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足立区立花畑図書館 訪問記

last visit:2010/02/18

足立区立花畑図書館は、団地の広がる足立区花畑にある図書館。この花畑在住の直木賞作家がいらっしゃるので、花畑図書館内にも特設コーナーが設置されています。花畑図書館に通っていれば、いつか会えるかも?!足立区立図書館の中で、担当しているテーマは「花と緑」です。

§ 図書館の場所

花畑図書館は、最寄り駅の谷塚駅からも竹ノ塚駅からも、徒歩で30分以上かかります。竹ノ塚駅から徒歩で行くとしたら、東口を出て、日光街道に出るまでひたすら東に進みます。日光街道に出たら、それを右(北)に進み、保木間四丁目交差点で右折、二つ目の信号で左折、左にコープとうきょうがある先の角で右に曲がると、花畑図書館のある花畑地域学習センターが現れます。建物の側面上部に足立区のマークが見えるので、それを目印にしてみてください。

そんなに歩くのが嫌という方は、東武バスで「竹ノ塚駅東口」停留所から竹16の「花畑団地」行きに乗ると、「花畑三丁目」停留所から徒歩6分。その次に近いのが、「竹ノ塚駅東口」停留所から竹15の「花畑団地」行きに乗り、「団地入口」停留所から徒歩7分。この2路線は、竹ノ塚駅東口の同じ乗り場(1番)から出ているので、そこで待って先に来たバスに乗るのがいいと思います。

ちなみに徒歩で行くと、日光街道沿いに「十勝甘納豆本舗」という大きな和菓子のお店があり、私すご~く気になっています。気になっているだけで、まだ入ったことがないのですが、ご存知の方がいらっしゃったら、お薦めの和菓子などぜひ教えてください(笑)!

§ 図書館内の様子

花畑図書館は花畑地域学習センターの3階。3階の図書館エリアの入口が、図書館全体のちょうど真ん中にあたっていて、入口近い中央部分に新聞・雑誌コーナーやカウンター、入口の奥に一般書架、入口右から手前方向に折り返したところが児童コーナーという配置です。縦長の敷地に、一般書架、新聞・雑誌コーナー、児童コーナーと並んでいる形。

3階全部が花畑図書館なので、結構広いです。アクセスが悪いので、主な利用者は近くにお住まいの方でしょう。比較的空いているので、ゆったりと読書することができますよ。

§ 児童コーナー

児童コーナーに入った最初の印象は、児童コーナーにしては棚の高さが高いなあと。一般書架もそうなのですが、壁沿いの棚は結構上の方まで段があり、壁から離れて並んでいる棚が163cmの私よりやや低いくらい。平均的な児童コーナーの棚って、一番高い棚がここでいう低いほうの棚くらいなので、何となく児童コーナーっぽくない印象を受けてしまいます。もちろん、児童コーナーの高い段にある本は上級生向けの本になっていたりと、不便さは感じさせないようにはなっています。

児童コーナー右奥の「おはなしのへや」は、靴を脱いであがれる広い小部屋。壁の周囲にある木製のベンチの下が引き出しになっていて、そこに絵本が収納されています。ノンタンシリーズの絵本の引き出しにはノンタンのシール、アンパンマンの絵本の引き出しにはアンパンマンのシールと、内容を示すシールが貼ってあるので、字を読めないお子さんでも中身がちゃんとわかりますね。

棚の高さのせいもあるのでしょうが、工作などにあふれる子ども子どもした空間というよりは、素敵な絵本画が額に入れて飾ってあったりして、ちょっと知的な児童コーナーという感じ。児童コーナーと一般書架の雰囲気がそんなに違わないので、花畑図書館に通う子どもは一般書架の本を読み始めるのも早いかも?!

