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東京図書館制覇!

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江戸川区立小松川図書館 訪問記

last visit:2011/01/27

江戸川区立小松川図書館は、江戸川区立図書館で唯一、荒川以西にある図書館。すぐそばにある小松川高校からの「テニス部の掛け声が大きくてすみません」のおことわりメッセージには、むしろ応援したい気持ちがわきあがります。

§ 図書館の場所

小松川図書館の最寄り駅は総武線平井駅です。平井駅の南口を出たら、線路と垂直に交差している道をまっすぐ進みます。1つ目の信号が細かい道が集まる六叉路に着いたら、それまでの道を直進する形の商店街の中に入ります。商店街を300mほど歩いたところで、大きめの道路と斜めに交わりますが、その道路と交わった先の商店街へと更に直進していきます。小松川小学校を左に見ながら入ることになる細い通りが、その道です。小松川小学校から350mほど進むと左にミニストップがあるので、ミニストップの先の路地へ左折、そこから150mほど歩くと道の左側に小松川図書館が現れます。

§ 図書館内の様子

小松川図書館は3階建て。1階は入口を入った両脇が小説・エッセイなどの読み物の本、大活字本、ティーンズコーナー。その先に進むと右に検索機とカウンターがあり、カウンターの対面が家事関連本・健康関連本で、突き当り一帯が児童コーナーです。2階は、階段をあがって左先に新聞・雑誌コーナー、左手前に参考図書コーナーがあり、更に左側の一帯が小説以外の一般書架。一般書架の手前左の棚にはCDもあります。3階には資料はなく、読書室と視聴覚室があります。

1階入口からカウンターまでの通路がとても広く、棚が密集している区画とそうでない区画にはっきり二分している印象です。本棚をぶらぶら眺めるブラウジングをするというより、本がある場所と閲覧する場所をはっきり分けるタイプのデザインは、古い図書館に多いのですが、あらためて調べてみたら、2012年1月に小岩図書館が新しく移設された現在、この小松川図書館が江戸川区立図書館の中で一番古い建物なんですね。その分確かにバリアフリー面は弱く、エレベーターがなかったり、車椅子で入るには狭い個所もありますが、1階の広い通路に車椅子優先席を設置するなど、この施設でできる工夫をしてくれています。

§ 1階の様子

一般書架のうち、1階にあるのは小説・エッセイや文庫本。日本の小説は、著者苗字の頭文字で分類しているものの、完全な著者名五十音順にしているわけではなく、著者名が「ア」で始まる著者なら、主だった著者は見出しをつけて、その他は「ア 見出しのない著者」という分類の中に入れています。また、複数の作家による作品集は、タイトルの頭文字で分類されて、その頭文字の「見出しのない著者」に並びます。例えば、6人の小説家によるオムニバス小説本『I love you』(アイラブユー)は「ア 見出しのない著者」に置かれるという具合。外国小説は、「中国文学」「英米文学」「ドイツ文学」といった具合に国・地域別に分けたうえで、著者苗字の頭文字で分類されています。こちらも同じ頭文字内での並び方に決まりはありません。

入口入って左側の書架の窓際には、大きな文字で読みやすい大活字本が並んでいます。小説だけでなく、薬の事典や国語辞典、パソコンノウハウ本といった実用本もありますよ。右側書架の奥にあるティーンズコーナーは、ピンクの見出しで男子には入りにくい空間かも(笑)。ティーンズコーナー入口で配布している「Patter Patter Paper」は、区内の高校生・大学生・専門学校生スタッフが誌面作りに参加していて、中高生はもちろん大人が読んでも楽しい広報誌です。大人もぜひ!

カウンター前の家事関連本や健康関連本の棚は、棚と棚の間が狭いです。誰か棚を見ている人がいるとすれちがうのが難しいくらい。声を掛けたりして、マナー良く利用したいところです。料理の本は、「アウトドア」「ガイド・レストラン」といった大きなジャンル分けもあれば、「つまみ」「漬物」といった細かい料理などでも見出しがついているし、医学の棚も「うつ」「肝臓病(肝炎・肝がん)」「高血圧」「高脂血症・コレステロール・中性脂肪」「通風」「糖尿病」等、病名で見出しがついているので便利ですね。それと、雑誌は2階ですが、女性誌のバックナンバーの一部は1階カウンター前の家事関連本と一緒にあるので、それらを利用したい人はお見逃しなく。

