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大田区立馬込図書館 訪問記

last visit:2008/10/21

大田区立馬込図書館は、環七通りと第二京浜が立体交差しているそばにある図書館。「馬込文士村コーナー」には、馬込文士村を構成した作家達の作品はもちろん、散歩ガイドとなる資料も揃っています。

§ 図書館の場所

馬込図書館は都営浅草線馬込駅のA1出口を出て、環七を渡って急坂を登ったところにあります。この坂はかなりの急坂で、登るときはまだいいのですが、帰りに下るときにハイヒールやすべりやすいサンダルなどを履いていたら、大げさではなく転びそうになります(笑)。まして、たくさん本を借りて大荷物になった状態でここを降りることを考えたら!帰りにこの坂を下る方は、靴選びをしっかりしてくださいね。

§ 図書館内の様子

馬込図書館は利用者が入れるのは地下1階から2階まで。1階に新聞・雑誌コーナー、児童コーナー、CD・カセット、一般書架。地下1階は一般書架と休憩室、対面朗読室等があります。2階には閲覧室と馬込文士村資料など馬込図書館ならではの資料がたくさんあります。

1階の構造は、入口入ってすぐのところが新聞・雑誌コーナー。新聞・雑誌コーナーのさらに右には児童コーナー、また、入口を入って左に折り返す形の一角には、過去の新聞や郷土資料、大活字本、詩・戯曲など。新聞・雑誌コーナーの奥がカウンターで、その奥がCD・カセット。AV資料の左右と奥に一般書架が並んでいます。

入口の2つの自動ドアに挟まれた区画の入って右側にはリサイクル本コーナーがあり、図書館の除籍蔵書と利用者の古本が置いてあって、ここから自由に本をもらうことができます。古本を提供してくれる利用者の方はこのコーナーに自由に置いて構わないようですが、新しい資料は図書館の所蔵物とする場合もあるので、発売後5年以内の図書・CD・小説・読み物・文庫本(黄ばみ汚れ等がない新品同様のもの)の場合は、カウンターに持ってきて欲しいというメッセージが書いてあります。

それと関連して、ちょっと図書館からは話がそれますが、馬込図書館の最寄り駅の都営浅草線馬込駅には、自由に本を借りていける「浅草線馬込文庫」があります。馬込図書館からは遠い方の改札のすぐ前に電車の車両の形をした本棚があって、そこにある本を見ると大田区立図書館や品川区立図書館のリサイクル本が結構あるんですよね。この本はいろんなところを流れ流れて、多くの人に読まれているんだろうな、、、なんて思うと楽しくなりますね。

さて、話を馬込図書館に戻しましょう。上で、入口にリサイクル本コーナーがあると書きましたが、それは一般の入口のこと。それとは別に児童コーナーの入口が、一般入口の右にあります。ただ、図書館の中でも一般コーナーと児童コーナーを行き来できるので、児童コーナーと外を直接行き来できる入口を使う人は少ないかな。

児童コーナーはL字型の部屋になっていて、外からの入口に近いほうに3畳分の畳の読み聞かせコーナーがあります。そばにソファもあり、読み聞かせコーナーの延長のように子供が寝転がって本を読んでいます。お行儀は悪いけど、夢中になって本を読んでいる姿は見てみて微笑ましいです。こちらの方には少ないけど漫画もあるし、英語の絵本も100冊ほど置いてあります。

L字の角の部分にカウンターがあり、そこから右に伸びている先には大きな机があって、子供が調べものなんかもできる部屋。この部屋とカウンター・読み聞かせスペースがあるところとは一応壁で仕切られているので、集中して調べものしやすいかな。

一般書架は1階カウンターを通り過ぎた向こう側と、そこから階段を降りた地下にあります。地下への階段は入口を入ってカウンターを右手に見た位置の左側にもあるのですが、こちらからは地下書庫にはいけないのでご注意を。こちらの階段から行けるのは地下の休憩室で、4人掛けのテーブルが6つあり、自販機もあって、飲食もできるようになっていますよ。