§ 一般書架

一般書架に行くと、まず一番手前が花畑図書館の特色コーナー「花と緑」。足立区立図書館は各館でテーマを設けているのですが、それがこのコーナーですね。花や緑に関する本って、生物学的な資料、園芸に関する資料などあって、日本十進分類法で分けると違う場所に置かれてしまう。花畑図書館ではそれらをこのコーナーに集めて置いています。

棚にある本を見ると、花や木を育てる本はもちろん、「花を訪れる」に花の鑑賞をテーマにした旅行ガイドを置いてあったり、「花を詠む・詠う」に花を主題にした短歌の本があったり、押し花の本、いけばなの本など様々。育てる本だけだと利用する人も限られてしまうでしょうが、「花と緑」から連想される本がこうして並んでいると、誰でも何かしら興味のある本が見つかるかもしれませんね。

その隣の棚には、ビジネス関連コーナー。ここにあるのは企業や実務に関する本で、職探しに関する本は、雑誌ラックの左から3番目の棚の上にあります。ちょっとわかりづらい配置ですね。

企業や実務に関する本のほうも、企業のCSRレポートがあるのはいいけど全て2006年のものだったり、コーナーを作ったときには一生懸命資料集めをした気配があるけど、今はそのパワーがないのでは、という気が。。。ビジネスは変化のスピードの速いジャンルですし、せっかく特設コーナーを作るなら、現在も使える棚になって欲しいなと思います。

一般書架を見ていてちょっと不思議だったのが、全体的に棚にあまり見出しがささっていないのに、特定のところになるととても細かく見出し分類してくれていること。例えば、音楽の本の並びから何の仕切りもなく演劇の本が並んでいるのに、料理の棚は「食事」「鍋」「めん」「スープ」「マナー」「和食」「ドレッシング」等々、細かく分類されています。スポーツの棚は、「野球」「サッカー」「ゴルフ」「その他の球技」のみ分類分け。医学も病気別に分類されていましたね。

この、全く仕切りのない棚もあれば、やたらと細かく仕切りで分類している棚もあるというのは、ニーズに応えてのことでしょうか。そういえば、短歌・俳句の棚も、和歌・短歌は緑丸、詩は赤丸、俳句は黄丸、川柳は青丸、と色別シールで分類されていました。上に挙げた料理・手芸、スポーツ、医学は他の図書館でも割と細かく分類されていることが多いのですが、詩や俳句短歌をシール分けしているって珍しいです。このジャンルを利用する人が多いのかな。

ちょっとしたことだけど気遣いを感じたのが、検索機やネット閲覧PCの向き。壁の近くにあるのですが、モニターを壁側に向けて置いてあるので、他の人から画面を覗かれにくいようになっています。私はあまり気にしないほうですが、病気や悩み事に関する本や情報を調べる場合、見られることを気にする方もいます。その際、検索機やパソコンがこういう向きになっていれば、覗かれる心配が減りますね。

また、図書館エリアの外になりますが、3階の階段・エレベーターの前に、リサイクル雑誌コーナーがあり、毎月2日から10日の10時から20時まで、保存期間を過ぎた雑誌をもらえます。おやと思ったのが「足立区民のみ一人2冊まで」という但し書き。他の足立区立図書館ではわざわざこのような断り書きはないので、足立区民でない利用者が多いのか?確かに場所的には埼玉県に近いですが、埼玉県の人がはるばる来るなら、竹ノ塚駅にもっと近い竹の塚図書館の方がいいような気が。まあ、かくいう私も江東区民なのにはるばる来てますが(笑)。

§ 直木賞作家が育った地

さて、私が「花と緑」コーナーより、"花畑ならでは"と感じるのは「朱川文庫」。直木賞作家、朱川湊人氏は大阪生まれの花畑育ち、直木賞を受賞した当時も花畑在住でした。今はどうなんでしょう、少なくともエッセイ等で引越しをしたという記述は読んだことはないのですが。

とにかく、朱川さんと花畑にはそんな縁があるので、花畑図書館の入口入って右に折り返したすぐそばの壁沿いに「朱川文庫」というコーナーがあり、彼の著作や地元ミニコミ誌に掲載されたインタビューなどを集めているのです。花畑図書館宛てに書かれた色紙もあるのですが、わりと子どもっぽい字なんですね(笑)。

展示されているインタビューを読むと、彼はこの花畑図書館や足立区中央図書館もよく利用するようですね。これを読んでから、花畑図書館や足立区中央図書館に行くと、ちょっと探してみてしまう私です(笑)。

インタビューによると、彼が小学校6年生のときにこの花畑図書館ができたそうなのですが、この際に学校の先生から「花畑図書館には行かないように」と言われたらしい。たぶん学区外にあたる場所をうろうろするなという意味だったのではと氏は言っていますね。ということは、花畑の中でも花畑図書館からはちょっと離れた地域にお住まいだったんですね。