児童コーナーは床も明るい色でにぎやかな雰囲気ですね。壁から吊り下げられた可愛いモビールが出迎えてくれるけど、決してごちゃごちゃした感じではない、メリハリの効いているエリアです。児童コーナー内の配置は、向かって左側が絵本や紙芝居、右側が読み物やちしきの本。壁周囲にあるちしきの本の棚上部には、ジャンル名が大きく書かれていて、何がどこにあるのかわかりやすいです。

カウンターの端には、子どもが面白かった本を投稿できる「この本面白かったよ」の用紙と投稿されたもののファイルが置いてあります。新しいものは絵本コーナー内に展示されているので、そちらもぜひ。「この本面白かったよ」のいいところは、用紙がA4と大きいこと。子どもたちが面白かった本について、文章と絵を存分に使って書いています。いろいろなおはなしを読むのも楽しいし、それについてあれこれ書くのも楽しいんですよね。

絵本は、日本のおはなしも外国のおはなしも合わせて、絵を描いた人の頭文字で分類されていますが、完全な絵を描いた人名五十音順ではなく、頭文字1文字で分類して、主だった絵を描いた人は見出しをつけ、その後に見出しのない絵を描いた人を並べているような形です。でも、有名なシリーズでも、絵を描いた人の名前って言われるとわからなかったりもしますよね。そんなときのために、絵本の棚の側面には、「ぐりとぐら」「バーバパパ」「ムーミン」といった主だったシリーズの絵を描いた人名・分類番号がわかる表を貼っています。

児童読み物は、日本、英米、ドイツ、フランスなど、著者の国・地域別に分類した上で、著者の苗字の頭文字で分類しています。こちらも絵本と同様、完全な姓名五十音順ではなく、同じ頭文字内での並び方に決まりはありません。対象年齢で棚を分けたはしていませんが、低学年向けの本には猫の顔の黄色いシールが貼られているので、それが本選びの目安になります。シールを目安にしつつ、面白そうな本を見つけたら、高学年向けの本にチャレンジしてみてもいいですよね。

§ 2階の様子

2階も、新聞・雑誌コーナーや参考図書(辞典類)コーナーは比較的ゆったりしていて、一般書架は椅子もほとんどなく書棚がずらっと並ぶかたちです。一般書架の案内が三段階になっているのがとてもわかりやすく、まず書棚の側面にその列に収められているジャンルが書かれており、更に棚上部にその棚に収められているジャンルを掲げ、またまた更に本の間に挟むタイプの見出しで細かい配置がわかるというかたち。棚側面や本の間に挟むタイプの見出しは、どこの図書館でも設置してくれていますが、その中間にあたる棚上部のガイドがあることで、初めて来た人でも読みたい本がある場所の絞り込みがスムーズにできると思います、

本の間に差すタイプの見出しは、基本的には分類番号+著者名頭文字で、例えば鈴木という人が書いた経営管理(336)の本なら「336 ス」になるのですが、経営管理のようにいろいろなキーワードが含まれる本の場合は、キーワード名の頭文字で分類しています。「経営管理」のうち「財務会計」に関する本は(“会計”の頭文字をとって)「336 カ」、「経理」に関する本は「336 ケ」、「国際会計基準」に関する本は「336 コ」、「ビジネスマナー」に関する本は(“マナー”の頭文字をとって)「336 マ」といった具合。336.1、336.2…といったように分類番号を細分化するやり方と比べて、この方式のいいところは、新しいキーワードが登場したときに番号の系統立てに悩まずに増設しやすいことだと思います。特にビジネス本など、新しいキーワードが次々登場するジャンルでは、今必要とされている本に辿りつきやすいはず。利用者の皆さん、ぜひ活用してください。

2階の書棚の真ん中辺りには、小さい地域資料コーナーがあり、小松菜の本もなどもここにあります。そう、小松菜は江戸川区小松川付近で品種改良して栽培され始めた野菜で、名前も小松川の地名からきているのですよね。といっても、小松川図書館は住所でいうと「江戸川区平井」で、小松川図書館のすぐ南からが「江戸川区小松川」です。地域資料の棚の側面では「江戸川区文化財 史跡探訪マップ」を配布しているので、図書館の行き帰りに時間があったら、ちょっとお散歩するのもいいですね。

§ 近くの学校の気遣いも

小松川図書館は小松川高校のグラウンドに隣接していて、夏休み期間に3階の読書室で本を読んでいたら外から部活の声が聞こえてきて、ついついそちらに気を取られてしまいました(笑)。遊んでいる歓声とかだったらそんなに気にならないのですが、テニス部のすっごく気合の入った掛け声だったので。夏休みに利用する方は、気合に負けない集中力を覚悟してください(笑)。

