小松川図書館
江戸川区立小松川図書館 訪問記
江戸川区立小松川図書館は、江戸川区立図書館で唯一、荒川以西にある図書館。近くの小松川高校からの、「テニス部の掛け声が大きくてすみません」のおことわりメッセージには、むしろ応援したい気持ちがわきあがります。
小松川図書館の最寄り駅は総武線平井駅です。平井駅の南口を出て、線路と垂直に交差している道をまっすぐ進むと、大きめの道路と斜めに交差するので、その道路も渡って更に直進します。小松川小学校の前の細い通りを直進する形ですね。で、もう少し行ったら京葉道路に突き当たるという、ミニストップのある角で左に曲がると、左先に小松川図書館があります。
小松川図書館は3階建て。1階は入口を入った両脇が小説・エッセイなどの読み物の本、その先に進むと右に検索機とカウンター、左の階段の向こう側が家事関連本や健康関連本で、突き当りが児童コーナーです。2階は、階段をあがって左奥に新聞・雑誌コーナー、左手前に参考図書コーナー、さらに左の方が小説以外の一般書架。CDも一般書架の中の、参考図書コーナーに一番近い辺りに置いてあります。3階は読書室と視聴覚室。
2011年からは、3階にあったリサイクルコーナーが1階入口入って右に移動になりました。図書館で不要になった図書・雑誌を自由に持っていけます。配布の仕方も、2010年までは毎月第2木曜にリサイクル本を出していたのが、随時配布へと変わったので、ご利用の方はご注意ください。
児童コーナーは床も明るい色でにぎやかな雰囲気ですね。漫画もあるのですが、ブッダとかカムイ伝とかなかなか骨太な漫画が並んでいます。児童コーナー真ん中の時計のある柱のそばの棚には布絵本もあり、こちらは閲覧専用のようですね。その隣にはジグソーパズルも。図書館の児童コーナーって、絵本や児童書だけでなく、こうした知育玩具などもあるんですよね。
カウンターの端には「どくしょのきろく」という児童向けの配布物が置いてあって、読んだ本のタイトルと日付を書いて、読み終わったら図書館に置いてあるスタンプを押せるようになっています。「どくしょのきろく」は江戸川区立図書館の全館に置いてあると思うのですが、スタンプは各館で異なるものを用意しているんじゃないかな。小松川図書館には18種類のスタンプがあるので、おこさんはぜひ18種類揃えてみてくださいね。
絵本は絵者の頭文字で分類されていますが、完全な絵者名五十音順ではなく、頭文字1文字で分類して、主だった絵者は見出しをつけ、その後に見出しのない絵者を並べているような形です。でも、有名なシリーズでも、絵者の名前って言われるとわからなかったりもしますよね。そんなときのために、絵本の棚の側面には、「ぐりとぐら」「バーバパパ」「ムーミン」といった主だったシリーズの絵者名・分類番号がわかる表を貼っています。
児童向け読み物の棚は、いろんな学年向けの本が一緒になって並んでいますが、中でも低学年向けの本には、猫の顔の黄色いシールが貼られています。シールを目安にしつつ、面白そうな本を見つけたら、高学年向けの本にチャレンジしてみてもいいですよね。
1階の小説の棚を見ると、小松川図書館は完全な著者名五十音順にしているわけではなく、著者名が「ア」で始まる著者なら、主だった著者は見出しをつけて、その他は「ア 見出しのない著者」という分類の中に入れているのですね。自分の探している本の著者が見出しがあるのかないのか確認しないといけないのでちょっと面倒。見出しがある著者だと思ってもなかったり、その逆もあるし。
また、複数の作家による小説本は、タイトルの頭文字で分類されて、その頭文字の「見出しのない著者」に並びます。例えば、伊坂 幸太郎・石田 衣良・市川 拓司など6人の小説家のオムニバス小説本『I love you』は、タイトル(アイラブユー)の頭文字をとって、「ア 見出しのない著者」に置かれます。
カウンター前の家事関連本や健康関連本の棚は、棚と棚の間が狭いです。誰か棚を見ている人がいるとすれちがうのが難しいくらい。声を掛けたりして、マナー良く利用したいところです。料理本がジャンル別ではなく、書名の五十音順なのがちょっと探しづらいですね。例えば、パスタのレシピを掲載している本が読みたいというときにも、料理本の棚のあちこちに点在しているです。医学の棚は「うつ」「肝臓病(肝炎・肝がん)」「高血圧」「高脂血症・コレステロール・中性脂肪」「通風」「糖尿病」「認知症・アルツハイマー」といった具合に、症状別に分かれているので、料理本もこの調子でジャンル別に分類して欲しいところです。
2階の書棚の真ん中辺の小さい棚は、地域資料コーナー。小松菜の本もなどもここにあります。そう、小松菜は江戸川区小松川付近で品種改良して栽培され始めた野菜で、名前も小松川の地名からきているのですよね。といっても、小松川図書館は住所で言ったら「江戸川区平井」になってしまうのですが。地域資料の棚の側面には、「江戸川区文化財 史跡探訪マップ」などもあり、たくさんあるのでたぶんもらっていいんだと思います。図書館の行き帰りに時間があったら、ちょっとお散歩するのもいいですね。
小松川図書館は小松川高校のそばにあり、夏休み期間に3階の読書室で本を読んでいたら、部活の声が聞こえてきて、少し集中力をそがれてしまいました。遊んでいる歓声とかだったらそんなに気にならないのですが、テニス部のすっごく気合の入った掛け声だったので。夏休みに利用する方は、気合に負けない集中力を覚悟してください(笑)。
でも、この点に関しては、閲覧室入口に小松川高校の校長とテニス部顧問からのおことわりが掲示してあります。教育なのでご容赦くださいとのメッセージと、部活の時間(平日は15:30から17:15まで、土日は届け出たときだけ8:30から17:00まで、部活を行っているそうです)についての説明。こういうのがあるとこちらも我慢しようという気になるし、むしろ応援したくなりますね。小松川高校のテニス部さん、頑張ってください!