また、中学校の先生の話によると、朱川氏は中学にして太宰を読みきっており、先生は「太宰ばっかり読んでいると死にたくなっちゃうよ、他のものも読みなさい」とアドバイスしたとか(笑)。まあ、確かに子供が太宰ばっかり読んでいたら心配かも(笑)。

作家になってからその地域に住んでいるのではなく、小さい頃からそこで育った人が直木賞作家になったというのは地域にとってもちょっとした自慢になりますね。ましてや今も図書館を利用してくれているということなら尚更。

朱川氏にとっても、子供の頃から利用している花畑図書館に自分のコーナーができるってどんな気持ちでしょうね。嬉しいやら恥ずかしいやらってところかな。利用者はともかく、職員さんなら顔見てすぐわかっちゃうでしょうしね。借りた本を見て、次の作品の方向がばれちゃうかも?! な~んて図書館での朱川氏の姿を勝手の想像してしまうのでありました(笑)。

足立区立花畑図書館 データ

住所東京都足立区花畑4-16-8 花畑地域学習センター3階 →大きい地図を開く
Tel03-3850-2601
開館時間9:00~20:00
定休日月末日(土・日曜・祝日の場合は開館し、直前の金曜に休館)
毎月1回施設点検日
12月28日~1月4日
最寄駅東武伊勢崎線 谷塚駅から徒歩33分
東武伊勢崎線 竹ノ塚駅から徒歩36分
最寄バス停「団地入口」停留所から徒歩6分
東武バス 竹15(竹ノ塚駅東口~花畑団地)
「花畑三丁目」停留所から徒歩6分
東武バス 竹16(竹ノ塚駅東口~花畑団地)
東武バス 綾40(綾瀬駅~花畑団地)
駐輪場建物入口手前に駐輪場あり
駐車場建物西側に第一駐車場(一般用4台分、障害者用1台分)、北側に第二駐車場(一般用14台分)あり
備考Facebookページあり
所蔵資料
図書所蔵数2015/03/31現在 70,426冊 出典『足立区の図書館 平成28年』
漫画あり
外国語新聞The Japan Times/International New York Times(英語)、日本新華僑報(中国語)あり
外国語雑誌なし
外国語図書なし
外国語児童書なし
外国語絵本英語絵本あり
音声資料
CDカセットレコード
なしなしなし

試聴設備なし
映像資料
DVDビデオLD
なしなしなし
※ DVD・ビデオは広報DVD・ビデオを除いた市販ビデオ・DVDの有無を表しています
視聴設備なし
資料のリサイクル除籍蔵書を提供するコーナーを期間限定で設置。毎月2~10日の10:00~20:00。足立区民のみ1人2冊まで。
設備
検索機2台(キー&マウス入力機1台、タッチパネル入力機1台)
検索結果印刷機能あり
ブックポスト建物入口右にブックポストあり
自動貸出機なし
座席数一般用56席、児童用39席
おはなしのへや(椅子)20席
児童用椅子席11席
児童用机席8席
新聞・雑誌コーナー(椅子)15席
椅子席17席
机席24席
飲食設備花畑地域学習センター1階に飲食自販機2台あり
ネット閲覧PCネット閲覧PC1台あり。9:00~19:30までの申込みが必要で、00分と30分を区切りに、30分単位での利用。次に待っている人がいなければ延長可能。
データベース・CD-ROM閲覧なし
持参PC利用不可
その他設備
  • 館内用ブックカートあり
  • 花畑地域学習センター1階入口入って左に公衆電話あり
児童用資料・設備等
紙芝居あり
布絵本なし
児童向け視聴覚資料なし
おはなし会乳幼児向けおはなし会月2回、子ども向けおはなし会月3回あり
靴脱ぎスペース児童コーナー入って右奥に絨毯敷きのおはなしのへやあり
バリアフリー
障害者用駐車場建物西側の第一駐車場に障害者用駐車場1台分あり
エレベーター建物入口入って左先にエレベーターあり
車椅子用閲覧席なし
誰でもトイレ各階の男女トイレの手前に誰でもトイレあり
大活字本一般書架の真ん中付近の22番の棚に大活字本あり

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