初めて馬込図書館に来たときは1階の床、即ち地下1階の天井が薄くて心もとなく感じて、この訪問記にも以前はそう書いていたのですが、今にしてみればそんなことは全くないですね。私が行った中で一番天井が落ちそうだと思ったのは、旧鴎外記念本郷図書館(その後本郷図書館鴎外記念室として使われていましたが、今は老朽化のため休館しつつ、改修・改築を検討しているところ)で、そちらと比べたら馬込図書館の床は飛んでも跳ねても大丈夫でしょう。でも、周囲の迷惑になるので、実際に飛んだり跳ねたりしないでくださいね(笑)。

1階入口入って左の郷土資料、詩・戯曲等のある一角は、狭い部屋にぽつんと閲覧席が1つだけあるという不思議な空間です(笑)。でも、ここ以外の机席は1つの机に複数の椅子が並ぶタイプなので、隣を気にせずに本を読みたい人には最適な席かもしれませんね。

地下の書架は、総記、哲学・宗教、自然科学、新聞縮刷版、岩波文庫などなど。見ると地下2階も書庫なんですよね。但し、地下2階は閉架なので利用者は立ち入りできません。地下1階の開架も比較的利用が少ないジャンルを集めたのかな、小説やビジネス書などの利用の多そうな本は1階の書棚に並んでいます。

2階は階段を上がって入った正面がちょっとした展示室になっています。その右が参考図書・馬込文士村資料の部屋で、展示室の奥が閲覧室ですね。閲覧室は2区画に分かれていて、手前が学生用、奥が一般用と分かれています。一般用の一番左奥の机は、持参PCが利用できる席になっています。

馬込図書館の特色は何よりもこの馬込文士村資料ですね。部屋には以下のような説明があります。

  馬込文士村コーナー
 本コーナーは、馬込文士村の詩人、小説家、画家の作品や関連資料を収集保存して利用に供するため昭和五十三年に設置したものです。
 馬込文士村とは、大正の終わりから昭和のはじめにかけて室生犀星、萩原朔太郎、尾崎士郎、宇野千代、小林古径、川端龍子ら数十名の人々がこの馬込に住んでいたために名づけられた名称です。

馬込図書館は昭和46年(1971年、私が生まれた年です 笑)に開館した図書館なので、開館の7年後に作ったコーナーなんですね。

馬込文士村資料の棚は、ISBNのついていない酸性紙の古い作品から、最近発行された作家研究の本まで、新旧の本が揃っています。特に古い本は、部屋の奥の鍵がかかるガラス棚に収納されていますね。棚には本が並んでいるだけでなく、「馬込文士村ガイドブック」(大田区立郷土博物館発行)から抜いたイラストとプロフィールが立てかけてあるので、名前しか知らない人についてもどんな人かわかるようになっています。この馬込文士のイラスト、馬込図書館では貸出票(貸出のときに渡される、返却日が書いてある紙)にも使われているのですよ。私、文士全員分揃えようと思っているのですが、42人いるうちのまだ6人しか揃っていません(2008/8/29現在)。揃えるには数年かかりそうだなあ(笑)。

馬込文士村資料とは別に、馬込文士の一人、城昌幸氏の蔵書を保存している「城昌幸記念文庫」もあります。こちらも図書館にある説明文を引用しますと、

  城昌幸記念文庫
 本文庫は、詩人、小説家城昌幸先生(本名稲並昌幸、詩人としては城左門)の夫人稲並千枝子氏より昭和五十二年に寄贈された先生の全蔵書四、七五〇冊によって翌年設置されたものです。
 先生は二十年もの間中馬込一丁目に住み昭和五十一年に亡くなられましたが、ご自宅を「其蜩庵(きちょうあん)」と称し、ことのほかこの馬込を愛された方であります。
 当館では夫人のご高志を戴き、城昌幸記念文庫として、長くその蔵書を保存し、閲覧、貸出にもこたえて広くみなさまのご利用に供しております。

とのこと。馬込文士村コーナー設置の前年に寄贈されて、馬込文士村コーナーと同じ年に設置されているので、ご夫人が城昌幸の蔵書を寄贈したことが城昌幸記念文庫だけでなく、馬込文士村コーナー設置にもつながったのかもしれませんね。

