の武士・青砥藤綱が名前の由来で、この辺の住所が「青戸」になる前からこの駅名だったそう。古くから駅が通っていた町だけあって、駅の周りには大型開発ビルではなく小さなお店が集まっています。

青戸地区センターがあるのは、青砥駅から北に進んだ、住宅や小さな町工場が集まる辺り。青戸地区センターから150m西には、約2万平米の広さをもつ青戸平和公園もあり、のんびりした雰囲気を感じます。

§ 図書館内の様子

建物の2階にあがり、エレベーター・階段からみて左の部屋が青戸地区図書館です。葛飾区は「○○図書館」という名前の図書館と、「○○地区図書館」という名前の図書館があり、地区図書館の方が規模も小さく、開館時間も短いのですが、青戸地区図書館は5つある地区図書館の中でも一番面積が狭いです。席も少なく、大人用の机席は6席、雑誌コーナーのソファや児童用の席を合わせても、全部で20席しかありません。

ただ、それを補うかのように、図書館エリアに入る手前に机やテーブルが並ぶ「読書コーナー」があり、読書や勉強ができます。ここは図書館の外になるので、図書館の蔵書を読む場合は、貸出手続きを済ませてから持ち出すことになります。また、図書館内に新聞を広げて読めるスペースがないので、新聞は図書館エリアの入口脇に「読書コーナー」に向けて置いてあり、こちらはそのまま「読書コーナー」で閲覧することができます。

図書館エリアは長方形の部屋で、入口正面にカウンターがあり、左手前に雑誌コーナーとCD、カウンターの向こうから左へ渡って児童エリアがあり、更に左の一画が一般書架です。中高生コーナーは、一般書架内の手前左の角にあり、雑誌コーナーの脇のブックカートには漫画も置いてあります。CDは、市販DVDケースのような長方形のケースに入っていますが、DVDではなくCDです。DVDは広報CDなどが少しあるだけで、映画DVDなどを借りたかったら、他の葛飾区立図書館にあるものを予約受取することになります。

本棚は一般書架も含めて低めのものを使っており、壁沿いの本棚以外は、一番上の段がちょうど大人の目線と同じ高さです。滞在に適している図書館ではありませんが、棚が低いので見通しがよく、狭い図書館なのに圧迫感はありません。小さいお子さん連れの場合、死角が少ないという点でも安心です。

§ 児童コーナー

児童コーナーは、面積にして図書館エリア全体の1/3くらい。残り2/3にはカウンターや雑誌コーナーも含まれるので、全体に占める児童エリアの割合は高いといえます。靴を脱いで絵本を広げられるようなスペースはありませんが、大人用閲覧席が少ないこともあり、読書の邪魔にならないように子どもを静かにさせるべしという圧力をそれほど感じず、子どもと話しながら本選びをしたりしやすい雰囲気です。

児童コーナーの棚を回ると、「こそあどの森の物語」「守り人シリーズ」「ドリトル先生」などのシリーズ物のタイトル一覧が書架のあちこちに立て掛けられています。図書館は誰かが借りている本は棚からなくなるので、そのシリーズにどんな本があり、全部で何巻あるかというのが、棚を見ただけではわからないこともある。でも、こういう情報が棚にあれば、それがすぐにわかるし、次はこれを読んでみようという気も芽生えてきます。

葛飾区立図書館では、絵本や児童読み物に、年齢別のお薦めを表すシールを多用しています。他の自治体と比べても群を抜いてシールの種類が多いので、シールの意味を葛飾区立図書館の絵本・児童読み物のラベルというページにまとめました。どの絵本・児童読み物を借りるか迷ったときなどにぜひ参考にしてください。

§ 一般書架

一般書架は、「地区」図書館だけあって、冊数は少ないです。所蔵しているジャンルも、専門書や学術書よりは、小説や実用書が中心。文庫本は壁沿いの棚に集まっていますが、文庫の時代小説だけはCD棚の横の小さい棚に分けてあるので、注意してください。

最初の方で、本棚の一番上の段がちょうど大人の目線と同じ高さだと書きましたが、その最も目に入りやすいの最上段に、各ジャンルの事典や総覧的な本が置いてあります。例えば、「366 労働問題」の棚は上段に資格ガイド本、「338 金融」の棚には上段に会社四季報、「376 幼児・初等・中等教育」の棚には上段に中学・高校・大学の受験案内といったかたちです。

