東京図書館制覇!へようこそ

東京図書館制覇!

東京23区の区立図書館約250館を全て制覇(訪問)し、現在は多摩地域、島しょ部の図書館巡りをしています。いろんな視点での図書館ランキングやリストも掲載しています。
トップ図書館訪問記墨田区墨田区立緑図書館 > 「夏の涼味・団扇(うちわ)展 江戸から東京まで」

CurrentIcon 「夏の涼味・団扇(うちわ)展 江戸から東京まで」

―2008年7月5日から8月10日までの展示
visit:2008/08/06

墨田区立緑図書館は1階にわりと広い展示コーナーがあり、1ヶ月間程度の企画展示を行っています。7月上旬から8月上旬にかけての展示は「夏の涼味・団扇(うちわ)展 江戸から東京まで」。私はその日北区中央図書館に行く予定で、あまりの暑さに通り道である緑図書館で雑誌でも読みつつ休んでいこうと寄ったのですが、そんな暑さの中の休憩にふさわしい展示がちょうど開催されていたというわけです。

この展示は京島在住の中内氏のご協力でされているとのこと、見ると戦中戦後に作られたと思われる団扇がずらり。ちゃんと団扇の形になっているものもあれば、団扇に貼られる前の図柄の状態のものもあります。ガラスケースの中に入っているので触れることはできませんが、この暑さだとぜひ使いたくなってきますね(笑)。

展示の目玉は「団扇に見る昭和の美女たち」ですね。昭和の女優が描かれた団扇が17点に、おまけで男優さんの団扇が1点ついて計18点。展示には団扇と番号が振られているだけで、何番が誰かというのは別に置いてあるチラシに書いてあるので、ちょっとしたクイズ感覚で楽しめます。吉永小百合や浅丘ルリ子、佐久間良子、美空ひばりは見てすぐわかったけど、あとは知っている女優さんもあるのにわかりませんでした。若い頃と今とでイメージが違う女優さんもいますしね。個人的な感想としては、八千草薫の絵がダントツできれい!

その他には「駒絵のある風景」というコーナーがよかったです。絵の中に小さい絵がある手法と言えばいいでしょうか、漫画やアニメなどで登場人物が頭の中で考えていることを吹出しの中に描くことがありますよね。それを団扇上で描いているものです。絵の中に絵を描くだけでなく、別の紙を貼りこんだりしているものもあって、可愛いんです。

時代を感じさせるものとして、「大日本國防婦人會」のたすきがけをした女性を描いた団扇もあり、そういう活動を広めるツールとして団扇が使われたりもしたのでしょうね。もっとも、こうした戦争画については中内氏の解説に、戦争前はよく見かけたけど、戦時下になったらおそらくそんな余裕もなくなってあまり見られなくなった、とあります。この団扇も戦争前に作られたものなのかもしれません。

描かれた絵はもちろん、取っ手部分も素材・形・柄がそれぞれ違っていて面白いです。現在よくあるプラスチックの取っ手に慣れている身には、昔の取っ手は少し重く感じるかもしれませんね。でも、きれいな曲線になっている取っ手は握りやすいような気もします。中には扇子のように房がついている団扇もありましたよ。

もっぱら扇風機に頼っている私ですが、こうしていろいろ見ていると団扇で扇ぐのも風流でいいよなという気になりますね。機能というより、小物や部屋の飾りとして使ってみるのもいいかもしれません。

Copyright(c) 東京図書館制覇! All Rights Reserved.