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城南タイムス編集室 編

大田区の一部で配布している城南タイムスが1999年に作ったこの本、大森蒲田にまつわる人や場所が50音順にずらっと並んでいます。新書サイズ程度の小さい本ですが、こういうのは丹念に見ていくと掘り出し物情報があったりするんですよね。

私にとって収穫だったのは、大森西図書館の北を流れる内川の項。この川はBlog版で「哀愁ただよう川」だと教えていただいて、大森西図書館に行ったついでに眺めてきたのですが、どこから流れてくるのかよくわからず(地図で見ても唐突に川が登場していて源流がわからない)、川面を見ると海側から逆流しているように見えて、ちょっと謎の川だと思っていたのです。

そんな内川は、この本によると、もともと北馬込2丁目にあった沼地を源流に大森日赤病院横を通っていた川なんだそうです。今は中央3丁目30番以前の流れは完全に埋立てられそれ以降の流れしか残っていない。それが私の見てきた内川だったんですね。途中のある地点から源流までを埋立てちゃうってのも何だかすごいですね。

そんなわけで今は大雨の日に下水溝から溢れ出た汚水が多少水源となっている程度だとか。当然流れも滞るわけで、臭いから地下に埋めて下水道にするという計画も一時期あったものの、水質浄化装置を取り付けて川を保存することにしたと。大森学園高校よりちょっと海側くらいのところであぶくが立っているのも謎だったのですが、あれがきっと浄水装置なんですね。

大した謎じゃなくても、素朴な疑問が解けるってのはすっきりしますね。今度そばを通ったら現在の川の始まりあたりをもっとじっくり見てこようとか思ったり、知ってから見るとまたいろんなことに気づいたりして。地下に埋められていたかもしれないという経緯を思って眺めれば哀愁も一入かも。

ちなみにこの本は大田区立図書館17館のうち14館で所蔵しています(2008/11/27現在)。皆さんも地元の図書館の地域資料コーナーでタウン誌編集室が発行している本などないか探してみると、以前から抱えていた素朴な謎が解けるかもしれませんよ。

<取り上げた資料>
大森蒲田ことがら事典
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