でも、この点に関しては、閲覧室入口に小松川高校の校長とテニス部顧問からのおことわりが掲示してあります。教育なのでご容赦くださいとのメッセージと、部活の時間(平日は15:30から17:15まで、土日は届け出たときだけ8:30から17:00まで、部活を行っているそうです)についての説明。こういうのがあるとこちらも我慢しようという気になるし、むしろ応援したくなりますね。読書室にいる利用者も、この気合の入った掛け声に負けずに利用することで、集中力が鍛えられるかも?!小松川高校のテニス部さん、頑張ってください!

江戸川区立小松川図書館 データ

住所東京都江戸川区平井1-11-26 →大きい地図を開く
Tel03-3684-6381
開館時間9:00~21:30
定休日第4月曜(祝日は開館し、翌日を休館。振替休日は休館)
年末年始
最寄駅JR総武線 平井駅から徒歩18分
最寄バス停 「小松川三丁目」停留所から徒歩4分
都営バス 錦25(葛西駅前~船堀駅前~錦糸町駅前)
都営バス 錦27(小岩駅前~錦糸町駅前~両国駅前)
都営バス 平23(葛西駅前~平井駅前)
都営バス 平28(東大島駅前~平井駅前~平井操車所・東大島駅前循環)
都営バス 亀26(今井~亀戸駅前)
駐輪場建物入口手前左に駐輪場あり
駐車場なし
所蔵資料
図書所蔵数2014/04/01現在 90,385冊 出典『江戸川区図書館 事業概要 平成26年度』
漫画あり
外国語新聞The Japan Times/International New York Times(英語)あり
外国語雑誌なし
外国語図書なし
外国語児童書なし
外国語絵本児童ちしきの本の83の棚に、英語絵本5冊ほどあり(数字は開架の冊数)
音声資料
CDカセットレコード
ありなしなし

試聴設備なし
映像資料
DVDビデオLD
なしなしなし
※ DVD・ビデオは広報DVD・ビデオを除いた市販ビデオ・DVDの有無を表しています
視聴設備なし
資料のリサイクル1階入口入って右に、除籍蔵書を提供するコーナーを常設で設置。1人10冊程度まで。
設備
検索機4台(1階3台、2階1台。全てタッチパネル入力機)
検索結果印刷機能あり
資料の複写1階カウンター向かって右にセルフ式コピー機あり。A4・B4・A3モノクロ10円、A4・B4カラー50円、A3カラー80円。
ブックポスト建物入口左に回り込んだところ(2つの自動ドアの間の空間の側面)にブックポストあり
自動貸出機なし
座席数一般用105席、児童用24席
1階児童用椅子席14席
児童用机席10席
椅子席5席
車椅子優先机席2席
2階新聞・雑誌コーナー(椅子)15席
参考図書コーナー(机)6席
椅子席3席
3階閲覧室(机)74席
飲食設備なし
ネット閲覧PCなし
データベース・CD-ROM閲覧なし
持参PC利用不可
児童用資料・設備等
紙芝居あり
布絵本紙芝居の棚の下にふかふか絵本と布絵本が少々あり。館内閲覧用。
児童向け視聴覚資料CDコーナーに児童向けCDあり
おはなし会乳幼児向けおはなし会月1,2回、子ども向けおはなし会月1回あり
靴脱ぎスペースなし
授乳室授乳室はありませんが、授乳したい方はカウンターにお申し出くださいとのことです
オムツ交換台オムツ交換台はありませんが、オムツ交換したい方はカウンターにお申し出くださいとのことです
その他児童向け資料・設備等1・2階の間の踊り場のお手洗い手前にベビーベッドあり
バリアフリー
障害者用駐車場なし
エレベーターなし。図書館入口の段差はスロープがあるので車椅子で入れますが、図書館内にはエレベーターがないので、車椅子のままだと1階しか利用できない状態です。
車椅子用閲覧席1階入口入った右先に車椅子優先閲覧机あり
誰でもトイレなし
大活字本入口入って左の書架の壁沿いの棚に大活字本コーナーあり
視覚障害者向け資料開架を見た限りではなし
拡大読書器・老眼鏡1階カウンター前の記載台に老眼鏡あり
1階カウンターに新聞レンズあり
対面朗読室なし

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