ただ、城昌幸記念文庫の方は特に劣化が激しいようで、この部屋の奥の開架に置いてある資料は今ではほんの少し。残りは閉架で所蔵しています。それも、昭和24年以前発行の資料は劣化が激しいため貸出はできず、コピーは可能ですが、一部資料については制限をしているとのこと。確かに開架に少しある本を見ても、年季の入った本がずらりと並んでいるので、それ以前に発行された本の状態は推してしかるべし、といったところです。

これらの資料を楽しむとしたら、本を読むだけでなく、図書館を出て馬込文士村散歩もしたいですよね。私の家から馬込図書館は近くはないので、時間を気にしながらさっと帰ってしまうことが多いのですが、いつかのんびり散歩してみたいと思っています。散歩ガイドになる本も馬込文士村コーナーにいろいろ置いてあるので、馬込文士村散策を考えている方はぜひ馬込図書館にも寄ってくださいね。

大田区立馬込図書館 データ

住所東京都大田区中馬込2-26-10 →大きい地図を開く
Tel03-3775-5401
開館時間9:00~19:00
※1月4日は、10:00~19:00
定休日第3木曜(祝日は開館し、翌日を休館)
12月29日~1月3日
最寄駅都営浅草線 馬込駅から徒歩3分
最寄バス停「三本松」停留所から徒歩2分
東急バス 蒲15(蒲田駅~池上駅前~荏原町駅入口)
東急バス 森02(大森操車所~大森駅~荏原町駅入口)
駐輪場建物入口手前両脇に駐輪場あり
駐車場一般用駐車場なし。図書館入口手前左に障害者用駐車場1台分あり
所蔵資料
図書所蔵数2015/03/31現在 115,167冊 出典『平成27年度 大田の図書館』
漫画あり
外国語図書なし
外国語絵本英語絵本あり
音声資料
CDカセットレコード
ありありなし

試聴設備CD試聴機1台。利用は1時間まで、待っている人がいなければ延長可。
映像資料
DVDビデオLD
なしなしなし
※ DVD・ビデオは広報DVD・ビデオを除いた市販ビデオ・DVDの有無を表しています
視聴設備なし
資料のリサイクル除籍蔵書と古本を提供するコーナーを常設で設置
設備
検索機2台(全てタッチパネル&キー&マウス併用機)
検索結果印刷機能あり
ブックポスト建物入口右の児童コーナー入口の右脇にブックポストあり
自動貸出機なし
座席数一般用172席、児童用20席
1階新聞・雑誌コーナー(椅子)12席
新聞・雑誌コーナー(机)2席
郷土資料コーナー(机)1席
椅子席15席
児童用椅子席6席
児童用机席14席
地下椅子席2席
休憩室(机席)24席
2階参考図書コーナー(机)8席
学生用閲覧席(机)60席
一般用閲覧席(机)36席
パソコン利用席(机)12席
飲食設備地下の休憩室で飲食可能。休憩室内に飲み物自販機2台あり。
ネット閲覧PCなし
データベース・CD-ROM閲覧なし
持参PC利用2階パソコン利用席で持参PCの利用可能。電源あり。
LAN接続館内で大田区公衆無線LAN(Ota_City_Free_Wi-Fi_01)の利用可能。1日最大60分×4回のネット接続可能。利用にはメールアドレスとパスワードの登録が必要です。詳しくは図書館へお問い合わせください。
その他設備建物の外側の児童コーナー入口右に喫煙スペースあり
児童用資料・設備等
紙芝居あり
布絵本なし
児童向け視聴覚資料CDコーナーに童謡CDあり
おはなし会子ども向けおはなし会月2回あり
靴脱ぎスペース外から児童コーナーに入って右(新聞・雑誌コーナーから児童コーナーに入った前方右)に畳の靴脱ぎスペースあり
バリアフリー
障害者用駐車場図書館入口手前左に障害者用駐車場1台分あり
エレベーターなし。図書館入口の段差はスロープがあるので車椅子で入れますが、図書館内にはエレベーターがないので、車椅子のままだと1階しか利用できない状態です。
車椅子用閲覧席なし
誰でもトイレなし

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