こうした本は特定の切り口でそのジャンルのデータを網羅しているもの。何か目的があって本を探しているときには、その目的に絞った本を探しがちですが、総覧的データで俯瞰的に情報を見ると視野が広がります。また、小規模の図書館は蔵書数も少なく、本のバラエティも限られますが、総覧的データを見られる資料があると、その図書館で得られる情報量がぐっと増える。この置き方には、こういう資料も活用してというメッセージが込められているように感じます。

日本の小説とエッセイは一緒にして著者姓名の五十音順に並んでいますが、よく見ると小説とエッセイではラベルが違います。小説は、京極夏彦の本だったら「キョウゴク」というように、著者の苗字だけのラベルですが、エッセイは、黒柳徹子の本だったら、1段目が"914.6"、2段目が「クロヤナギ」という2段のラベルです。なので、小説ではなくエッセイが読みたい、またはその逆のときには、ラベルを見れば区別がつきます。なお、複数の著者による小説集・エッセイ集は、五十音順の並びとは別の場所(9番の棚の窓側)にあるので、そちらもお見逃しなく。

実用書では、手芸の本は「刺繍」「編物」「袋物・バッグ」のように更に細かく分かれていて探しやすいのですが、料理は「パン・お菓子」と「食のエッセイ」だけが別になっているだけで、残りはまとめて著者頭文字の五十音順に並んでいて、やや探しにくいです。つまり、「パスタのレシピが読みたい」など料理の中の特定のジャンルの本を探そうとしても、それでまとまっていないんです。

もう一つ、参ってしまったのが、食のエッセイ。食べ物に関するエッセイが、料理の棚の一番下の段にまとまっているのですが、「食のエッセイはこちら」という小さな張り紙が最下段より下の板面に貼ってあるんです。私、青戸地区図書館に5回目に行ったときに、たまたま本を探してしゃがんで初めて気が付き、あまりの気づきにくさに、謎解きゲームの隠しアイテムかと思ってしまいました(笑)。もっとわかりやすく表示してくれたらと思います。

§ 小さい図書館だからこそできる心配り

図書館巡りをしていて感じますが、資料の豊富さでいえば小さい図書館より大きい図書館の方が断然上です。でも、小さくて比較的早く閉まる図書館は、来館者数が少ない分、一人一人に丁寧に対応できるというメリットがあります。青戸地区図書館もそんな親しみやすい雰囲気で、貸出や返却のついでに雑談している人もいる。探している本がないなど、わからないことがあったときも、気軽に聞ける空気があります。

以前行ったときに見かけた光景ですが、子どものしたことでお母さんが職員さんに謝っていて、どうやらお子さんが本を汚して、その本を時間外ポストに返したようなんです。それに対して職員さんがどうしたかというと、汚したことを責めるより、これを「借りた本は責任を持って管理しないといけない」ということを教える機会として使いました。実際にお子さんにそう教えたうえで、お母さんに対しても、図書館の使い方を教える機会にしましょうと説明をしたんです。

考えれてみれば、小さい子どもにとっての図書館は、社会に接する場の一つ。このできことを目撃して、本の貸し借りを通じて責任を果たすことを覚えさせるというのも、図書館の役割の一つなのかもしれないと思いました。

また、雨の日に行ったときには、子どもが貸出処理をした後に、雨に濡れない工夫をして持ってかえるよう職員さんが声を掛けていました。本が紙でできている、つまり、水に弱いものである以上、それを借りる際には誰もが気を付けないといけないことですが、来館者の多い図書館では、一人一人にそれを丁寧に説明することなど現実的に無理でしょう。でも、こうやって子どもの頃から、資料の扱い方を教えてもらったら、自然と資料を大切に扱うようになる。私もそばで聞いていて身が引き締まりました。

子どもは大人より行動範囲も行動できる時間帯も小さいので、小さくて早く閉まる図書館は子どもの割合が高くなります。つまり、図書館利用の初期体験の場になりやすい。そういう図書館で丁寧な説明を受けられるのは、本は豊富だけど一人一人にじっくり対応するのが困難な大規模図書館で利用をスタートするより、図書館の使い方をきちんと学べるかもしれません。小さいからこそできる対応をしてくれる青戸地区図書館を、子どもから大人まであらゆる人に使って欲しいです。

葛飾区立青戸地区図書館 データ

葛飾区立青戸地区図書館は、2017(平成29)年9月2日から10月6日まで、青戸地区センター改修工事のため、休館しています。休館中の臨時窓口などは設置されませんが、ブックポストは休館中も使用可能です。
以下は、休館前の葛飾区立青戸地区図書館のデータです。
住所東京都葛飾区青戸5-20-6 青戸地区センター2階 →大きい地図を開く
Tel03-3838-1273
開館時間
火~木・土・日曜10:00~17:00
金曜10:00~20:00
定休日月曜・第4木曜
祝日
12月29日~1月3日
最寄駅京成本線京成押上線 青砥駅から徒歩9分
最寄バス停「青戸平和公園」停留所から徒歩3分
京成バス 新小53(新小岩駅東北広場~立石駅入口~青砥駅入口~亀有駅)
駐輪場建物入口からみて両側面に駐輪場あり
駐車場なし
所蔵資料
図書所蔵数2015/04/01現在 33,046冊 出典『葛飾の図書館 平成26年度事業年報』
※学校図書館支援コーナーの所蔵数は新宿図書センターに加算
漫画雑誌ラック向かって右のブックトラックに漫画あり
外国語新聞なし
外国語雑誌なし
外国語図書なし
外国語児童書『peanuts book』(スヌーピー)シリーズの英語漫画あり
外国語絵本なし
音声資料
CDカセットレコード
あり数点のみありなし

試聴設備なし
映像資料
DVDビデオLD
なしなしなし
※ DVD・ビデオは広報DVD・ビデオを除いた市販ビデオ・DVDの有無を表しています
視聴設備なし
資料のリサイクルなし
設備
検索機2台(キー&マウス入力機1台、タッチパネル入力機1台)
検索結果印刷機能あり
資料の複写図書館エリア入って右に、セルフ式コピー機1台あり。A4・B4・A3モノクロ10円。
ブックポスト建物入口手前右に青い箱型のブックポストあり。開館中の使用は不可。
自動貸出機なし
自動返却機なし
セルフ予約受取なし
座席数一般用33席、児童用8席
児童用椅子席3席
児童用机席5席
新聞・雑誌コーナー(椅子)3席
椅子席3席
机席6席
図書館エリア外の読書コーナー(机)21席
飲食設備
  • 図書館エリア入口を出て右の通路に飲料自販機1台あり。
  • 蓋付き容器(ペットボトル・水筒など)の飲料に限り、机席での摂取可能。但し、飲むとき以外は鞄にしまってくださいとのこと。
ネット閲覧PCなし
データベース・CD-ROM閲覧なし
持参PC利用不可
LAN接続なし
その他設備
  • 建物入口から見て左の敷地内に公衆電話あり
  • 建物入口向かって右の壁面にAEDあり
児童用資料・設備等
紙芝居あり
布絵本あり。ハンディキャップ登録をしている人のみ貸出可能。
児童向け視聴覚資料CDコーナーに児童向けCDあり
おはなし会乳幼児向けおはなし会が月1回、子ども向けおはなし会が月1回あり
靴脱ぎスペースなし
授乳室なし
オムツ交換台2階の女性用トイレにオムツ交換台あり。私が女性なので男性用トイレにあるかどうかはわかりませんが、少なくともドア等に表示はなし。
児童用トイレ2階の女性用トイレに男児用小便器あり。私が女性なので男性用トイレにあるかどうかはわかりません。ただ、図書館エリアからトイレまで少し遠いので、小さいお子さんをお連れの方はご留意ください。
バリアフリー
障害者用駐車場なし
エレベーター建物入口入って正面にエレベーターあり
車椅子用閲覧席なし
誰でもトイレ図書館エリアの入口を出て右の通路を奥に進んでいった先に、誰でもトイレあり
大活字本雑誌コーナー向かって右(柱の更に右)に大活字本あり
視覚障害者向け資料雑誌ラックに点字絵本雑誌「テルミ」あり。また、CDラックにデイジー資料が10点ほどあり。
拡大読書器・老眼鏡なし
対面朗読室なし
その他バリアフリー設備等カウンターに筆談ボードあり

葛飾区立青戸地区図書館 カレンダー

青戸地区図書館は、青戸地区センターの改修工事のため、9月2日から10月6日まで休館しています。
が休館
9月
12
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30

10月
1
2
3
4
5
6
78
9
10
1112131415
16
171819202122
23
242526
272829
30
31

Copyright(c) 東京図書館制覇! All Rights Reserved.